- 原爆展 in K小 -

 日本は、大型核兵器による世界唯一の被爆国である。そして、我々の住む山口県は、広島、長崎に次いで、全国で3番目に被爆者の多い県だ。8月6日当日、隣県広島には、山口県からも多くの人々が働きに行っていたし、救援にも向かった。

 今回の授業では、まず、貴重な資料を貸して下さった岩国の森脇さんや「ゆだ苑」の紹介を行い、現在の世界の核保有状況について振り返った後、各資料について説明。子どもたちにも触れてもらった。そして感想を発表し合った。最後に私からは、平和学習の中で学んだことや感じたことを、自分の言葉で、1人でも多くの人に、語り継いでいかなければならないんじゃないだろうかと投げかけた。

 

ゆだ苑からお借りした山陽中学の生徒の服
 ズタズタに破れている。子どもたちは、着ていた人は亡くなったに違いないと口々に言っていた。名札の文字を読み取ろうと一生懸命になっていた。服の大きさから、自分たちと体格の違わない人も被爆したことを実感していた。
いろんなものが溶け合わさり、固まっている
 元が何だったのか、想像もつかないほど変形している。
被爆瓦
表面には気泡が浮き、ザラザラになっている。
 「これ、キリンビールって書いてあるよ!」
 「こっちの白いのはコップだったんだ!」
 たくさんのパネルに見入っていた。
 広島平和記念資料館で見た写真も、初めて見る資料もあった。長崎の写真に触れるのは初めての子どもがほとんどだった。







<子どもたちの感想>

・ 人間が真っ黒焦げになったり、無数のハエがついてたり、何もかもボロボロになって、広島が焼け野原になった。道に死体があったり、関係のない人も亡くなって、すごくかわいそうだ。
・ ぼくは、おばあさんについているハエが許せない。まだ死んでもいないのに。
・ 骨が山のように積まれて、何年もたって山で発見された。こんなに死んでいる。もう戦争はやめてほしい。
・ 背中がケロイドになったり焦げたり、もう骨になったりしてびっくりした。
・ 広島の人たちは、なぜこんな目に遭わなくてはならないのか。たくさんの人が死に、悲しんで苦しんだことは、何年たっても忘れてはいけないと思う。戦争はいけない。
・ 靴磨きをして、タバコを吸ってる子がかわいそうだ。
・ ピカドンで頭の毛が抜けて、つるとかハゲとか言われて我慢しているからすごいと思った。ぼくだったら絶対怒っている。頭の毛がなくなるのはピカドンのせいで、自分で抜いたわけでもないのに、ハゲツルとか言わないでほしい。
・ 小さい子が、自分らで食べ物を探して食べていた。どんなに小さい子でも自分で生きていけるんだなと思った。
・ 人間のするべきことではない。戦争なんか、なくなれ。
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