Yoshiko' review 1



★ 完璧なるネタバレですので、未見の方はご用心なさって下さいね。★

Index

         お           こ   さ  し      そ   review 2 へ   review 3 へ 



*
アーネスト式プロポーズ  イギリス映画。元々はオスカー・ワイルドの「THE IMPORTANCE OF BEING EARNEST」なのだが、邦題が飛躍してないかな。アイロニーが伝わってこないとでも言いましょうか・・。中世のイギリスの風景や上流階級の衣装や建物は、とってもきれいで楽しめた。空想部分が滑稽で、いかにもなドタバタ喜劇。
アース  野生動物の親子を撮影したドキュメンタリー。何だか、うちの嫁&孫娘と重ね合わせながら観た。
アイ・アム・デビッド  ブルガリアの強制収容所で育った少年の物語。終戦後までも、こんな収容所は各地にあったのだと言う。こんなことが許されていいはずもない。毎日が死と隣り合わせのデイビッド。12歳の少年にこれ以上の仕打ちがあるだろうか。だけど、外の世界は違っていた。デンマークに住む母を訪ねて旅する日々は、人間の心を取り戻していく日々でもあった。収容所の内と外のギャップがあまりに激しく、一観客の私でさえも何だか唐突と感じる場面が多かったんだけど、そこは子どもの適応力というものか・・・。
アイ・アム・レジェンド  ウィル・スミス。人類がほぼ絶滅したというのに、電気も水道も通じているし、食べ物にも移動にも困らない生活ができていることに、何か騙されたような気もした。エンディングもあまりにあっさりしていて、「あれ?これで終わり?」って感じだった。
アイアン・スカイ  コミカルでナンセンス。何も考えずに気楽に楽しめる、大人のマンガ。
アイアンマン2  中年の哀愁漂うロバート・ダウニー Jr。内容はアメコミそのもの・・。
愛してる、愛してない  「アメリ」のオドレイ・トトゥ、はまり役。サミュエル・ル・ビアンが片思いされた心臓外科医に。どこまでも、運の悪い人ってほんとにいるのだと思えて気の毒だった。この後、彼の平和な家庭はまたもや脅かされるのだろう。回想シーンや別人の視点で描く構成も面白くて、最後まで楽しめた。26歳の女性レティシア・コロンバニ監督のデビュー作。主人公アンジェリクに寄り添う医学生もいい味出していた。
愛情物語  原田知世のミュージカル。全盛期の角川映画。親探しの旅に出たけれど、生みの親は既にこの世になく、2度目の義父にも拒絶された主人公、旅で出会ったおじさんと信頼関係を築きながら、現実と向き合い力強く生きていく。心がほんわかする作品だった。
アイス・エイジ  子どもたちは喜ぶのかも。
アイス・エイジ2
Ice Age The Meltdown
 こちらも、お子様向け作品。
アイズ・ワイド・シャット  スタンリーキューブリック監督の遺作、しかもトム・クルーズとニコール・キッドマン・・・なのに・・・全然面白くないのはなぜ?長い、何と言っても尺が長過ぎ。2時間40分、どんな意味をなすのか分からないシーンが延々と。途中で限界を感じた。
愛という名の疑惑  映像もストーリーも90年代制作とは思えない古めかしさだった。サスペンスと言うにはストーリーが単純で謎解きの楽しさもない。ただ、リチャード・ギアもエリック・ロバーツも、筋肉ムキムキでかっこ良くセクシーだったのが救い・・・。美しいキム・ベイシンガーが、ストーリーが進むにつれ、どんどんおばさんらしくなっていったのが驚き。
愛という名の疑惑(2度目の鑑賞)  キム・ベイシンガーの演技は、ところどころやりすぎじゃないかと思うところもあったのだが 1回目に観た時と違って、彼女への同情も感じた。
アイランド  車は大破するわ、ビルは崩れるわ、ヘリコプターも列車もなにもかもメチャクチャになる大迫力。それにしても、ユアン・マクレガー、顔も変わったけど何だかすごい役者になっちゃって。「トレインスポッティング」でハチャメチャな若者を演じてた頃が嘘みたい。
アイ.ロボット  ウィルスミス。ストーリーもアクションも◎
アウト・オブ・サイト  ジョージ・クルーニー。ジェニファー・ロペス。かっこいいけど、中身が描き切れてないとでも言おうか・・・オーシャンズみたいなファッション映画。
赤ちゃん泥棒  ニコラス・ケイジのハチャメチャコメディー。ニコラス・ケイジって、あんなにムキムキだったんだ〜。
アカルイミライ  オダギリジョーのデビュー作。器用に生きられない4人の男を、オダギリジョーと浅野忠信、藤竜也、笹野高史が好演。2人の若者を理解できない中年2人、彼らもまた、どうしようもない苛立ちを抱えた若者時代があったはずなのに、それさえも思い出せず、ただへつらい、媚びながら近付いていく。「君の逃げる場所は夢の中か刑務所の中だ。」と叫ぶ一方で、川で異常繁殖した猛毒のアカクラゲに大喜びもする・・・。大人になれない、幼い4人の姿に、呆れ、驚き、辛くなる、そんな映画だった。
アクシデンタル.スパイ  いかにもジャッキー・チェンらしいアクション映画。おちゃらけ全開、全裸もいっぱい。
アクシデント 騙された女たち  このタイトルは内容と違っている。騙された女たちが主人公に見えないわけは、やはり脚本に問題があるのだろう。素材そのものはそこまで悪くはないのだろうが、調理法を間違えてとんでもなくまずい料理になった、そんな感じの映画だった。たくさんの人を悪意を持って騙し、人をも殺しておいて、たったの5年の刑というのも驚き。実話っぽく仕立てられているけど、リアリティのなさがあっちこっちで見受けられた。
悪魔を憐れむ歌  デンゼル・ワシントン。個人的な恨みを晴らすためなのか、人類破滅に追い込むためなのか、悪魔のやっていることがちょっとピンと来なかった。効果音も日本のホラー映画みたいで、何だか不釣り合いな気がした。
アザーズ  ニコール・キッドマン、さすがの存在感。お金のかかっていない映画だな〜っていうのが最初の印象だけど、彼女の演技にぐいぐい引き込まれ、それなりの形になった作品だった。同じテーマだけど、「シックス・センス」の方が楽しめた気がする。製作総指揮はトム・クルーズ。
アジョシ  ウォンビンが、かっこよかった。アクションもスタイルも笑わぬ演技もシビレる。短髪もロングも素敵。相手の悪役のボスは、ちょっとミスキャストじゃないかと思った。韓国映画らしく、血がドビューとほとばしるシーンが多く、時々うぐぅ・・・となった
阿修羅城の瞳  市川染五郎と宮沢りえ。惹かれあっていく鬼と人間。自分の出自に驚き、受け入れ、それでも相手を思う悲しい恋のお話。きれいなきれいな画面だった。樋口可南子も妖しい美しさ。音楽もかっこ良かった。
明日の記憶  渡辺謙。アルツハイマー病で、遂には妻の記憶までも失う男のストーリー。「これだけは忘れたくない・・・。」そう言って、妻の名を刻んだ焼き物が焼き上がった朝、妻の記憶は消え去った。人間とは、何なのだろう。貪欲に生きるばかりが人間なわけじゃないのだろう。宿命は変えられないし、どれだけのものを失っても、それでもできることをして生きていかなければならないのが人間なんだと思う。渡辺謙、迫真の演技。
アダプテーション  ニコラス・ケイジが二役を演じている。きっとチャーリー・カウフマンは一人の人間の多面性を描きたかったのよねっていう勝手な前提の元で観てたら、途中から話が急展開し、殺人まで起き、ハラハラドキドキのいかにもハリウッドな映画に方向転換。テーマは、「アダプテーション(適応)できない脚本家の苦悩」?それとも「現実とは異なるアダプテーション(脚色)の世界」なのかな?頭が混乱してきて、変な気持ちのままでエンドロール・・・。
APPLE SEED  アニメってかっこいい人ばっかり登場するのね。「世界初の3Dライブアニメ」なんだそうで、確かに動きがリアルで、光の具合だとかとても芸術的な絵だと思った。
アトミック・シティ  ドイツ南部NATO軍の核ミサイル基地がテロリストたちによって占拠。政治色の濃い映画かと思って観始めたが・・・オシャレなアクション映画だった・・・(=TェT=) 。
アドレナリン  ジェイソン・ステイサム名演。かっこいいのに三枚目もそつなくこなし、面白くて大笑いした。
アナザー・カントリー  うっとりするようなボーイソプラノの「木星」で彩られた映画。(ホルストの「惑星」はやっぱり名曲。オリジナルでもう1回聴き直したいと思った。)ビジュアル的にもなかなかで、特にケンブリッジの光景は懐かしく美しかった。ただストーリーは、同性愛者の葛藤みたいなものを期待してただけに、だいぶ期待外れ。
アナザヘブン  邦画。脳味噌のお化けはともかく、なんかこういう空しい愛って好き。
アバウト・シュミット  父権的で高慢で自意識が高い、相手の気持ちを推し量る想像力・優しさもない。全てが自分中心で意味もなく威張っている。そのくせ独りでは日常の細々したことに全く自信はない。怒りだけがあなたのエナジー。妻を失い、どんなに嘆いても、同情されず苦しんでも、それは全てあなたが選んだ人生。コメディだけど、コメディに見えない。それは私のトラウマゆえか?ジャック・ニコルソン、名演。
アバター  文明も科学も、良心に従わずして、何の意味があるというのだろう。見下すから嫌われる。まるで今の独裁国家アメリカそのままだ。個人主義の何たる醜さよ。崇高なもののために戦う尊さを知ってこそ、本当の命なのだと思った。
アバランチ・クラッシュ  雪山の麓の村が舞台のドイツ映画。パニックムービーという触れ込みだったが、ほとんどが人間ドラマで、終了前の30分でやっとパニックムービーの気配になった。しかもバッドエンド。何だかなぁ・・・。現実ってそういうものなんだろうなぁ。
アフター・インパクト  ドキュメンタリータッチと言うか、ディスカバリーチャンネルって感じの作品だった。その説明ばかりの展開に時々いらいらしたが、人類の危機を想像しておくことは大事だなと思った。
アフリカン・ソルジャー
少女兵士の戦場
 ドイツで歌手をしているセナイト・メハリの自伝の映画化。エチオピア支配下のエリトリアが舞台。生まれて初めて会う肉親の迎えに目を輝かせ修道院を出た少女が、やがてエリトリア解放戦線の兵士になり、最後はその部隊を脱出するまでの物語。着た切り雀の赤いワンピースがどんどん薄汚れ、穴まで空いていくのが切ない。彼女達には財産など何一つない。迎えてくれた肉親にすら疎まれ捨てられたのだから。内戦下では、大切にされるべき国の宝の子ども達が、ためらいもなく銃を持たされ傷ついてゆく。その中で純粋な心を失わず、自分を大切に生きた主人公アウェトを、黒人少女が熱演。孤児だったアウェトを大切に育て、マリアの肖像とパンを持たせて修道院を送り出したシスターは、こんな展開を予想したのだろうか。ラストシーンで、シスターに会いに行きたいというアウェトの独白にちょっと安心。応援したい。
アポカリプス シティ  貫禄のある役者揃いなのでサスペンス仕立てのわくわくするストーリーかと思ったら、全くシンプルで推理を働かせる場面もなく、登場人物も幼稚な人々の集まり・・・。TV番組みないな映画だった・・・。
アポカリプス・ナウ  円谷プロの特撮を思い出した。ストーリーも何だか古典的だし、人類が滅びるかという時にミツバチを探しに洞窟へ?助かるのも内輪だけみたいだし、どう見たって独善的なアメリカ市民の物語。
アメリ  フランス映画。ジャン=ピエール・ジュネって、こういう映画も撮るんだな。乙女チックで空想好きでいたずら好きなアメリとニノの物語。アメリみたいに独善的(善意をバンバン押しつける。=失意の未亡人へ、偽造した夫の手紙を送ったり)で、仕掛けまくり(他人の部屋に忍び込んで電球替えたり、足クリームと歯磨きペースト替えたり、道路に矢印描いてニノを誘き寄せたり・・・)で過ごせたら、どんなに毎日が楽しいだろう。。ファンタジックで楽しい映画だった。
アライバル・ファイナル・コンタクト  う〜ん、B級の中でも下の方の作品だろう・・・。音楽も脚本も素人みたいだった。我が身かわいさに世界中に未知の菌をばらまこうとする科学者なんて、ほんとうにいるのだろうか?
