大切な心とからだ(2年:学級活動)
  
 2年生の学級担任から、「最近、一部の男子が性に関する話題を面白がったり、
用事を思い出した時などパンツ1枚であろうとも用事を優先させたりすることがある。どうしたら良いだろうか。」と
相談を受けた。そこで、学級活動の時間に「プラ-バシー」や「プラーベートゾーン」の大切さについて指導を行うことにした。
主 眼  プライベートゾーンについて知り、自分や他人の心と体を大切にしようとする意識をもつ。


授業の流れ
 本時の課題「どうすれば、自分と友だちの心とからだを大切にできるか考えよう」を知らせ、「プライベートゾーン」「プライバシー」の用語の意味を教えた。
 ここでは、水着を着た男女の図を示し、水着に隠れている部分と口を「プライベートゾーン」ということや、赤ちゃんの誕生に関係する特別大切な所だからこそ隠されていること、強く当たったりするととても痛いことなどを知らせた。
 そして、ここを大切にしないと、心の「安心・自信・自由」も脅かされることなどを伝えた。
 プラーベートゾーンに関する出来事、ケース1と2を提示し、この場合どうすれば本人や見ている人の心と体を大切にすることになるか、グループで話し合わせた。

 ケース1「水着に着替えている途中、宿題を出していないことに気付き、パンツ1枚の姿で先生のところに宿題を出しに行った。」

 ケース2「体育の授業の前、なかなか着替えない友達のズボンを脱がすのを手伝った。」
 本時の学習で分かったこと・今後気を付けたいことをワークシートに書き発表させた。



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   【指導上留意したこと】
授業の中で、自分と友達の心と体を大切にするためには、プラーベートゾーンを人に見せたり見られたり、
触ったり触らせたり、叩いたり叩かれたりしてはいけないことを確認し合った。

グループでの話合いでは、約8分間、2つのケースについて3班ずつ話し合わせた。
その後、自分達で考えた解決法を発表し合わせることで、
「安心・自信・自由」を守るための具体的な方法を考え合うことができるよう図った。

「安心・自信・自由」については、いつもこの3つを大切にして生活してほしいことを伝えた。

そして、困ったことがあったら、信頼できる大人に必ず打ち明けることを約束させた。

【評価】
 問題の場面について、どうすれば心と体を大切にすることができるか考えたか、グループでの話合いの様子によって見取った。
 今後、何に気を付けて生活したいか考えることができたか、ワークシートへの記入によって見取った。

  

児童の反応(グループで話し合ったことの発表から)
【ケース1】
パンツだけだったら、すぐに水着に着替える。
着替えてから宿題を出しに行く。
見学者がいたら出してもらう。
着替え終わった人に頼む。先生に報告する。
服を着替える時間があったら後で出す。
早く着替えたら良かった。
宿題は、来てすぐに出す。
先に服を着て渡す。
女子なら男子、男子なら女子に頼む。(着替えるところが別なので)
時間があったら服を着替える。
【ケース2】
なかなか着替えなくても、絶対に脱がしてはいけない。
「体育に間に合わないよ。」と言えばいい。
いくら言っても聞かなければ先生に言う。
目をつぶって脱がす。・・・ これには、発表後、反対意見も多数出た。
注意する。
 
分かったこと・今後気を付けたいこと
今日から、先に宿題を出したかちゃんと確認する。(2人)
プライバシーも秘密にしておく。
プライべートのことがいっぱい分かってうれしかった。
宿題を出し忘れることがあるから気を付けたい。(2人)
プライバシーとプライベートゾーンということを知った。(2人)
プライバシーは個人の秘密と分かった。
いつもちゃんとした生活をするように気を付けたい。(2人)
プライバシーが傷つくことをして、人を傷つけてはいけないと思った。
プライバシーやプライベートゾーンを大切にしたい。(2人)
いつも話して着替えているから、今度からはやめる。
プライべートゾーンを触ったらいけないんだと知った。
プライバシーとプライベートゾーンは大事なんだと思った。(3人)
プライバシーの意味が分かった。
プライベートゾーンを見せないようにしたい。
 


着替えなどの場面で、あまり恥ずかしさなど感じないでいた子ども達も、
人前で過ごすマナーとして、プラーベートゾーンへの配慮をする必要があることを理解できたのではないかと思う。

中学年進級を前にして、自意識がどんどん育つこの時期、
自分や友達の心とからだの成長を楽しみながら、配慮も忘れない・・・そういう子どもになってほしいと思う。


【授業が終わると、「面白かったよ〜!」と言って、集まってきた子ども達】


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