...つつが神楽祭(広島県安芸太田町)...

 

 きれいな紅葉を見ながら、中国自動車道を戸河内ICに向けて走った。
山全体が色付き、とても鮮やかだった。


第37回
つつがふるさとまつり
「つつが神楽祭」
 屋台もフリーマーケットもあった。歴史資料館もあり、とっても見学したかったが、「何はともあれ、良い席を確保しなければ・・・。」そう思ってチケット売り場へ。

 入場はチケットの番号順(購入した順番)なのだそうで、我々は248と249番・・・。「うぎゃお〜、ものすごく後ろってこと?」とがっくり来たが、248・9番目に入場してみると、真ん中付近は詰まっていたが、両端は結構空いていたので、前から3列目を確保することができた。

 本日の演目
1.四方祓い 三谷神楽団
2.大歳尊 梶原神楽団
3.四神 坂原神楽団
4 矢旗. 三谷神楽団
5.八岐大蛇 梶原神楽団
6.神武 坂原神楽団
7.塵倫 三谷神楽団
8.土蜘蛛 琴庄神楽団(友情出演)
9.紅葉狩り 原田神楽団(友情出演)

「四方祓い」三谷神楽団
動きがダイナミックで楽しめた。ベテランの貫禄があった。
+ 

「大歳尊」梶原神楽団
 梶原神楽団オリジナルの演目なのだそうで、各地のイベント主催者から、これを舞ってほしいと依頼を受けることも多いのだとか。大歳尊が、大和の豪族 長髄彦を降伏させ、家来にしたという史実に基づく舞。


「四神」坂原神楽団
 どんどん疲労感が滲み出てくる神があった・・・。ずっとずっと4人で舞い続けるので、どんなにか疲れたこととは思う。


「矢旗」三谷神楽団
 第15代応神天皇を英雄化したお話。






「八岐大蛇」梶原神楽団
 奇稲田姫は中一生が演じたそうだ。もうちょっと暴れまわって抵抗してほしかったが、奇稲田姫に限らず、スサノオノミコトも大蛇も、とても形式化されたきらいのある演目だと思う。

 
「神武」坂原神楽団
 こちらも大歳尊同様、神武が長髄彦と戦った様子を描いたもの。侵略を受け戦う長髄彦の方を悪者扱いし、神武の方を英雄視、これこそが神楽の本質なんだなと、これを見て初めて思った。

 思うに、日本の「神」には2種類あって、ひとつが自然神、そして今ひとつが為政者が人心を操るために意図的に信じ込ませた神と言う名の支配者本人。畏れ多く人知も及ばない、途方もなく偉大な本来の神と同列に扱わせることに、為政者としての傲慢さを感じる。
 

「塵倫」三谷神楽団
 翼のはえた鬼が、なんかかわいかった。仲哀天皇の家来が、異国から攻めてきた悪鬼を退治するお話。個人的には、仲哀天皇って、何か報われない、かわいそうな人というイメージがあったので、こんな武勇伝があるのが意外だった。






「土蜘蛛」琴庄神楽団
 若い人の多い神楽団で、スピード感があって楽しめた。演じる前に、副団長が、「これまで三谷神楽団をめあてに頑張ってきた、30年前、原田神楽団に初めて教わったのが、この土蜘蛛だった。自分たちも、つつが祭に呼んでもらえるまでにやっとなった。」など話したので、じーんとした。

 とにかく派手な舞台だった。琴庄神楽団の心意気が伝わってくる気がした。奏楽者達も、みんな力一杯やっていてかっこ良かった。




 

「紅葉狩り」原田神楽団
  やはり女形が出ないとね。きれいな着物と帯で華麗に舞う姿がかっこいいし、面の早変わりも見ものだ。メイクも気になる。だから、女形の出る演目は大好き。こちら、期待通りのかっこよさだった。優しげな顔のお姉さんが、恐い鬼に豹変する所なんて、見なくちゃ損。







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