嵐の中で輝いて
  そんなにうまく物事が運ぶのか疑問に感じながらも、マイケル・ダグラスがあまりに一途で、ちょっと泣けた。
アリ   所々に実写が出てきて、事実に即した内容なんだと窺わせる展開。人種差別と向き合う場面が所々に描かれており、ちょっと前まで人種差別は日常の出来事だったのだと思い知らされた。
アルゴ  イラン革命時、テヘランのアメリカ大使館員達が監禁された事件が題材。ベン・アフレックって天才だ。「パール・ハーバー」の頃は、「なんでこんな役者が主役張れるわけ?」って不思議だったのだが、俳優としても監督としても、彼のよさが余すところなく表現されていた。イラン革命のドキュメント映像を織り交ぜながらストーリーは進行し、最後に、本物の当事者達のインタビューも挿入。ただ、それらは全てアメリカの視点で描かれているので、イラン人の話も聞いてみたいものだと思った。
アルティメット  リュック・ベッソン製作・脚本。「国が国民をだますはずがない、命を奪うはずがない。」そんな思考は何の意味もない。大きな権力に騙され続ける我々に一石を投じる作品だ。スタントもワイヤーもCGもなしのキレのいいアクション、ノリのいい音楽、肉体派男優、フランス映画。私の好きな要素満載で、面白くないわけがない!
アルティメット2  第1作に魅せられて鑑賞。う〜ん、主人公が、なんか饒舌になってきたなぁ。髪型が前より変だし・・。それに、ストーリーが予定調和的と言おうか、黒幕が初めから分かっているのでワクワク感がイマイチ。犯人の動機もハテナと思える部分があり、残念ながら前作を凌ぐ作品ではなかった。
アルマゲドン2009  「アルマゲドン2011」を観た後だったので、かなりマシな気がしたが、CGは素人っぽさが出ていたし、地割れに落ちても運よく助かったり、アメリカ大統領に何度も会って説得とか、「アルマゲドン2011」同様リアリティが感じられず興醒め。
アルマゲドン2011  主人公が去った直後にそれまでいた所が爆破されるとか、家族を探していて偶然会えるとか、都合良過ぎな場面が多く、リアリティがなくて興醒めした。結末も何ら感動がなかった・・・。
アレキサンダー   「トロイ」みたいにがっかりするのかな〜と、あまり期待しないで観たが、映画館で観るにふさわしい迫力と映像美&役者もみんな熱演で楽しめた。ジョナサン・リース・マイヤーズの出番はもっと多くしてほしかったよ!若き日のプトレマイオスももっと存在感出した方がよかったかも。父親への憎しみや母親へのコンプレックス、また、どんなに男同士の愛情が崇高で敬愛に満ちていても、結局は子を産む女性とだけしか結婚できない苦悩だとかも盛り込まれていた。ストーリーは端折りに端折ってあったけど、観たいポイントは描かれてたし、歴史ものだからこのへんは仕方ないと思った。
アレックス・ライダー  イギリスの子どもスパイ映画。少しだがスパイグッズもあるし、楽しく鑑賞できた。ユアン・マクレガーがあっという間に死んでしまう役で、ええっ?もう?・・と思った。
アンカーウーマン   ミシェル・ファイファーとロバート・レッドフォード。成功をつかむために、そして愛を成就させるために、精一杯走り抜けた女性の物語。仕事で彼女を支え、自身の仕事も貪欲に追究するロバート・レッドフォード、かっこよすぎ。あんなサポーターが私もほしい。クリント・イーストウッドじゃ、こうはいかない。彼女を理解する深いまなざしが、彼女の能力を最大限に開花させたと言って過言ではない。セリーヌ・ディオンの「Because You Loved Me」(挿入歌)もピッタリだった。
アンカーウーマン
(2度目の鑑賞)
 ミッションを果たすために、愛が必要だった、愛に支えられたからこそミッションを果たすことができた、そう思うと、この2人がもうカッコよくてカッコよくてたまらない。自分のキャリアとか名声とかそういうことじゃなく、どこまで人々に貢献できるかということが、人として生まれてきた使命なんだと思った。涙ボロボロだった。
アンタッチャブル  ケヴィン・コスナーとロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー。みんな渋いし、名シーンが多くて興奮する。何度観ても、なぜか新鮮。
アンダーグラウンド・インフェルノ  ドイツ映画。テレビ用の映画だったらしい。ライン川直下の地下鉄爆破現場からの脱出劇。ストーリーはシンプル。人物描写もシンプル。
アンブレイカブル  ブルース・ウィリス。「シックス・センス」を髣髴とさせる話。
A.I   愛を持つロボットを創造するなんて人間はなんて罪作りなのだろう。愛されたくても親に愛されない子供や、子供の心を満たすことのできない親が、世の中にどれだけいるのだろう。
*
イーオン・フラックス  シャーリーズ・セロンのキレのある動きが、かっこよかった。
イーグル・アイ  メインコンピュータが意思を持ち、人間に仕掛けてくるという見たことのあるストーリーで、新鮮味がなかった。シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ビリー・ボブ・ソーントン他、役者陣はよかった。アクション部分も多かったが・・・、カーチェイスの内容とか、現実離れしているし、妙に長い。そんなことしなくても、コンピュータが目的を遂げる方法なら他にありそう。そう思えば、全体的に間延びした感じ。
イエスタディ 沈黙の刻印  韓国映画。俳優がオーラのある人ばかりだった。アクションや音楽もなかなかよかった。
硫黄島からの手紙  クリント・イーストウッド監督。渡辺 謙。戦勝国の人間に、日本のナショナリズムがここまで描けるのか、理解できるのか、不思議な気がした。硫黄島では日米合同の慰霊祭が行われているそうだ。米兵サムに届いた母親からの手紙も日本兵に届く手紙も、何の変わりもないことが、さりげなく、しかし的確に盛り込まれていて、戦争を仕掛け続ける人間のクレージーさだけが、虚しく空回りする、そんな映画だった。投降する日本兵が一兵でもいてくれたこと、私は何だか嬉しかった。去年の冬に行ったベトナムのクチトンネルを思い出した。規模は全然違うけど、同じ発想で、同じ敵と戦っていたなんて、今まで全然知らなかった。(日本人なのにね。)現在硫黄島には二ヶ月に一本の定期航路もあるらしい。いつか行ってみたいと思った。
維新回天・竜馬伝!  宝塚歌劇宙組。龍馬は山口県にもゆかりの深い人物なので興味深く鑑賞した。時にコミカル、時にシリアス、日本の未来をとことん考えた龍馬の魅力が存分に描かれていて、踊りも素晴らしく、歌も絶品だった。が、ちょっとアイドル映画みたいな場面(観客に「キャー!」と言わせるための場面)があったのが、玉に瑕。まぁ、仕方ないけど。
イズント・シー・グレート  ベット・ミドラー、はまり役。泣ける。
一命  市川海老蔵の迫真の演技に引き込まれた。所作も殺陣も美しく、名実共に一流の俳優だと思う。坂本龍一の音楽も、リアリティのあるダークな色彩の映像も美しく、作品としての統一性があると言うか、完成度の高い映画だと思った。せつなくて哀しくて、最後まで、泣いて泣いて泣きまくって鑑賞。人権意識って、人は皆平等なんだという意識からしか成り立たないんだと思った。役所広司も好演していた。
いつか眠りにつく前に  クレア・デインズ主演。泣ける泣ける映画だった。脚本も演出も映像もとてもよかった。人生の終末を迎える人の気持ちを気高く繊細に描いていた。音楽も情感たっぷりで悲しかった。ハリスとアンの青春の場面も、雨の日の再会の場面も、胸キュンだった。人生に過ちなどない、その通りだと思った。I'll do my best. I'll be there.って、人をどんなに元気付ける言葉なんだろう。人生には希望と欲望がなくてはならないんだと思った。ヴァネッサ・レッドグレーヴ、いくつになってもきれいだ。ヴァネッサ・レッドグレーヴもメリル・ストリープも娘との共演だが、娘と共演できる女優って、そう多くはないだろう。
愛しのローズマリー  ドタバタコメディー。 人間中身が一番大事って訴えているようでいて、実は容姿端麗でお金持ちが一番なのよっていうメッセージにも取れなくもなく、なんだか腑に落ちない映画。
イングリッシュ・ペイシェント  なんて悲しい愛の物語。しかもクール。レイフ・ファインズ主演。脇役だったがウィレム・デフォーもワイルドで渋味のある役柄で、「ボディ」のマドンナの相手役の時よりよっぽどよかった。これぞデフォーって感じ。 景色も綺麗で、派手なアクションはないものの、じーんと来る作品。
イン・ザ・カット  シリアスなメグ・ライアンもなかなかいいのでは?40過ぎには見えないし!贅肉ついてなくて羨ましい。製作は、主役を降りたニコール・キッドマン。脚本・監督は、ジェーン・カンピオン。翻訳はいつもの戸田さんだけど、今回ばかりはウゲッっとなった。いくら下品な言葉だって、もうちょっと、うまい訳し方があるのではないだろうか?
インソムニア  アルパチーノ、かっこよし。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ  トム・クルーズとブラッド・ピット。配役がピッタリし過ぎて意外性がなかった。トム・クルーズもブラッド・ピットも無難な演技で美しかった。が、主人公はいったい誰なのか、ぼんやりし過ぎだと思う。キャスト表示の順番通り、トム・クルーズを主役にしたいのなら、この脚本と演じ方は違うよね。結局、トム・クルーズの存在感に監督も脚本家も引きずられた感がありあり。もうちょっと無名の俳優持ってきて、ブラピの良さを引き出した方がいい作品になっていたと思った。
インビジブル(1回目の鑑賞)  透明人間もの。「不可視の存在になっても、世で認められる働きはできるかも?」っていうのは淡い夢なのか?
