月の桂の庭



    ★ ずっと休館中だった「月の桂の庭」が、2008年11月8日と9日の2日間だけ、7年ぶりに公開された!!

    ★ この庭、何十年か前に観たことはあったハズだが・・・・完全に忘れており、今回、初見の感動があった。
    
    ★ 狭いながらも工夫に溢れ、一分の隙もない、自信漂うかっこいい庭だった。

   7年振り、しかもたったの2日間の限定公開とあって、長蛇の列。

 25分おき、35人ずつの入場制限があった。
   背後には右田ヶ岳がそびえ立つ。
 
 右田ヶ岳が、どんなに魅力的なお山かというと・・・コチラ
http://yoshiko.client.jp//migita.html
を見てね( ^o^)
   一庭二景の枯山水庭園。
 東庭は般若の体を象徴し、南庭は神仙境を象徴したとされる。

 右田毛利家の家老、桂運平忠晴が、正徳2年(1712年)に造営した。

 石と砂・苔だけの庭園だが、伝統的な形式にとらわれないオリジナリティ溢れる作品。
 福田和彦は、その著書「日本の庭」で、
空前絶後の創意を示していて、他に類を見ない」と絶賛している。
 
 ちなみに、室町時代の典型スタイル、雪舟庭は、コチラを見てね。→
http://yoshiko.client.jp//ruri.html
 忠晴が兎の肉を絶ち、旧暦11月23日の欠けた月が出る夜に、
物事がうまくいくことを祈って行ったという「月待行事」が、
今も非公開で続いている。 
 奥の「兎石」と呼ばれるL字形の石は、これから満ちていく月を表している。

 旧暦11月23日の夜、ぴたりとこの上に月が現れるよう造られている。

 築地塀や庭門は奥に向かって少しずつ低くし、角も90度以上に組み、奥行きがあるよう見せている。
   この縁側も、手前が広く、奥が狭くなっており、遠近法によって奥行きを感じる造りだ。

 柱は、庭観賞の邪魔にならないよう、細い杉を面取して使っているそうだ。梁にも節目のないものが使われている。全てが計算され尽くした、何とも繊細な空間だった。

   ここは切腹の間。実際にここで切腹が行われたことはないらしい。

 ガラスケースの中の懐紙入れは、何代か前に京都四条家からお嫁さんが来た時の嫁入り道具だそうだ。
   切腹のための間なので、西を向いて切腹できるようにするなど「不吉な造り」となっているが、日常使いもできるよう、「不吉戻し」の工夫もあるそうだ。
   戸袋には、ふすま絵が見えやすいよう、傾きが付けてある。(上部が手前に出ている。)

 また随所に黄金比が用いられ、造りを美しく見せる設計となっている。
 伊藤博文の書らしいが、よく分からないので、「なんでも鑑定団」に出してみたいと当主が言っておられた。
 「円成実相」「兎子懐胎」「心月弧円」等々、知らなかった言葉を知ることができた25分間だった・・・。無学なのがちょっと恥ずかしかった・・・。

 説明をもう1回聴きたいと思ったが・・・・入れ替え制なので仕方なく、この家を後にした・・・。

    



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