+ + たばこのはなし(1年:学級活動) + +

<学習の流れ>

1 たばこの吸い過ぎによって黒くなった肺の模型を見た。

模型は、健康な肺と比較できるようになっていたので、1年生の子どもたちにも一目瞭然。たばこで身体が汚れることは、視覚的に理解できた。



 たばこの害、副流煙の害を知った。

学 習 内 容
 
1本につき5分30秒の寿命短縮
ニコチン、タール、一酸化炭素など、200種類以上の有害物質
喫煙が、ガンの原因の一つであること
ニコチンによる習慣性
1年でコップ1杯分ものタールの摂取(1日20本吸った場合)
酸欠の脳
気管支の炎症
オーストラリアのたばこの箱に貼られているポスター
副流煙にはニコチンが主流煙の約3倍、タール約3倍、一酸化炭素約5倍、アンモニア50倍、ニトロサミン(発ガン物質)は52倍
妊娠中の喫煙について


 本時の感想を話し合った。
前日に行った「クリーン作戦」で、道にたばこの吸い殻がたくさん落ちていたのを想起し、吸う人のマナーの悪さにも子どもたちは憤慨していた。(共通体験できていてよかった)
買い物中、歩きながら喫煙していた大人に火を当てられた子どももいた。
母親の喫煙で、妹が死産した経験を持つ子もいた。
私自身、こんなに身近に被害がはびこっているとは、予想していなかった。先進国の中で、日本は喫煙率が第1位であることなどを話し、主流煙はもちろん、副流煙にも充分注意するよう話した。
たばこは百害あって一利無しだということを重々伝えたが、それならなぜたばこが売られているのだろうと子どもたちは不思議がっていた。大人のひとりとして申し訳ない気がした。(実際、日本で消費されるたばこの大部分は、安い賃金の外国で生産されていて、そうした経済構造も高学年だったら大いに問題にしたいところではある。) 世の中には、地雷や爆弾や麻薬を作る人も売る人もいる、我々の社会には、善ばかりではない負の側面があることに、ちらっとだけ触れておいた。

<子どもの反応>
・たばこを吸うと危ないと思った。
・今見ていたら、大人になっても吸わないと思う。
・絶対あんなふうになりたくない。
・自転車で吸って、ポイって捨ててる人を知っているよ。
・山に捨てると山火事になる。
・うちの前のみぞに捨ててる人がいる。
・お父さんは、家でも車でも外でも吸う。
・吸わないでっていう看板を作ったらどうかな。
・電車は禁煙って書いてあるのに吸う人がいる。


 喫煙を誘われたらどうするか、保護者にやめてほしい時、何と言うか、ロールプレイした。

ロールプレイ前、子どもたちは、「こんなことを言おう。」と、それぞれ心の中に秘めて臨んでいるのだが、予想外の発言を相手(私よ。=口達者なの)がすると、もう混乱してしまって、うまく切り返せない子が多かった。しかし、こうした経験が、自分の考えをまとめ、表出する訓練になることは間違いないし、よりよく生きるために、いつかは役に立つだろうと思う。(以前に比べ、随分上手にはなっているんだけどね=ろーるぷれい。)

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 <終わりに>
家族に吸う人がいる家は、25軒中16軒で、その子たちは、家族の健康や自分自身の健康をとても心配していた。帰宅してすぐに今日の学習を保護者に話した子もいたが、保護者は「は〜ん。」とか「分かった分かった。」と言っただけで、その後もまた吸っていたそうだ。子どもは、とても残念がっていた。

<子どもの反応>
お母さんは、朝と夕方、1本ずつ吸っているけど、「一口にしてね。」とお願いしたよ。もう癖になっているから、だめかもしれないけどね。
お母さんも鬼になって、お父さんに言ってくれたよ。
お父さんは、誕生日にもたばこはやめるって約束したのに、いつも破るよ。

子どものためにも、大人は頑張らなくちゃならないと思う。


翌日、アーニ出版の「タバコいや!の絵本」の読み聞かせをした。難しい言葉もたくさん出てきたが、終始、真剣な態度で視聴した。子どもって頼もしいっ!!



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