インビジブル(2回目の鑑賞)  透明人間との戦いはテンポもよく面白いが、最初から最後まで誰の胸にも反省や悔恨、逡巡がないので深まりもない。
インセプション  映像や音楽は洗練されていてかっこよかったし、レオナルド・ディカプリオ演じるコブと妻との逸話も、まぁアリかなと思ったけれど、私利私欲のために人の心をコントロールしようとする発想が、そもそも変で、それが成功して家族と再会したところで、所詮犯罪者なのだという感情が拭えない。そのため最初から最後まで感情移入できない作品だった。どんなカーチェイスも撃ち合いも、夢の中での手前勝手な話だし、作戦が失敗したって仕切り直せる可能性は決してゼロではないのだから。
インビクタス 負けざる者たち  マンデラ大統領が政治にスポーツを利用した(新しい国家の統一のためにラグビーを引き立てた)のは理解できるが、まるでラグビーが大好きだから・・・みたいな描き方は、現実に迫れていないんじゃないかと思った。マンデラ役のモーガン・フリーマンははまり役。彼以外にこの役ができる人はいないかもしれない。マット・デイモンの目が幅の広い二重になっていたのが気になった。
*
ヴァン・ヘルシング  ヒュー・ジャックマン、リチャード・ロクスバーグ。 ドラキュラもフランケンシュタインもジキル&ハイドも狼男も、いろいろ出てきて話に参加しており、壮大なスケールのモンスター映画って言えるのかも。CGもかっこよく仕上がっていた。ドラキュラ役のリチャード・ロクスバーグ、えらくセクシーだった。
ヴィクトリア女王 世紀の愛  在位63年7ヶ月、とんでもない長さの女王の若き日の苦悩と葛藤の話。クラシカルな音楽も、庭園も宮殿も素敵で、一部の役者の大仰な演技を除いて、とっても私好みの作品だった。誰にも媚びない女王が凜々しくて、かっこ良かった。
ヴィドック  フランス映画。 CGをふんだんに使った「ムーラン・ルージュ」みたいなパリの映像美と、「オペラ座の怪人」みたいな重厚な音楽がよかったが、ストーリーは何か軽薄で、「あれ?そんなのあり?」って感じで終わってしまった・・・。不完全燃焼。
ウォール街  チャーリー・シーンとマイケル・ダグラス。似たような話、キアヌ・リーヴスとアル・パチーノのコンビネーションで観たことあるゾ。欺瞞とか葛藤とか、復讐、陰謀、盛りだくさんで、楽しめる映画だった。
ウォール街(2回目の鑑賞)  額に汗して働く人は貧しく、何も生産せずタイミングを見てお金を移動させるだけの人が豊かになる・・・・。が、最後はやはり実直さが大事なのだという結末で、どこかほっとするストーリー。自分の仕事に誇りを感じて生きていたい。
宇宙戦争  映画って意味づけがうまくできてないといっぺんに冷めてしまう・・・。映像は完璧だったけど、あれ?って終わり方。
有頂天ホテル  三谷幸喜監督。雑多な話が同時進行なんだけど、話が単純なのと、達者な役者ばかりで分かりやすく、笑いもいっぱい。卒のないキャスティングで、リラックスして観ることができた。
美しき運命の傷痕  トラウマの中でもがきつつ、自分が何者なのか探し続ける4人の女性たち(三姉妹と母親)。三姉妹が父親を失った、運命のその日以来、口のきけない母親が、「それでも私は何も後悔していない」と綴るラストシーンは、かなりのインパクト。こういうの、かなり好きだな。フランス映画バンザイ
海猿 Braive Hearts  この手の映画は苦手だ。しらけてしまう。はらはらドキドキもしないし、共感もできない。そんなふうに交信しないだろうとか、現場の人がそういう判断はしないだろうとか、会議室であんなに叫ぶかとか、つい思うのだ。バツイチなんて、大きな秘密にも思えないし、一言で言うなら感性が合わないということだろう。
海は見ていた  黒澤監督が最後に企画した作品。清水美砂、遠野凪子。もうちょっと時間を長くして、主人公たちの心の動きを追った方がよかったんじゃないかと思った。
海を飛ぶ夢(The Sea Inside)   「ミリオンダラー・ベイビー」もそうだった。死にたいってことは、尊厳を持って生きたいってことなんだと思う。その人の生も死も、誰も規定できないし、すべきでもなく、ただただ尊重することが、その人を生かすことなのんだと思った。
海を飛ぶ夢(The Sea Inside)
(2回目の鑑賞)
 スペイン映画。音楽も重厚で、映像ももきれい。素晴らしい総合エンターテイメントだ。画面をきっちり二分したエンドロールの海と空が、この物語を象徴していた。人々の心の奥底に深く深く入り込んだ主人公の生き様に涙ボロボロ。甥のハビは、この後、どんな人生を送ったのだろうか。
噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ  ダスティン・ホフマンとロバート・デ・ニーロ。 ちょっと前に、イラクでのフセイン巨像引き倒しや、女性兵士救出劇が仕組まれたヤラセの映像だったかもっていう番組を見たばっかりだったので、あながち荒唐無稽な絵空事でもないんじゃないかと思いながら観た。
 現代の戦争は情報戦だ。民衆をどこまで味方に付けることができるかで、戦争が続けられるか否か決まってくる。「空恐ろしいショー・ビジネス」、それが戦争と言えるのかもしれない・・・。
*
エアホース・ワン  ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマン。ちょっと、ちょっと〜!って感じの映画だった。大統領にとって、自分の家族は部下の命よりも国家の命運、職責よりも優先するもので、命懸けの行動を起こしたテロリストはただのクズなのだ。ものすごくエゴイスティックなナショナリズムを感じた。
永遠の0  宮部(戦時場面での主役:岡田准一の役名)は全て、生き残った回想者たちの目を通して描かれるわけだから、このもどかしさは仕方のないものではあるのだが、もっと宮部の心情を掘り下げる描写があれば感動も違ったものになったとは思う。周囲の役者達は、皆素晴らしかったが、変に感情を高揚させているかのような演出家の意図がちょっと好きになれなかった。家に帰ってから「修羅の翼ー零戦特攻隊員の真情」をAMAZONで注文した。
エイリアンVS.プレデター  シンプルな展開だったし、プレデターが妙に人間くさい。瞬間移動できるプレデターが、人間と一緒に走らないでほしかった・・。そして意外にも理性的。得体の知れない恐ろしさが消えて、拍子抜け。
エクスペンタブルズ  シルベスタ・スタローン監督・主演。準主役にジェイソン・ステイサム、脇にミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、ジェット・リー、それにノンクレジットでブルース・ウィリスやシュワちゃん。豪華過ぎるキャストで、こんな映画なかなかない。シュワちゃんやブルース・ウィリスなんて、「出番、これだけ?」って感じでもったいなさ過ぎ。ストーリーは「ランボー」っぽいアクション。昔を懐かしむ映画なのかもしれない。
エクスペンタブルズ2  若手のリアム・ヘムズワース、かっこ良かった。ジャン・クロード・バンダムが悪役で登場。ストーリーは、相変わらず。勢いたっぷり、わがまま放題の「強いアメリカ」時代のノリ。
S.A.S.英国特殊部隊W  うむ、役者がみんなよかった。テレビ番組だったらしく、いろんな話が出てきて楽しめた。
esエス  スタンフォード大学で実際に行われた心理実験に基づく映画なのだそうだが、もう途中から、特権に甘え傲慢になる人間の醜さにウゲッとなった。人をいじめて何の意味があるのか、当事者だって分からなくなるのね。
エターナル・サンシャイン  ケイト・ウィンスレットとジム・キャリー。記憶除去手術を受けている最中に無意識下でそれに抵抗。幼いころの恥ずかしい記憶の中に恋人(消そうとした記憶)を隠そうとするが、記憶は消され・・・しかし彼らは再会。ストーリーも面白いが、脚本が最高。『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』のチャーリー・カウフマン、天才だ。どうやってこんな不思議な構成を生み出すのだろう!
Xーメン  アクションはかっこよかったが、ラストも余韻のない終わり方だったし、善か悪かの二者択一的な人物描写に終始していて、好きじゃないゾ。
エド・ウッド  ジョニー・デップの女装、意外にキモイ。「え?これのどこがよかったんだろう?」って思えるような、アメリカの原風景がモノクロームで描かれていて、そこにティム・バートンのこだわりは見えるんだけど、ものすごく古めかしくて滑稽で・・・、ストレンジな映画だった。
エビデンスー全滅ー 残酷シーンと被害者のリアリティある恐がり方でドキドキしたが、オチが何とも非現実的。世に出たいからって、こんなことするのがサイコパスなんだろうけど、何だかスッキリしない・・・。
エネミー・オブ・アメリカ  ウィル・スミスの社会派サスペンス。 プライバシーがいかにありがたいかよく分かるし、ストーリーもきれいにまとまっていて楽しめた。ウィル・スミス演じる元弁護士と相棒が、NSA(国家安全保障局)に反撃するシーンが痛快。
エリザベス  オトコというジェンダーを抱えた人間には理解できないみたいだ。夫も息子も「なんで悲しいの?」と真顔で言った・・・。悲しい悲しい大作、ラストは涙が止まらなかった・・。
エンドゲーム 大統領最期の日  途中はワクワクする展開もあったのだが、え?そんなこと?・・・と、がっかりするエンディングだった。
*
大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇  竹ノ内豊も水川あさみも、かわいかった。結婚って、少年少女のような、素のままになれるところがいいんだと思う。
オーシャンズ11  ジョージ・クルーニー & ブラッド・ピット。 ジョージ・クルーニーはとってもかっこよかったが、ブラピの方は控えめで、ぱっとしない感じ。元々清楚なのでよっぽどワイルドに演じないと個性が見えてこないのかも・・・。女(ジュリア・ロバーツ)を物扱いしてるストーリーが、ちょっとヤな感じだった。
オーシャンズ12  明るくって楽しくて、「ルパン3世」みたいな映画だ・・・。だけど、脅されてお金を返そうとするみみっちさがかっこよくない。ヴァンサン・カッセル(の役)も、大泥棒の割には子どもじみていてかっこよくない。あそこで現れるブルース・ウィリスも変。音楽とキャサリン・ゼタ・ジョーンズだけ好きな感じだった。
オータム・イン・ニューヨーク  余命わずかな若い女性が、ほんとにこういう恋をするのだろうか?
オール・アバウト・マイ・マザー  スペインのアルモドバル監督。傑作だ。臓器移植やエイズや死、同性愛、性同一性障害など、どうしようもない運命の中で精一杯生きる人間たちの、精一杯のドラマ。息子を愛し続ける母、息子を残して死にゆく母、孤独な母、娘を理解できない母・・・、いくつもの母親像は、この題名の示す通り、私の、そしてあなたの(母親の)一面でもある。母親とは、生と死に直結した、命の一部なんだと思う。音楽も心の琴線に触れる深い響きだ。全ての登場人物に同化できる作品。おいおい泣きながら観たよ。
オールウェイズ  スピルバーグ監督。印象に残るシーンなし。
オールド・ボーイ  韓国映画。チェ・ミンシク。ハードだ。知らない間に罪は重なり、人を傷つけていく。青年も壮年も、心は真っ白な少年。ただ人を愛するだけ。人間なんて年や生まれた環境とか外見とか、そんなものはお飾りでしかないのだ。人は誰かのために、何かのためにこそ生きていけるのだと思う。音楽、脚本、役者達・・みんな素晴らしい。タランティーノ監督が絶賛した理由が分かる。納得できないのは、最後に主人公が自ら記憶を消し去ってしまったこと。獣にも劣る罪を選んだということだから。それは誰のための選択だったのだろうか。もう1回観たい映画だ。
オクラホマ!  ヒュー・ジャックマンのミュージカル。ヒュー・ジャックマンがここまでの実力派だったなんて、今更気付いても遅いが、歌も演技もバリバリで、そのプロ根性にビックリした。
おくりびと  2008年米アカデミー賞(オスカー賞) 外国語映画賞受賞作。第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。山崎努は名優だと思った。彼の醸し出す雰囲気が映画を支え、主役を引き立てている。それなのに広末涼子は残念だ。もっといいキャスティングはなかったのか?夫から、まるで人生のパートナーと見なされていないかのような役だから、これで良かったのかもしれないけど、それにしてももっと魂のこもった演技をしてほしい。
 親子の愛は、見返りのない愛だと思う。だから死んだ父親が小石を握りしめていたシーンは、感動的でありながら冷めきってしまうようなシーンでもあった。
 職業差別にはちょっとビックリ。これが事実に基づく描写だとしたら、自分の無知にもビックリ。
男たちの大和  「男たちの」って部分からして引っかかり、今年私が最も行きそうにない映画top1だった。久し振りに映画館でいっぱい泣いたよ。エンディングロールが終わるまで誰一人として席を立たず、すすり泣きも聞こえていた。内容は、まさしく「男たち」だけの大和。みんなそれぞれに自分の信じた道を全うし、誠実に生きていたんだけど、男たちにできることも、女たちにできることも、きっとほんとはもっとあったはずだったんだと思う・・・。
オペレーション ワルキューレ  ヒトラー暗殺計画「ワルキューレ」が題材。国を愛し、家族を愛し、正義のために命を懸けた兵士の物語。セバスチャン・コッホ主演。映画人の良心、愛国心、正義を感じる作品だった。「人間の価値は信念のために命を懸けられるか」とは、心に残る言葉だ。
終わりに見た街  中井貴一。現代の2つの家族が突然昭和19年にタイムスリップし、空襲の中で現代に戻ったら核戦争で東京壊滅、そして主人公の命も果てるっていうショッキングな内容だった。現代の核戦争は知らないうちにもう始まっていて、ぼんやりしていると60年前の体験は何ら生かされない、そういうメッセージだと思うが、絡め取られ、巻き込まれた国民の姿がうまく描かれていただけに、次は日本人の加害者性をえぐる番組も見てみたいと思った。
陰陽師  敵役の真田広之もよかったが、主人公の野村萬斎がすごい存在感で、若いのになかなか渋味あり。ただラストシーンがあまりに普通で人間らしく、和み過ぎだった。固い友情を描きたかったのだろうが、ここは最後まで妖しくクールじゃなくっちゃぁね。
陰陽師U  野村萬斎、「陰陽師」の時ほどセクシーじゃなくなってたゾ! それに終末の無理な展開には、目を覆うばかりだ。これってきちんと練られた脚本なんだろうか?更には中井貴一の演技もちょっと・・・。と言うわけで、かなりガッカリだった。


*
カイジ 人生逆転ゲーム  藤原竜也、松山ケンイチ。いい役者なのは分かるのだが、ちょっと演技が重い。説明的でくどいセリフが多いので、こんな演技になるのかも?
