・・自分の毛で巣づくり(3年:道徳)・・  〓
【ねらい】
 生き物のもつ習性の意味や不思議さを知り、生き物を大切にしようとする心情を養う。 【3-(2)】


【本時の流れ】
 まずは、子ども達に身近(と思われる)、猫の習性の話をした。また、脚の上で抱卵する雄のペンギンの写真を見せたり、ペンギンミルクをやるペンギンの話をしたりした。
 
 そして、本能や習性という言葉を知らせた。それは、誰にも教わることがなくても、それぞれの生き物が自然に身に付けている行動の仕方であり、我々人間が変えることなどできないことを知らせた。

 その後、本時の資料を一斉音読させ、子どものために自らの毛を大量に抜く親ウサギ、巣の写真などを提示した。
 そして、気付いたこと、分かったことなどを発表させた。

 一部だが、真珠まりこ 著「もったいないばあさんと考えよう 世界のこと 生きものがきえる」(講談社)の読み聞かせをした。人間の欲望のせいで、たくさんの種が地球上から消えようとしているのは紛れもない事実であることを知らせた。

 最後に、今日学んで分かったこと、思ったこと、今後気を付けたいことをワークシートに記入させ、発表させた。



【評価】
ア 生き物のもつ習性の意味や不思議さに気付いたか、話合いの様子によって見取った。

イ 生き物との触れ合い方を考えたか、ワークシートへの記入によって見取った。


【準備物】
 掲示用写真
 ワークシート(児童数)



【子どもの反応】

<分かったこと>
 子どものために母が助けることが分かった。ウサギが自分の毛を抜いて、赤ん坊の巣を作るということが分かった。

 絶滅という言葉は伝説かと思っていた。

 生き物と人間はよく似ている。

 弱いウサギは襲われて死ぬことが多いから、産む数が多いのが分かった。

 自分の毛を抜いて赤ちゃんの巣を作るなんてすごく優しくて、自分のことじゃなく赤ちゃんのことだけ考えてすごいと思った。

 人間と同じで、お母さんが子どもを育てるのと同じだと思った。

 赤ちゃんにはおしっこをかけた手で触らなきゃならないんだなと分かった。

 自分はどうなってもいいから赤ちゃんを守っている。自分のことを気にせずウサギは赤ちゃんを産むと分かった。

 命を落としそうになっても子どものために頑張っているので感心した。

 痛い目にあっても、子ウサギにおっぱいが見えやすいようにしていることが分かった。

 動物は命のためにやりたくないことでもやって、子どもを守ることが分かった。

 ウサギやいろいろな生き物は自分の命を懸けてまで赤ちゃんを産んだり守ったりしているということが分かった。

 親ウサギは生まれてくる赤ちゃんに傷が付かないように、自分の体の毛がなくなるくらい使っているから優しいと思った。親ウサギが赤ちゃんを食べるのは、人間のにおいが分かるから、それぐらい自分の赤ちゃんを守ろうとするところがすごいと思った。

 親は、命がなくなるかもしれないのに、子どものために毛で巣を作ってくれて、子どもがすごく大事なんだなと思った。それに子どものためなら痛いことまでして守るって、すごく優しいなと思った。
 
 ペンギンやウサギなどいろいろな生き物には習性があって、赤ちゃんのためにいろいろなことを頑張っていることが分かった。
 
 人間が赤ちゃんを触ったら怒る時があると分かった。
 
 赤ちゃんを食い殺してしまうことが分かって良かった。
 
 どうしても赤ちゃんを殺さなければならない、そんないろいろな苦労や困難があることが分かった。
 
 赤ちゃんのために命の限界まで頑張って働いている。赤ちゃんを一生懸命守っている。
 
 ウサギの赤ちゃんを触る時は、嫌でもウサギのおしっこをつけて触ることが分かった。

 食い殺してしまうことが怖い。それほど母ウサギは子ウサギのことがとても大切なんだと思った。
 
 赤ちゃんのために母さんがとても工夫しているということが分かった。赤ちゃんに人間が触ると食い殺すことが分かった。

 ペンギンは何も食べないで卵を孵化させるからすごいなと思った。


<これから気を付けたいこと>

 ウサギの子どもを触らないようにしたい。

 ウサギも命懸けで産んでいるから、そのまま赤ちゃんを触らないようにしたい。

 動物たちのことを考えていきたい。

 生き物にも、触ってはいけない時や触っていい時、触っていいけない所、触っていい所があったりして、守るということが分かった。人間がやられて嫌なことは、生き物にもしない。

 ウサギや他の動物は、自分の大切なものをなくしたくないと思っている。

 自分がされて嫌なことは生き物にもしたらいけないということが分かった。

 人間のせいでいろいろな生き物が絶滅したり死んだりするので、生き物を人間と同じくらい大切にしたいと思った。

 自分の命も大切だけど、動物の命も大切にしないといけないことが分かった。

 これから生き物を大切にしたい。

 動物と人間は同じだと分かった。

 もしウサギを飼ったら、死なないようにしようと思った。

 食べ物を食べる時、その食べ物に感謝して食べたい。

 これからウサギを触る時は気を付けたい。

 生き物を大切にしたい。決して嫌なことはしない。
 

 生き物のもつ習性の不思議さについては、どの子もすぐに気付くことができた。どう触れ合えば良いかということについても、人間の欲望やわがままを中心に考えるのではなく、命がけで産んだそれぞれの生き物の立場に立って考えるべきだと気付いていた。

 人間と他の生き物の共通点を指摘する者もいたが、あまり時間に余裕がなく、それに関して深まりのある話合いができなかったのが残念だ。

 人間も含め、生き物は皆、同じ地球上に住む仲間であり、これからも互いの命を大切にしていってほしいと思った。


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Last Update : 17/Dec/2014
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