健康とジェンダー 1 〜纏足(てんそく)〜 (5年:学級活動)


<学習の流れ>
 1 纏足の歴史、作り方等を知る。
 2 纏足の写真を見たり、小説の一節を聞いたりして、当事者の気持ちを考える。
   (参考:馮 驥才「纏足」、ユン・チアン「ワイルド・スワン」、岡本隆三「纏足物語」)
 3 感想を交流し合う。

<子どもの反応>

美人になるために、骨まで砕かなくていいと思う。身体を傷つけてまで美人にならなくてもいい。

痛がっているのに、やらなくてもいいんじゃないかと思うし、それならせめて麻酔をしてやればいい。「痛い、やめて」と言われてやめたのに、後になって親を恨むなんて信じられない。他にも知らない話があれば、いろいろ教えてもらいたい。

なぜ罪のない女子たちが足を変形させなきゃいけないのか、あのどこがいいのか、普通の足がもっといいじゃないか。立てるし歩けるし、走れるし、とても素敵で健康な足を持っているのに、なぜ、変な習慣を守ろうとするのか。自分たちも人の身にもなってみて、苦労を分かればいい。変形して何がいいんだ、生まれた足の方がいいじゃないか、ぼくはそう思った。

私は纏足に絶対反対だ。痛くても痛くなくても絶対いやだ。歩きにくくなって爪が食い込んで・・とにかくいやだ。考えただけで痛い。女性の価値を足の大きさで決めるのはおかしい。

先生は次から次に差別の話をしたので、びっくりした。こ〜んなにたくさんの差別が起こっているなんてひどい。でも世界中には、も〜っとも〜っといろんな差別が今でもあって、とってもひどいことが行われている。昔は今なんかよりも、とてもとてもひどくて恐ろしい差別があったんだ。考えただけでゾッとする。だから、これからも大人の人たちに差別のない世の中を作ってほしいし、私たちの時代も差別がないようにしていきたい。


 自分の願いを叶えるため、あるいは社会の要請に従って、痛い思いをしてまで持って生まれた身体を変形させるという習慣に、子どもたちはとても驚いていた。終末に、カレン族の首を真鍮で巻く習慣や、コルセットについても紹介したのだが、身体改造に価値を置く集団が他にもある(あった)ことに、子どもたちは更に驚いていた。質問もため息も飛び交い、健康とジェンダーを考える学習の導入としては、インパクトのある1時間だったと思う。
 
「健康とジェンダー 2」に 続きます・・・
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