怪談新耳袋
 幽霊マンション
  原作者の木原浩勝・中山市朗が、全国をまわり、「本当にあったコワイ話」を集めた怪談集の映像化。黒川芽以。
 怪談を観ていつも思うことだけど、幽霊が生きている人を呪い殺す場合、殺される方だってもっと生きたいという執念があるわけで、それなら殺される方だって幽霊になってもよさそうなもんだが、なぜそういう幽霊はいないのだろう? なんで最初に殺された人だけが強力パワーを持ち得るのか?それに同じ境遇にある少女の苦しみに共感できるほどの感性のある幽霊が、何で真面目で善良な人を殺すのか? ハテナがいっぱいでホラーに浸れず。
カウボーイ&エイリアン  ダニエル・クレイグとハリソン・フォード。ダニエル・クレイグは筋肉モリモリで姿勢も良く、クールな演技でかっこ良かったのだが、これを演じるには、ちょっと年が行き過ぎなのではないだろうか?(他に適任、いないのかしら?ヒュー・ジャックマンだったらどんな感じになるのかな?)などと思いながら観た。ハリソン・フォードも何だか情けない役回りだった。ストーリーにも目新しさがなく、全体として、いかにもアメリカンな娯楽映画だった。
カオス・ファクター   変に現実離れした展開。クライマックスもスッキリしなかった。
隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS  前半は、音楽がいやに耳に付く感じだな・・・とか、演技変・・・とか、子ども向きなのかなとか思いながら鑑賞。長澤まさみは意外にも好演だった。
過去のない男  私にとって、たぶん初めてのフィンランド映画。こんなにも笑顔のない映画ってのも、たぶん初めて。登場人物は皆、自分の仕事を淡々とこなすだけ。フィンランドって、希望も喜びもない国なんだろうか? だけど、若くもきれいでもかっこよくもない主人公たちが、幼い、まるで中学生のような恋をして、生きるエネルギーを見い出すところなんか、初々しさを感じた。音楽がストーリーとピッタリマッチしててい素敵だった。どこかコミカルだけど、もの悲しく、それでいて明日を信じられる、不思議な魅力の映画。お金がなくても年を取っていても、未来だけを見つめる力強さが清々しい。
華氏911  マイケル・ムーア監督のメッセージがストレートに伝わってくる映画だ。富める者がより富むことを欲して他国の善良な市民を殺し続けるのが戦争ビジネスで、狩り出されるのはアメリカの中でも無知で善良な若者か、貧しくて無知を強いられる若者なのだということや、ブッシュ大統領が私利私欲のためにアメリカ国民まで騙しているという彼の主張がすごくクリアに伝わってきて、悲しい気分だった。 エンディングを何であんなに明るい曲にしたんだろうとか、捕虜虐待事件をなぜ盛り込まなかったのかとか、素朴な疑問もいろいろ感じた。
風の谷のナウシカ  30年前は何も考えずに見ていたが、これが核戦争後の世界なのだと思って観ると、とてもリアリティを感じる。
家庭   ジャン・ピエール・レオー。こんなわけの分からん映画のタイトルが「家庭」?って不思議になるくらい、内容とタイトルがミスマッチ、かつパラドキシカルな映画だった。 頼りなくて煮え切らなくて意味のないことばっかりする お子ちゃま男を大らかに包む、そんな優しい女性にだけはなりたくないと思った。(まあ、なれるわけもないが・・(^^ゞ)
火天の城  西田敏行。安土桃山城建設に当たった名工・岡部又右衛の苦悩を描く。無茶振りする独裁者と、コミュニティで温かく生きる人間との対比が興味深かった。
神の子たち  四ノ宮浩監督 第2作。様々な賞を受け、海外でも評価が高いのもうなずける。人の心を動かす力のある秀作だ。制作者のこうした積み重ねが、矛盾に満ちたこの世を少しでも良い方向に導くのだと信じたい。のっけから描かれる赤ちゃんの死体、切断された人の足、重りを付けられて沈められた人の死体、崩落現場から掘り出された泥まみれの死体・・・・、たくさんの描写から、人の命に重みなんてまるでないかのように見えてくるが、それでも必死で生き、輝く子どもたちの姿に、やはり希望を感じる。未来はすぐには変わらないだろうけれど、それでも希望を持って生きていたいと感じる。
カミングアウト・オブ・ザ・デッド  えぐくてグロいシーンはいっぱいあったが、ちっとも怖くないコメディタッチのアメリカンホラー。
カル  韓国映画。少しずつ謎が解けていくサスペンス仕立てで、「シュリ」よりも現実的なストーリー展開だった。儒教の国で親子関係の病理が描かれていたのも意外な気がした。
カンフー・ハッスル  なに、これ〜っ!
感染創世記  ゾンビ映画。変にドキュメンタリーっぽさを狙ったのだろうが、カメラがぶれ過ぎて見にくかった。初めから、そう多くもない自警団の仲間がどんどん減っていくのだが、そのエピソード作りが何とも雑で、惜しかった。
完全なる脱獄  実話の映画化だが何度でも捕まるし、全然「完全」なんかではなく、結局最後まで黒幕も分からず、スッキリしない映画だった。
歓楽通り   フランス映画。少年心のプチ=ルイ役が、なんであそこまでダサダサのおじさんなのか、キャスティングに疑問も感じるが、自分のためには相手に何も求めない、ものすごく懐の深い恋愛物語で、心が安らいだ。愛がなくても身体はいつだって触れ合える、それだけに心が大事なんだという言葉も心に残った。狭い世界で織りなす人間模様が厚意に満ちていて、悪意や憎しみなどは微塵も描かれず、現実離れした適当さもあって、ハリウッドにもアジアにもない、フランスならではの味わいの、おとぎ話みたいな映画だった。
*
危険なふたり  フランス語の響きとか、破滅的なふたりの世界観だとか面白かったが、そんな終わり方なん?って思える唐突な幕切れで、すっきりしなかった。ヴァンサン・マルティネス、素敵だった。
キス・オブ・ザ・ドラゴン  ジェット・リー。ストーリーはシンプルだが、「ロミオ・マスト・ダイ」よりジェット・リーが洗練されててアクションもかっこよかった。
奇蹟の輝き  ロビン・ウィリアムス。描かれていたのは制作者が望む世界観だと思うけど、こんなのってアリなのだろうか?家族を失い絶望して自殺した人(妻)が地獄に堕ち、愛するが故に彼女を追い詰めていった(助けることができなかった)夫が地獄から救い出す・・・私の目には、妻は夫に翻弄されるだけのお人形みたいに見えて、釈然としない映画だった。
鬼畜  松本清張原作。緒形拳、岩下志麻。これは名作。ストーリーも演技も景色も音楽(芥川也寸志)も楽しめた。邦画にしか醸し出せない味わいに満ちていた。昔昔観て、ずっと心に残っていた作品。緒形演じる主人公竹下は、「サイレンサー」のマイキー(キューバ・グッティング・Jr)に性格も境遇も似てるなと思った。人は、どんな悲しい過去を持っていても、簡単に鬼畜になれるものなんだろうか。
キッド  ブルース・ウィリス。40才って自分の半生を振り返るのに、最適の年齢だと思った。
機動警察パトレイバー  最後まで飽きずに鑑賞できた。1989年にしてこの内容。ユーモアもたっぷり。
機動警察パトレイバー2  前作に比べ、ものすごく叙情的。大人の香りのする作品。
ギフト  ケイト・ブランシェッドの表情の演技、秀逸。キアヌ・リーヴスをはじめ、脇役もみんな豪華で芸達者。前半、テレビドラマなのかしらって思えるような間延びした部分があったものの、後半はテンポがよくなり後味は悪くない作品だった。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン  レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス。見かけ上、レオナルド・ディカプリオに高校生役はちょっと・・・とは思ったが、演技はとてもよかった。。スピルバーグ監督との良好な関係が見てとれる。実話らしく、世の中にはすごい詐欺師もいたもんだ。話がテンポよく進み、2人の掛け合いも面白く、安心して観ていられる作品。
キャット・ウーマン   ハル・ベリー。「チョコレート」の時より更に若々しく妖艶で、シャロン・ストーンもお肉が取れて完璧バディ。40過ぎのお金持ち役にしてはあまりに強いので、この人もキャットパワー?なんて思ったが、結局面の皮が厚いだけの一般人だったところがちょっとガクッときた程度で、他は「スパイダーマン」みたいなあっさりした英雄ものだった。 別にラジー賞(その年最悪の映画に贈られる)ってほどでもないんじゃないの?
