ひとりひとりの思春期(第2時) 〜受精〜 (第5学年:保健) 

1 ねらい  受精効率を上げるため、生物界には様々な工夫が見られることを理解し、ヒトの受精の概要を知る。

2 展開
学習活動・内容 教師の働きかけ
1 前時の学習を想起する。
・有性生殖と無性生殖

○前時に用いた図を提示し、分裂するのみで親子で体のつくりが同じ
無性生殖の生物と比べて、遺伝子を交換する有性生殖の生物は、環境
の変化に適応しやすいことを想起させる。
2 魚や哺乳類の産卵数を予想し、
受精効率や生存率との関係を考える。
・浮遊卵(マンボウ)・付着卵(メダカ)
・沈性卵(サケ)・胎生(イヌ・ウマ・ヒト)
・受精効率・生存率
・精子袋の交換(カタツムリ)
・精子カプセル(タコ・クモ)
・精包の授受(イモリ)
・体外受精・体内受精
・交接・交尾
・ペニスの獲得
○産卵数の予想を通して、それぞれの生き物は、その生活ぶりに合った
卵の生み方をすることに気付くようにする。

○その他の生物の生殖方法についても簡単に触れ、受精効率や生存率
をあげるため、生物界には様々な工夫があることに気付くようにする。
○体内受精の利点をまとめる。
3 人間の受精の仕組みを知る。
・性交・卵子・精子・卵巣・精巣
・排卵・卵管・子宮・着床
○模型を使って説明する。

<子供の反応>
・人間ってすごく不思議だ。卵子が出たらタイミングよく卵管采が降りてきてキャッチして、精子が来たら受精して、卵管が卵子を運んでくれて、子宮で育って生まれるなんて、不思議でたまらない。人間の体内は機械みたいだ。(男児)

・今日の勉強は僕が知らなかったものばかりだった。精子に卵子の膜を溶かす酵素があるなんて思いもしなかった。精子は運がよかったら卵子と会って子供ができるけど、運が悪かったら子供ができないから、僕の命もほとんどが運だと思う。

・受精すると精子のしっぽが取れるのは初めて知った。

・こういう勉強はあんまり好きではないけど、真剣に取り組んだ。

・女の人が赤ちゃんを生めるのは知っていたけど、どうやって精子を送るかとか、どこから生まれるのかとか知らなかったけど分かったので、赤ちゃんが生まれるのが楽しみだ。(女児)

・先生は本物そっくりの性器を作ってきていて、こんなことができるんだ〜と感心した。たくさんの課題を乗り越えていく受精はとてもすごくてまたまた感心した。人間の体は複雑なものだと思った。右の方に卵子が出ても、精子が左の方に行ったら精子は吸収されてしまうのは、とっても不思議でたまらない。(女児)

・ぼくのもとが精子だったなんて信じられない。(男児)

・今日の授業で初めて卵子の写真を見たのでとってもびっくりした。(女児)

・ペニスの後ろに縫い目があるわけが初めて分かった。(男児)

・マンボウが3億個も卵を産むなんて初めて知った。それが全部かえったら海がマンボウだらけになるので、かわいそうだけど、他の魚に食べられたりしてちょうどよくなると思った。(女児)

・3億個も生んでも運が悪くて一匹も育たないとかわいそうだと思った。生き物には、その生き物に合った産み方があるのが分かった。(男児)

・ぼくは今までなぜ世の中には男がいて女がいるのか不思議だった。人間で両性とかいても不思議じゃないと思った。生き物はみんな平等だと思った。(男児)

・体内受精だとあまり卵を産まなくてもいいので、人間の卵子の数は少ないのだと分かった。(女児)

・ワギナの中にペニスを入れると女子は痛くないのだろうかと思う。あと、精子をどうやって出すのかが分からない。(男児)

・男の性器の長いところが、女の体の中にもあるなんてすごくびっくりした。(女児)

・精子と卵子がくっついたらあんなに不思議なことがあるから人間はほんとに不思議だ。子供から大人になるまでにちょっと苦しいかもしれないけど頑張ります。(男児)



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