キャラクター 孤独な人の肖像  愛に飢えた少年のような青年のお話。味のある俳優揃いだった。ヨーロッパの気品ある風景もきれいだった。
ギャング・オブ・ニューヨーク   レオナルド・ディカプリオ。数年の間になんでこんなに顔が変わるんだろう?(レオさま) 不思議だ。 最初のシーンがあまりに劇的だったせいか、ストーリーはちっとも面白くなかったが、ちょっとだけアメリカの歴史に詳しくなった気分。
ギャンブル・プレイ  え?これが結末?そんな方法で強奪するだけなら、他の諸々は全部お遊びって言うか失敗しただけなの?どこがエレガントなの?ナッサ・クニアニチェは、ミラ・ジョボビッチを初めて見た時のような衝撃のある女優だった。
宮廷の料理人ヴァテール  「ヴィドック」の時もそう思ったけど、ジェラール・ドパルデューって普通の中年にしか見えないのに何でいつもいい役なの? 宮廷貴族の軽薄ぶりはよく分かったし、それを支える職人たちの苦労もよく分かったけど、心理描写がはっきりしなくてあんまり共感できない映画だった。
CUBE  登場人物が、とっても少ないんだから、それぞれの人物像を更に丁寧に描いていたら、もっと味わい深い密室心理劇になったんじゃないだろうか。それに、誰がどんな意図のもと彼らをCUBEに閉じ込めたかっていう一番肝心な部分が抜け落ちていて、観る側としては不完全燃焼。因数分解やデカルトの座標の話もあっさりとした展開で分かりづらく、何だか拍子抜けしてしまう映画だった。
キラー・ビー 〜殺人蜂大襲来〜  家族愛にこじつけようとする嫌な雰囲気。蜂に全身を刺されて命の危機にあるフィアンセを放っておいて新しい恋だなんて、ちょっと・・・なフランス映画。
キリング フィールド  ニューヨークタイムズ記者としてカンボジア内戦を取材したシドニー・シャンバークの体験の映画化。制作者によると、シドニーと、カンボジア人記者プランとの友情がテーマなのだそうだが、それよりも、妻子と別れ祖国に残り、記者としてその惨状を外国に伝えようとしたプランへの共感で、胸が震えた。プランを演じた役者は素人ながら、ポルポト政権下のカンボジアを実際に生き抜いたカンボジア人で、その淡々とした演技が返って哀しかった。プランは脱出途中、クメール・ルージュの幹部に捉えられ、知識人であることを知られてしまうのだが、幹部はポルポトの思想に染まっておらず、クメール・ルージュの中にもまっとうな人間がいたということが分かって、ほっとした。
キル・ビルvol.1  ドラマがないっていうか、単調なお笑いになっていて(特に後半の日本でのシーン←夫は後半が面白かったと言ったので、感性の違いを実感した!)、ハチャメチャさだけを狙ったとしか思えない脈絡のなさ。 腕も首もポンポン飛んで、血は噴水の如くピューピュー吹き出るし、ユマ・サーマンの美しさは引き出せてないし、服部半蔵もわけの分からん存在。 で、最後は「怨み節」(ただし、字幕なし)で、アクション映画っていうよりカルチャーショックを味わうための娯楽映画って感じだった。 
キル・ビル Vol.2  香港映画みたいだったりウェスタンみたいだったりメキシカンみたいだったり、エンディングロール直前は、めちゃ和風(梶芽衣子の「怨み節」) 何でもアリの元気な映画だった。(ちょっと長い・・・) 所々、変な場面が出てきた(パイ・メイおじいさんは、あまりにも変!ホテルで襲われたシーンもとっても変な展開だった。監督は女って性を幻想的に見てる。) けど、全体的に、個性たっぷり、タランティーノ監督の才能とやんちゃぶりがにじみ出てる映画だった。 いつも気になる字幕翻訳は、無理な意訳もなかったし、よく見る戸田奈津子さんのと違って新鮮だった。 それにしても、ユマ・サーマンってアーリア系の素晴らしい骨格。カンフーも演技もかっこよかったし、アンジェリーナ・ジョリーの上をいってる。
疑惑の幻影  「嵐の中で輝いて」の頃から思ってたのだが、メラニー・グリフィスがなんでこんなにいろんな映画に出ることができるのか、とっても不思議だ。使いやすい役者なのだろうか? 内容は、社会派映画というほどの提案性もなく、オチも簡単で、何だか中途半端な映画だった。
緊急接近ZONE  ストーリー展開が遅く単純だし、音楽もわざとらしく、役者も周りはいいけど主役が一番かっこよくないし・・・・。アメリカ人が世界の正義漢を演じ、東欧人を殺しまくるのも嫌な感じだった。
キング・アーサー  心理描写が荒削りで、伝説に従ってただ話がスラスラ流れていくだけだった。 クライヴ・オーエンでは役不足かも・・・。音楽も、荘厳だけどわざとらしかった。
キングダム・ソルジャーズ 砂漠の敵  ドキュメンタリーを観ているようだった。イギリス兵だって一人一人は素朴で誠実な一市民なのに、罪なきイラクやクェートの一般人を追いつめるうちに自分自身を見失い、狂っていった。米英は、イスラムの流儀はもちろんのこと、自国民をも尊重せず、ただ自己満足に浸っているだけに見える。自分以外を尊重できないから、他者と歩み寄るなんてできない。もてあそばれる若者の忠誠心、愛国心。人間とは、どこまで利己的なのだろう。
*
クイーン  こんな描写OKなの?って思えるものも数々あった。王室や首相への取材なんて当然できないはずなので、全て想像でできた映画には違いないのだが、これが情報社会であり、大衆というものなのだろうなと思った。悲しみの中にこそ怒りが生まれるということもよく分かった。鹿はダイアナ。魅力的であるからこそ追い回される。共感こそが人間らしさと言えるだろう。悲しいお話だった。
偶然の恋人  演技や脚本がわざとらしいところがたくさんあったし、あまりに堂々としてないベン・アフレックにちょっとムッとしながら観た。アメリカ社会風俗の研究にはなったかも。ベン・アフレックって、なんでああいう役(努力しないお金持ち系)が多いのかな?アルコホリックらしさも演じきれてないし、苦悩っぷりが軽々しくて、違う役者だったらもっと深みが出せたと思う。
グッド・ウィル・ハンティング旅立ち  マット・デイモン。音楽もストーリーもセンチメンタルで、私はこういうの全然ダメだ。マット・デイモンとベン・アフレックが脚本ってことで話題性充分だとは思うけど、これがアカデミー賞って、ちょっと信じられない。
グッド・ウィル・ハンティング旅立ち
(2度目の鑑賞)
 だから青臭い、ひたすら青臭い。主人公はもちろんのこと、周囲の大人もみんな青臭い。前回と違った発見があるかと期待したが、私には無理だ。登場人物の誰にも感情移入できない。評価の高い作品であることが不思議でならない。主人公の生育歴をもっと掘り下げても良かったんじゃないかと思う。短期のカウンセリングで心を開くほど、簡単なトラウマなんてあるのだろうか。
グッド・シェパード  マット・デイモン。ロバート・デ・ニーロ監督。ロバート・デ・ニーロはチョイ役で出演もしてるけど、何だか随分老けちゃって。2時間50分。長っ!
 秘密結社とか家族の守り方とか移民への冷たい扱いだとか、自由の国アメリカだからこそ出来上がった感性なんだなと思った。(職場の中で男性が女性を排除し妙にまとまるあの感覚と似ている。)強国への脅威は、自らの尊厳を守り奮い立たせるための妄想に過ぎないのかも?
グッドモーニング・ベトナム  ロビン・ウィリアムス。ベトナムでDJとして働いたひとりの男の物語。しなくてもいい戦争をして、奪わなくてもいい命を奪ったアメリカの何たる愚かしさよ。「グッドモーニング」とか「グッバイ」とか、アメリカ兵には帰る国があるから言えるのだ。「挨拶はいいから、もうお帰り」、そう思いながら観た。
靴に恋して  「バベル」によく似た人間ドラマ。みんな愛を求めているのね。ヨーロッパの映画は、人間の悲哀を感じるっていうか、自分自身への誇りを感じる。スペインの風景、とってもきれいだった。
グラディエーター  情念があるから歴史は創られ、人は生きてゆけるのだと思った。 自分で生き方を選べなかった人々が、それでも必死で生きようとする姿が、時代という波に煽られる現代の子供たちの姿と重なった。明日を信じ、夢を持って生きていたい。
グランドクロス・レボリューション  古代遺跡やオーパーツ好きの私としては、ちょっとウキウキして見始めたのだが・・・何だか全然ピンと来ない。ピラミッドなどのCGも、本体が精密な割には周辺のグランドなどの処理が雑で臨場感がないし、人類の危機だと言うのに私的な思惑でチマチマやってるし、ちょっとがっかりな映画だった。
クリーンスキン 許されざる敵  ショーン・ビーン演じる諜報員と、テロリストの戦い。利用されるのはいつも純情な若者で、甘い汁を吸うのは保身のうまい汚い大人。それは諜報員だってテロリストだって同じで、結局この世は、そんなどうでもいい大人達の思いつきみたいなゲームのために、悪い方へ悪い方へと堕ちていっているんだと思った。
グリフターズ/詐欺師たち  え?これが結末なの?ほんとの母親のはずよね?主人公はリリー(アンジェリカ・ヒューストン)だってことが最後の最後に分かったが、だったらもうちょっと妖艶な女優を持って来てもよかったんじゃないかと思ったりもした。
クリムゾン・リバー   ジャン・レノとヴァンサン・カッセル。制作費は、フランス映画にしては破格の18億円だったそうな。内容はまぁドラマティックではあった。
クリムゾン・リバー2   脚本は、リュック・ベッソン。ジャン・レノの相棒は、ヴァンサン・カッセルより更にかっこいいブノワ・マジメル。聖書の謎解き?ってワクワクしたけど、謎はちっとも解けず。あんまり恐くないJホラーと、ちょっと似てるような気が。
クリムト  山口県で劇場公開されなかったので、当時とても残念に思っていた。やっと観ることができる!・・・と大いに期待して観始めた。ジョン・マルコビッチは、確かにいい役者だと思う・・・・。構成も面白い・・・・が、肝心のクリムトの人物描写は期待を大きく下回るものだった・・・。これが、あの素晴らしい絵を描くグスタフ・クリムト?違うよね?狂気しか伝わって来ない・・・。苦悩も葛藤も、周囲の人々との関係性も、描ききれていない。ガックリきた。
クルーエル・インテンションズ  ラクロの小説『危険な関係』の映画化。主人公3人がそれぞれ2つの顔を使い分けていて面白かった。内容は、いかにもアレレ?だが、部屋も庭も車もファッションも、綺麗でおしゃれ。ライアン・フィリップ、かっこい〜〜〜〜。これぞまさしくピカレスク・ロマン。続編も興味あるし、ジョン・マルコビッチの「危険な関係」とも観比べてみたい。現代風にアレンジした点で似ているディカプリオの「ロミオとジュリエット」より、かなりいい出来だと思った。
クレイマー・クレイマー  仕事も子育ても、性別なんて関係ない。人間らしい魂の問題なんだと思った。
グレムリン  戦い、悩む人間の姿をテーマにした方がよいと思った。
クロコダイル・ダンディー  コメントしたくない。=ひど過ぎる!
クロコダイルの涙(1度目の鑑賞)   ジュード・ロウ。原題は「The Wisdom Of Crocodiles」←こっちの方が邦題よりよっぽどいい。こういう爬虫類的な超人の役って彼にピッタリだ。最初の場面のヘアースタイルでぐぐぐっと来た。彼ってぬわ〜〜〜んって美形なのだろう。他人の血をすすらなければ生きてゆけない(自分は出血しちゃならない)吸血鬼なのに、彼女を救うために刃物男に立ち向かう(これもcrocodiles's wisdom?)ところもチョーかっこいいし、住んでる部屋も、野外の景色も美しく、私にとっては映像全体にのめり込める素敵な作品だった。ジュード・ロウには是非この路線を突っ走ってもらいたい。 
クロコダイルの涙(2度目の鑑賞)  愛と憎しみ、支配欲と自己犠牲etc、人間の二面性が切なく描かれていて、好きだな、こういうの。ジュード・ロウが輝いていた。
*
Kー19  アメリカ人がロシア人を演じることに最初はかなりの違和感を感じた。ハリソン・フォードは憎まれ役だった(かなり憎たらしかった!)けどそれなりの名演。世界平和のはかなさだとか、壊滅と紙一重の人類のはかなさ、ちっぽけな人間の働きの偉大さ等が、リアルに表れていた。遠い昔なんかじゃない実話であることが観客には大きなインパクトだと思うけど、この作品を旧ソ連の人たちはいったいどんな気持ちで観るのだろう?アメリカの愛国者たちはどんな気持ちになるんだろう??
激震地L..A.  カーアクションはよかった。ストーリーは、あまりに分かりやすかった・・・。災害被害者を救い出す苦労を描いたのがパニック映画だという括りをするならば、これはパニック映画ではない。となると、このタイトルは観る人の期待を裏切っているよね。
県庁の星  織田祐二・柴咲コウ。新鮮味がないぶん、安心かも。
*
恋する遺伝子(2回目の鑑賞)  ヒュー・ジャックマンとアシュレー・ジャド。1度目の鑑賞の時はそんなに感動もなかったけど、私も人生の機微が分かるようになったとでも言いましょうか、アシュレー・ジャド 演じる主人公の健気さが泣ける映画だった。・・・これ、コメディなんだけどね。(^^ゞ  ヒュー・ジャックマンの筋肉、完璧!
恋空  息子に「こういうの好きじゃないんじゃないの?」といぶかられながらも、泣きながら鑑賞。韓国ドラマみたいだった。
恋におちて  若い若いメリル・ストリープとロバート・デ・ニーロ。両者名優だ。心底演じている。目の演技がすごいし、二人の魅力を最大限に引き出した監督の力もなかなかだと思った。恋愛物って、私の最も苦手とするジャンルだが、最初から最後まで胸がキュンキュンした。景色もファッションも、なんかものすごく懐かしかった。
恋におぼれて  無茶苦茶やってもキュートなメグ・ライアン。何だかほっとする映画だ。
恋のためらい   アル・パチーノ。 背中に哀愁がにじんでいて、50歳前になってあの色気とは、なかなかのものだ。
恍惚の人  有吉佐和子原作。三國連太朗・竹下景子主演。文学のすごさを感じた一作。原作の緊迫感・臨場感は映像だけでは表現しきれない。時間に制約があるせいか、心情や体験の意味を掘り下げる場面はスレスレまでカットされ、ちょっと消化不良だ。が、それでも三國や竹下は好演だし、インパクトのある作品ではあった。家族の愛って何なのか、人生の意味、生き方・死に方、自己実現の方法、社会制度の在り方、人としての尊厳とは・・・などなど、多くのことを考えさせられた。 
交渉人 真下正義  主人公が青島(織田裕二)みたいにギンギンにならないのは好みだが、犯人も分からずじまいで200万人の人質を取られたと言う割には緊迫感もない。交渉人なのに大した心理戦がないのも残念。
ゴーストシップ   「それだけの魔力があったら船の修理なんかやっちゃえば?」とか、「船長が汚れなき魂?」とかいろいろ不思議に思うことはあったが、恐怖映画だから仕方ないか。(^o^;) 
コーチ・カーター  サミュエル・L・ジャクソン。人生に大切なものを教える人こそ大人なんだと思った。
GOUDATSU 強奪  イギリス映画。7000万ポンドの大金を狙って銀行に入った強盗一味
極道の妻あっち三代目姐  三田佳子、かたせ梨乃、三枝成章の音楽もかっこ良かった。社会の浄化のために極道があるかのような表現はどうかと思ったが、なにせストイックで、それでいて直情的で、わくわくする感じ。バブル絶頂期のゴージャスさも出ていたし、楽しめた。
CODE46  イギリス映画。クローン人間もいっぱいで、そのため遺伝子情報は徹底的に管理され、不適合のカップルは愛した記憶さえも消されるという近未来が舞台。だけどどれだけ管理され、記憶を消されたとしても、再び出会えば惹かれ合う、何て人間らしいのだろう。
ゴッホ最後の70日〜ひまわりの画家はあの日、殺されたのか?  右利きの彼が、左脇腹から右腿に至る銃弾を撃ち込むのは、やっぱり不自然。耳切事件も考えてみれば謎だらけだ。彼は、彼の呼びかけに応じて共に暮らしたゴーギャンを大事にしたかった(守りたかった)んじゃないだろうか。奇行は多かったかもしれないが、ものすごく優しい心の持ち主だったのだと思う。結局、いろんな人に利用され、真実を語らないまま生涯を終え、何て孤高の人なのかと思う。贋作が出回るのは仕方ないにしても、それもゴッホ作品だと信じられているのは、ちょっと許せない気がする。
 「ドービニーの庭」はひろしま美術館にあるので何度も見たが、この絵がゴッホの名誉を守るきっかけになった(かもしれない)のはちょっと嬉しい。
コンスピラシー  自信過剰なトンデモ男が資産家に利用され、架空の殺人の容疑者になって刑務所行きとなるサエない話だった。俳優がかっこよくないので、ジゴロの設定にもリアリティがなかった。
コントロール  愛と信頼のある人生とそうじゃない人生、どっちも経験した男の物語。はたして犯罪被害者は、犯人がどんな状態になれば癒されるのか。充分反省し、いい人になるのと、凶悪犯のまま死刑執行されるのでは、どちらがスッキリするのだろう?どんなふうにも癒されないから、反省した犯人には極悪のままでいいから死刑を望み、死刑になった犯人には果たされなかった改心を望みつつ鬱々と人生を過ごすのだろうか?社会は獄悪人をどんなふうに扱えばいいのだろう?
コンバッション  音楽がかっこいい。中年の役者達も、みんなキリッとしていて渋かった。・・・が、ストーリーはお決まりのパターンで面白みがないし、長年連れ添って、その結果、感性のズレを生じている夫婦の修復って、こんなに簡単なもんかねぇと思った。
コンフィデンス  エドワード・バーンズとレイチェル・ワイズ。詐欺師って、何を心の拠にしているのだろう?何を信じて生きているのか?初めは、何て単純な・・・って思いながら観ていたが、どんでん返しに次ぐどんでん返し・・いったい誰が味方なのか分からなくなり、それが最後まで楽しめた。
コンフェッション(1回目の鑑賞)  ジョージ・クルーニー初監督作品。全然楽しめない映画・・・。ブラッド・ピットもあれじゃあねぇ・・。コメディのようなサスペンスのような、わけの分からん映画だった。 結局全ては妄想・・・って解釈でいいんだよね?
コンフェッション(2回目の鑑賞)  前に観た時よりよかったような・・。 サム・ロックウェルがなかなかの存在感だった。


*
再会の時  この年であればこそ分かる、それぞれの人生がギュウギュウに詰まった胸キュン映画だった。60年代のアメリカンポップスもてんこ盛り。死体役のケヴィン・コスナー、撮影では出番もあって演技してたそうだ。全部カットとはもったいない。青春時代を共に過ごした仲間との連帯感は、いくつになっても失われない。
最後の恋のはじめ方  ウィル・スミス。爽やかなコメディだが、予定調和的で後半が好きじゃなかった。もっとツンとした大人の恋が見てみたい。アンバー・ヴァレッタは綺麗だった。
最後の初恋  リチャード・ギアとダイアン・レイン。韓流ドラマみたいだった。。恋はいつでもティーンエイジャー、大人でもティーンエイジャーみたいな恋をする・・・だけど、そのどきどきワクワクを視聴者に追体験させるのは、そもそも無理なんだと思った。もっと仕掛けがないと感動できない。
サイダーハウス・ルール  院長が我が子同然に育てた孤児たちに注ぐ静かな愛情に、涙が止まらなかった。法律を破りまくったけど、院長は確かに正しいし、サイダーハウス・ルールは必要なんだと納得できる作品だった。登場人物は限られているけど、たくさんの人生がぎゅうぎゅうに詰まった奥深い作品だった。
サイレンサー  全てに勝るものは、たぶん「愛」(与える愛)と「信頼」なのだろう。誠実なマイキー(キューバ・グッティング・Jr)、渋くてかっこよ過ぎ。身体も鍛えているし、従順且つストイック。母を殺し自分を虐待する父から自分を救ってくれたローズ(ヘレン・ミレン)・・・(恋人でもあった)を殺すシーン・・・末期ガンのローズからの嘱託だと後で分かったが・・・、感謝、悲哀、それともその支配からの脱出の安心感が少しはよぎっただろうか? ローズはまさしくカリスマ。「女が信じられる男は息子だけ」「この一瞬に出会ったのには意味がある。」って、名言かも。
サイレント・ワールド2011  パニック映画は好きなんだけど、最後こんなにも完璧に、最悪だった人間関係が修復されるのって、何なの?って思った。パブリックなことと個人的なことが同一レベルで捉えられるのも、ちっとも現実的に思えない。役者達は、なぜかみんな金髪で美形揃いだった。
サウンド・オブ・サイレンス  マイケル・ダグラス。あんな石っころ(宝石だけど)のために、あんなことまでできるんだろうか? 10年も傷付き苦しんだ子が、たったの1日で心開くんだろうか?疑問もいっぱいなサスペンス
サクリファイス  「ぼくの村は戦場だった」のアンドレイ・タルコフスキー監督が亡命後に発表したただ一つの映画。しっとりとした、長い長い映画だった。役者達も、演技していると言うより、登場人物達の人生を、その人の心で生きているという感じだ。
ザ・シューター  マーク・ウォールバーグとダニー・グローバー。ストーリーは、先が見え見えだったが、ビジュアル的には期待を裏切らない、いかにもハリウッドな作品で、後味スッキリ。「ダイ・ハード」と「ボーン・アイデンティティ」と「水戸黄門」を掛け合わせたような映画だった。
ザスーラ  「兄弟は他人の始まり」とは言うが、けんかばかりしていても助け合うのね。SFアクションたっぷりで、子どもはハラハラドキドキして楽しめると思う。
ザ・センチネル/陰謀の星条旗  マイケル・ダグラス。大統領夫人との不倫、シークレットサービスの裏切りなど、絶対あり得ない設定のような気もするが、映画だから面白いのかも。M・ダグラスって、いくつになっても甘〜い色気を醸し出しているのね。
ザ・チェンジング  チェンジングって、単に息子が入れ替わったっていう意味ではなく、世の中を変えていくっていう意味だったんだなと、見終わって思った。1920年代に実際にロサンゼルスで起きた「コリンズ事件」が基なのだが、こんなことってあっていいのだろうか?警察も病院も悪意に満ちていた。結局、権力を手にした者は、弱い者を踏みにじる。命も未来も踏みにじる。最後は市民の正義が認められ、市警の怠慢・悪意が暴かれたが、子ども達の命は救われなかった。人間って、何て愚かなのだろう。アンジェリーナ・ジョリー、役作りなのか、ものすごくやせていた。名演だった。クリント・イーストウッド監督、J・マイケル・ストラジンスキー脚本。
ザ・ディープ  アイルランドの実話の映画化。これが真実の全てなんだろうか?冬の大西洋を6時間に渡って泳ぎ,奇跡的に生還した男の話だったのだが、もっと知り得ないことがあったんじゃないかと思った。
座頭市  音楽とか田舎の景色とか面白いところもあったけど、情緒ってものが感じられなくって、あまり印象に残らない作品だった。
THE NET(邦題「インターネット」)  コンピュータに依存する社会の危うさが描かれていた。さもありそうなストーリーで、意外性のない展開。
ザ・ハリケーン  長かったし、謎解きもなかったのでいささか不満。それに、証拠を捏造した刑事が、世間から何ら裁かれなかった(映画の中では)のも納得できない。でも、実話だからこそ伝わるメッセージ性は十分だった。冤罪はなぜ作られるのか、憎しみの行く末にあるものとは、民族差別について・・・等々、考えさせられた。
 デンゼル・ワシントン、好演。彼って天才。
ザ・ファン  重〜い映画だった。ロバート・デ・ニーロ、うま過ぎ。目ヂカラに引き込まれる。だけど同情も共感もできない設定と演出。狂気の描き方が大雑把で残念だった。
ザ ブラックナイト  理解不能。訳が分からない。妄想でないのは2人の女性が殺されたことと、留守番電話のメッセージ。家賃を支払ったり危険を知らせたり、ファンだったり・・・、そんな女性はいないんだろうなと思う。多重人格の話なのかも?追い詰められても脚本が書けない焦りがこんな事件を引き起こしたんじゃないのだろうか?(自信なし)
ザ・ムーン
原題「In the Shadow of the Moon」
 証明する術もないのであまり大きな声では言えないのだが・・・・、私は帝国主義の国アメリカは、人類を騙す大きな嘘をいくつかついていると思っていて、そのひとつに、アポロ計画の乗組員達は実際には月に降り立ってなどいないのではないかというのがある。今までずっとそう思ってきた(ムーン・ホークス説を支持)。だから、ドキュメンタリーのこの映画は、「宇宙飛行士達は本当のことを話しているのか」という視点で観ようと思っていた。司令室の様子を映した映像も、いやに近距離からの撮影でカメラワークもわざとらしく、何だか作られたもののような気がした。インタビューを受ける彼らは冷静沈着で朴訥だった。他のことは考えず、ただひたすら夢を追う、そんなタイプの人々に見えた。ヒロシマに原爆を落としたポール・ティベット・ジュニアが、最後まであれは正しかったと言い通した、その姿に酷似していると思った。宇宙飛行士達が原爆投下機の機長だったら、ティペットと寸分違わぬ人生を送ったのではないだろうか。
 結局のところ、映画を観ただけでは確信なんて得られなかった。当たり前か・・。この原題からは、映画制作者の意図や問題提起が見える気もしたんだけどな。これからも、このことに関係ありそうな情報があれば、どんどん収集していきたい。
ザ・ムーン
2回目の鑑賞
 人類は月になど行っていないとやっぱり思う。これはイギリス映画なのだが、イギリスもアメリカと話を合わせ、全世界を騙そうとしているんじゃないのかなと思った。
サラエボの花  監督・脚本は、サラエボ女性、ヤスミラ・ジュバニッチ。ボスニア紛争時、10代の少女だった。大切な人々を、たくさん失ったのではないかと思う。人類はいったいどこまで過ちを犯し続けるのだろう。彼女の働きに、最大級の敬意を払いたい。
サラフィナ  原題:Sarafina! The Sound of Freedom。 南アフリカのアパルトヘイト政策に抵抗し続けた黒人少女の物語。アパルトヘイトがここまでひどいものだったとは知らなかった。子どもだって容赦なしだ。どれだけの子どもが傷付き絶望し、命を落とした(殺された)か、今まで考えたこともなかった。無知だった。(今も無知だけど。) こんなことがほんの10年前まで堂々と行われていたなんて、遅きに失したものの知れてよかったと思う。
ザ・リング  お菊さんやお岩さんに見られるようなぞーっとする恨みがあんまり感じられなくて、怖くなかった。
ザ・リング2  ハリウッドのリメイク版。ナオミ・ワッツ主演。ホラー映画のはずなのに恐くもなく、ご都合主義的な場面満載で、ハリウッドじゃ珍しがられるだろうが、日本じゃ無理ねと思った。同じ中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」とそっくりだが、「仄暗い水の底から」の方が数倍良かった。
猿の惑星 創世記(ジェネシス)  かわいそうなシーザー。彼はこうするしかなかった。彼の期待と失望、希望と絶望に涙が出た。初めて発した言葉が、怒りを込めた「NO」だったことは、彼の人生を象徴している。映像もきれいだったし、CGの動きもスムース。表情に感情がよく表れていた。人間が軽率で、ちょっと憎たらしかった。
猿の惑星 創世記(ジェネシス)
2回目の鑑賞
 そうできないことは百も承知で「さぁ、家に帰ろう。」ウィルはそう言うしかなかった。哀れですらある。もう後戻りなどできない、自分の居場所を自分で探したシーザーにとって、人間社会はもはや敵でしかない。悲しいお話だ。続編が早く観たい。
ザ・ロック  脱走犯を演じるショーン・コネリーと、化学兵器専門家役のニコラス・ケイジ、悪役のエド・ハリス。他にもマイケル・ビーンなど、豪華な顔ぶれだった。いかにもハリウッドな痛快娯楽作品。
サルサ  フランス映画。 ヴァンサン・ルクールかっこよ過ぎ!ワイルドにもナーバスにもキュートにも演じきれる、何て素敵な役者!ストーリーは古くさく、お笑いもいっぱいだけど、数々の出来事がメインのストーリーの伏線にきちんとなっていて、意外性もないけど見てて安心できる構成だった。 最後にはぼろぼろ泣けたし。情熱って大事。
*
しあわせ  原題はフランス語で「偶然と必然」。原題の方がよっぽどしっくり来てる。息子と恋人を亡くした元バレリーナの女性が、フランス・イタリア・トルコにカナダ、いろんな旅をして、いろんな人と巡り会い、立ち直っていくお話。誰の力も借りず、一人で立ち上がる所がかっこよくて、ダンスもきれいだったし、なかなか好きな感じの映画だった。2人が亡くなったことを誰にも告げずに、やむにやまれぬ魂の力で旅をする所に、彼女の生命力を感じるし、彼女は必然の中で幸せをつかむ女性なのだと感じた。英語やフランス語を自在に遣ってるところもかっこよかった。 
しあわせな孤独  デンマーク映画。なかなかクールでヨーロピアンな作品だった。登場人物それぞれが自分の愛する人の人生を支配しようとせず、運命を受け入れ、別れを切り出されて苦しんでも相手を責めず、その決断を尊重していた。なんて成熟した人権意識なのだろう。アメリカでリメイクされるそうだけど、今度はどんな作品になるのかな?
シー・オブ・ラブ  アル・パチーノ。 いつも通りの、孤独で少年っぽい中年の役柄で、情けなさやかっこ悪さも、「これって地?」って思えるほどナチュラルな演技だった。
シークレット・ウインドウ  ジョニー・デップ。ブラピの「ファイト・クラブ」みたいに、もっと魅力的な別人格でないとね。
シークレット・ウインドウ
(2度目の鑑賞)
 ジョニー・デップがもっと猟奇的で「変な人」を演じきれば、面白くなっていたと思う。大破れのガウンを着ていても、幻覚を見ても、淡々として美しい所が、結局この作品を深みのない仕上がりにしてしまったと思う。私の勝手な想像だが、この後の「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」や「パイレーツ オブ カリビアン」の汚さ・エグさは、この時の反省から生まれたものなんじゃないかな?
シー・サバイバー  ロシア映画だが、若者が昔のハリウッド映画のような変なノリだった。
シェイド(2003)  シルベスター・スタローン、あんまり見たくない・・・。繊細な役があんまりできていないよね。スチュアート・タウンゼント、かっこよかった。
シェルブールの雨傘  こんなにもきれいで、つらくて、泣ける作品だったとは!ありふれたストーリーの中に染み渡る、それぞれの愛と情熱と孤独感。色彩が、びっくりするくらいきれいで登場人物と溶け合っていて、音楽は「ヒットしないわけがない」と思える名曲。全てのセリフにつけられた歌がフランス語と絶妙のコンビネーション。感情を抑えに抑えたラストシーン・・・。映画って、自分がトシを重ねるごとにおもしろくなっていくって最近つくづく思う。昔観た時、これほど感動しただろうか?
ジェイソンX   果てしなく続くジェイソンの殺人。今回はホラーというよりSFで、最初の頃のオーソドックスな場面設定が懐かしいような・・・。終末は苦笑を誘うしつこさで、次作はもう見たくないなと思った。
私家版  テレンス・スタンプ。秘められた愛と殺意。こういうのを完全犯罪と言うのね。
四月の雪  純愛って何?
始皇帝暗殺  ラストシーンが若干力が抜けてる感じがしたが、戦闘場面や宮廷儀式等スケールが大きく、心情描写も丁寧で楽しめた。
16 Blocks  ブルース・ウィリス。いつもの痛快娯楽作品。
シックスデイズ/7ナイツ  ハリソン・フォード。緊張感のない冒険物。
60セカンズ  カーチェイスはかっこよかったけどニコラス・ケイジに野性味が足りないし、恋愛の深まり方も今ひとつ。兄弟愛もピンと来なかった。
シッピング・ニュース  ケヴィン・スペイシー。生きるパワーを取り戻していく中年男。海の景色と音楽がエクセレント。
シティ・オブ・ゴッド  退廃的で投げやりで絶望的な描写が目白押しで、風景も、私の心を捉えて話さないカンボジアの風景と酷似。これが現実の世の中なのだと頭では分かっても、つい目を背けたくなる、そんな場面の連続だった。人の命は果てしなく軽く、石川啄木じゃぁないけど、さらさらと指の間より落つ砂のような虚しさを感じた。
シティ・オブ・ザ・デッド  ゾンビがいっぱい。一応ホラー映画という括りだが、全く恐くないのでもうちょっと違うジャンルに入れた方がよいと思った。
忍 SHINOBI  仲間由紀恵、オダギリ・ジョーの忍者版ロミジュリ。好きになってはならない人を好きになるって、ものすごく苦しいはずなのに、苦しみが全然伝わってこなくて残念。キャストが美形揃いなのはいいにしても、心情描写も表現もとっても雑で、アイドル映画から脱しきれてない感じ・・・。
死びとの恋わずらい  分かりやすく、怖くなく、そこそこ切ない映画だった。松田龍平が初々しい。
下妻物語  深田恭子。これってZOXYDOLL(ゾクシードール)の原型?まちゃまちゃもこんなことろに!で、土屋アンナかっこい〜〜〜っ。宝塚の男役みたいだ。
シャーロット・グレイ  「嵐の中で輝いて」にとっても似てる女性スパイの話で、ケイト・ブランシェット演じる主人公の心の強さがかっこよかった。戦争の醜さを伝える大事な作品だと思った。命をかけて探した恋人と別れるシーンにはビックリだった。
シャイニング   犯罪物心理サスペンス。ホラー映画っていう触れ込みだったけど、ジャック・ニコルソンの狂気の演技が際立っていて、全然ホラーって感じじゃなかった。昔の映画だから仕方ないのかもしれないけど、長くてテンポが悪いのが気になった。
ジャック・サマーズビー  リチャード・ギアとジョディ・フォスター。完璧な演技だった。おいおい泣きながら鑑賞した。人間にとって、アイデンティティとは、プライドとは、幸せとは、何なのだろう?愛する人たちを命をかけて守ることで、最も愛する人をとことん悲しませるというこのパラドックス。ジャックの妻(ジョディ・フォスター)も、結局のところ、彼の責任感とアイデンティティの選択に共感し、それが彼の死に直結するという、もう言葉では言い表せないほどの悲しい選択をしてしまう・・・。何だかいつまでも心に残りそうだ。これは名作!!
シャドウズ・ゲート  カナダ映画。切ないストーリーだ。なんでこうなるのか、なんで立ち直れないのか、ほんとに切ない。幸せなら、病気がなかったら忘れられるだろうに、いつまでも苦しみ続ける主人公が不憫だ。
ジャスティス  ブルース・ウィリス主演。ストーリーが単純で映画らしい山場もなかったが、役者が演技派揃いで、それぞれが自分なりの誇りや真実を求める気持ちは伝わってきた。
ジャックと天空の巨人  脇役だったが、ユアン・マクレガーがかっこ良かった・・・のは、いいとして、こんな楽しい「ジャックと豆の木」に仕上がって、監督は天才だなと思った。巨人達って、意外に素直でかわいいのね。
ジャンヌ・ダルク  リュック・ベッソン監督。中世の女性の扱いってものに、憤慨し悲しくなった。あの時代、女性は処女にのみ価値があり、男装は極刑(性を超越しちゃいけない=性差は掟)なのであり、女性は売られたりレイプされても当然の存在なのだ。許せ〜〜〜ん!(▼皿▼メ)ノジャンヌが、究極の男社会に翻弄された、無学で感情的で思い込みの激しい極めて一般的な娘として描かれているのは、確かにジャンヌ解釈の新しい視点なのかもしれないが、いくら人々が教会の支配に辟易していた(に違いない)からといっても、それってやっぱりリアリティなさ過ぎなんじゃないだろうか?カリスマでなければ、天草四郎時貞にだって民衆は従わなかったはずだし。人物描写ならケイト・ブランシェットの「エリザベス」(一人の田舎娘が人々を率いる女性になっていくとこが似ていると思う)の方が、よっぽどよかった気がする・・・。ミラ・ジョヴォヴィッチはキュートな女優だけど、この作品では透明感もなく、演技もただヒステリックなだけで、これは失敗作だと思った。それと、国王までかしずかせる教会の権威を傘に、魔女裁判という悪意に満ちたパフォーマンスで恐怖を植え付ける人達の薄汚さに、ウゲッっとなった。
集団左遷  会社のどぎつさ、醜さがクローズアップされた悲しい映画。だけど、後半が、なーなーなのね、犯罪行為もいっぱいだし。テーマソングがタイミングよく入ってきてノリはいいし、最後は勧善懲悪で明るく終わるのだけど、やっぱりどこか変。
シューティング・アップ  何の目新しさも工夫もない残念な映画だった。途中から「映画なのに、こんなんでいいのだろうか。」と疑問を感じつつ鑑賞した。「ターミネーター3」を観た時のような脱力感だ。かっこいいはずのトム・サヴィーニも、ちょっとメタボで走りもイマイチだった・・・・。
ジュエルに気をつけろ  リブ・タイラー。3人の間抜けな(普通の)オトコたちが1人の美女に翻弄されるお話だが、ばかばかし過ぎてスカッとした。
怨呪  2度目なので冷静でいられるかも・・・って思ったが、何の何の。恐いのなんのって!ストーリーや演出には言いたいこといっぱいだけど、恐いシーンが全ての欠点を隠してしまうほど恐かった!
ジュラシック・ワールド 3D  目の前の利益ばかりを追い求め、人の命を二の次三の次に考え、誰も責任を取らないあたり、日本の原発に似ているんじゃないかと思いながら観た。恐竜の心情なんて分かりようもないが、人間って何て罪作りなのかと思う。囲われて見世物にされ、命を支配され、動物園の動物だって同じようなものだと思った。
春夏秋冬そして春   こんな韓国映画は初めてだ。心の世界を静かに見つめた作品。無駄なものを全て削ぎ落とした清楚な生活。きれいできれいできれいな景色。あまりに少ない台詞。大自然の中の透き通った生。主人公は、老人(和尚さん)と、欲望に満ちた世俗の生の間を行き来する無垢だったはずの男。彼がなんであんな怒りに満ちた青年になるのか、とっても不思議だったが、ともかく彼は少年期を和尚と共にお寺で過ごし、青年期を世間で生き、そして中年になって寺に帰って来た。彼らの生を彩るのは、大自然と小動物だけ。輪廻転生、生生流転、生者必滅、どんな言葉もぴったり来る。信仰を捨てるなというメッセージなんだろうか?引き継がれる生と悪、そして悔悛、善行、諸行無常の生。
将軍の娘/エリザベス・キャンベル  男社会に復讐する女性。
少林寺  ジェット・リー(当時はリー・リンチェイ)のデビュー作。若くてきれいでスターのオーラむんむん。今更知ったけど、彼って中国武術大会で5年連続総合チャンピオンだったのだそうだ。キレのあるアクションを堪能できる作品。
少林寺サッカー   何もかもが露骨で、全然好きになれない映画。
ジョンQ 最後の決断  デンゼル・ワシントン。医療制度への怒りが題材だが、デンゼルはああいう演じ方しかできなかったのか?私の好きなデンゼルじゃないなと思った。
シリアナ  イスラム社会の純粋さとか、アメリカの傲慢さ・したたかさとか、そんな部分がよく描かれていて勉強になった。ところでジョージ・クルーニー、どうしちゃったの?って言えるほど太っててビックリした。少し走るとハァハァ言ってるし、後ろ姿なんて別人だ・・・・。
シルミド  実話が元になってるそうだが、どこからどこまでが実話なんだろう?今更ながら思うのは、同じ民族で憎しみ合う悲しさ・愚かしさ、権力者の身勝手さ・傲慢さ、共産主義のハングリーさ。。。殺戮と暴力いっぱいの映画だったが、これが人間の本性なんだなって思ったりもした。
白い嵐  少年たちのひたむきな目がいい。見ててボロボロ泣いた。妻アリスとの永遠の別れも、法廷での自信を持った証言も、ジェフ・ブリッジスだから演じられるんだと思う。 余計な効果音とか音楽とかもいっさいなく、ラストは聴かせる名曲だった。完璧な構成って言えるんじゃないだろうか。リドリー・スコットの実力を感じた。
シン・シティ  モノクロの画面の中に光るビビッドなカラーや、ブラックライトを当てたかのような影を感じさせない白がきれいで、愛とバイオレンスがいっぱいの、古典的な娯楽ムービーだった。マンガチックなところも面白かった。ブルース・ウィリスは卒のない演技。クライヴ・オーエンは「キング・アーサー」でガクッときたけど今日のはよかった。あの神父さんは原作のフランク・ミラーだったみたい。何て芸達者な。で、不細工な特殊メイクの大男はミッキー・ロークだったらしい。全然気付かなかったけど、そう思ってみれば2倍楽しめる映画だった。
真珠の耳飾りの少女
       (一回目の鑑賞)
 実物をどうしても見たくてたまらなくなった。実際のところ、フェルメールの絵のモデルが誰なのか分かっていないのだから、想像でしかないのだが、1枚の絵から想像できる世界をこれほど奥深く味わい深いものに築き上げるとは、うなってしまう。中世のオランダの香りがむんむん。映像がたまらなく静かで美しい。
真珠の耳飾りの少女
       (二回目の鑑賞)

     
 前にこの映画を観た時は、まだ実物の絵を見る前だったのだけど、2006年8月、オランダ、デンハーグのマウンリッツハイス美術館で絵を鑑賞。清らかで自信に満ち、それでいて、ちょっぴりはにかむ少女の目線に魅せられた。もう何百年も前に亡くなっているのに、今ここに生きているような生気を感じた。フェルメールと少女との関係は、まさしくこの映画に描かれた通りの関係だったに違いないと思った。(別に、愛人関係とかじゃないって意味よ。主人と使用人、画家とモデルの関係以上ではあったけど。)今回の映画鑑賞は、画集片手に、まばたきする間も惜しんで観た。随所に出てくるフェルメールの絵、なんて素敵なんだろう。どんよりとしたオランダの空気も、よどんだ運河の水も、とってもノスタルジック。淡々と進むストーリー。どれもこれも印象深い。映画の登場人物は皆、絵のモデルたちにそっくりだった。もう1回観たい映画だ。
人造人間13号  何で初めからバスで逃げなかったのかとか、何で床を破れる力持ちのゾンビが薄っぺらな木のドアを蹴破らないのかとか、不思議な点が数々あった。ラストシーンも、シュールと言えばシュールだが、「え?これ?」って感じだった。
新・年少バトルロワイヤル  格闘技を好きな人が見るのだろうか?それともヤンキー好きの人?アイドル好きの人が対象・・じゃあないとは思う。後半はバイオレンスだらけで、ストーリーらしいストーリーもないのでやや飽きた。シリーズ化されたので、意外に好評なのかも。
シンプル・プラン  お金が人生を狂わせた話だが、ほんとにそこまでできるのだろうか?人間の良心は、こんなにも些細なきっかけで崩れるものなのだろうか?心情描写がよくできていて、俳優達の演技も秀逸で、展開が早くもなく遅くもなく、ちょうどいいスピードだった。
侵略決戦エイリアン・パニック  とんでもなく素人っぽい映画だった。いつ面白くなるのか、かすかに期待したが、最後までつまらなかった。演技も脚本も、プロの技なし。
*
推定無罪  ハリソン・フォード。スリル不足なサスペンス。
スウィーニー・トッド:フリート街の悪魔の理髪師  ティム・バートン監督 × ジョニー・デップ。退廃的で甘美的なモノトーンの見事な映像美。夫はミュージカルの部分が面白くなかったと言っていたが、私は二重丸。ジョニー・デップの歌声は確かにやや荒削りだったけどね。あの子役は何ていう子なのかな?演技も歌もとてもよかった。ヘレナ・ボナム・カーターって、ティム・バートンの連れ合いだったのね。
スカイ・クラッシュ  ドイツのTVドラマ。それなりにドキドキ感はあったものの、予定調和的で、きれいにまとまったのが残念と言えば残念。
救え!緑の星を  劇団すぎのこ。 子供たちがごみ問題について考えるきっかけになる、問題提起型の人形劇。
スクリーム  ホラーというよりは、学園物で、一部お笑い。楽しいホラー映画って感じかも。犯人が分かりやすくて、残念。
スクリーム3  軽いノリでお笑いもいっぱい。犯人は相変わらず弱っちく、音楽はわざとらしくて殺人にもそれらしい意味がなく、子ども騙しのような映画だった・・。もっと他に作り方はなかったんだろうか?
スコア  ロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートン。さっそうとかっこよく仕事を進める大泥棒役のデ・ニーロと、器用なんだけど、どこか青臭いノートンが、いい感じで絡み合っていて、ストーリーは単純なのだがそれなりに楽しめる映画。
スコーピオン・キング  おもしろみなし。ロックは主役に向かないと思った。
スコルピオンの恋まじない  ウッディ・アレン。見た感じ全く冴えないが、監督も脚本も、主演までしてるんだから、やっぱり天才なんだろう・・・。だけどやっぱり、どう見たって全然冴えない。不思議だ。
スターリングラード
(1回目の鑑賞)
 ナルシスティックな欲望の愚かさや階級闘争の果てしなさ、一人でいることの無力さ・はかなさが胸に染み込む映画だった。
スターリングラード
(2回目の鑑賞)
 勝者も敗者も存在しない(かのような)この映画に、しっかり描き込まれているのは、その国がどんな主義主張の国だって、住んでる人は皆、良民、小さな幸せを願う、ただの小市民だってことだと思う。恋もし、嫉妬もし、友情ももち懺悔も後悔もする、み〜んなただの人間。戦争って惨めだけど、人類にとって必要なものだったってことなのかも?ジュード・ロウ、好演だけど、もうちょっと筋肉付けてほしいような・・・。きれいな彼の無精髭はかなりセクシーではあった。エド・ハリスは、さすがの存在感。この映画の格をぐ〜んとUPさせたと思う。ジョセフ・ファインズは、卑屈っぽいところがはまり役。
スタンドアップ
(1回目の鑑賞)
 シャーリーズ・セロン。素晴らしい演技だった。事実に基づく脚本も秀逸だ。全米初のセクシャル・ハラスメント訴訟を戦った一人の女性労働者の物語。高収入の男の職場に入ってきた女への執拗な嫌がらせ、敵意、侮辱、脅迫・・・。女だから、ただそれだけで、どんなに仕事に励んでも仲間と見なされない。「敵」なのだ。おとなしく、しおらしくしている者だけが、女という性別付きの「人」と見なされる。それは社会の縮図でもある。最後は法廷で勝利し、ハッピーエンドだったけれど、その陰に、そうでない例が山ほどあるのだろう。全ての女性に観てもらいたい。ひとりでも立ち上がる女性の存在を。逃げていないで、当たり前の権利を訴えることの偉大さを。
スタンドアップ
(2回目の鑑賞)
 1980年代、アメリカの人権意識ももまだこんなものだったのかと、ちょっと驚いた。子どもを一生懸命に愛する、ただの女だからこそ、ここまで強くなれるのだと思った。若い頃、いつも思っていた。家庭の中の女性差別さえ変えることができないのに、世の中なんか変わるわけないと。しかし堅実な生き方で遂に父親の意識を変えていく主人公を見て、私には熱意や努力、ひたむきさが足りなかったのだと思った。長年耐えていた主人公の母親も、娘のためだけでなく立ち上がっていく様子も爽快だった。
ステキな金縛り  三谷幸喜監督・脚本。主演の深津絵里がキビキビしていて、コメディ部分も面白いし、輝いていた。山本耕史の役はちょっと・・・と思ったが、西田敏行も中井貴一も阿部寛も竹内結子も戸田恵子も、みんなみんなはまり役だと思った。内容は、タイトルと合ってないし、中心がどんどんぼけていく感じで、まぁ気楽に楽しむ分には問題ないか・・・と開き直って見るべし。
ストーム・シティ  ドイツ映画。パニック映画のお決まりのパターン、分からず屋の上司のせいでハンブルグが未曾有の水害に見舞われるという古くさい設定だが、序盤からずっとテンポよく、風景も美しく、CGも飽きない迫力。愛憎劇も後味のよい結末で、私好みだった。
ストーン・カウンシル  モニカ・ベルッチとカトリーヌ・ドヌーヴ。モニカ・ベルッチは好演だったし、こういう心理系、好きは好きなんだけど、何だか展開がグダグダ・・・。「被爆」の意味も、すぐには分からなかった。35年前に事故を起こした軍事施設に足を踏み入れた途端に、ハイリスクの人よりも強烈に被爆し、30年前に死んだ人に助けられて元気になるってどういう意味??モニカの周りにいる人たちが、何でみんな秘密結社の人?彼らは超能力を持った息子を殺す目的で誘拐しながら、どうして母親をおびき寄せるような真似をしたの??謎がいっぱいでわけの分からない映画・・。
ストリート・レーサー
ミッドナイト・バトル
 ものすごいジャパニーズテイストの映画。車はもちろん、町並みも主人公の部屋の雰囲気も、日本そのもの。ストーリーは極めて単純で目新しさもないが、予定調和的に収まるスッキリ感。
ストレンジ・デイズ  レイフ・ファインズ。「イングリッシュ・ペイシェント」の時より、よっぽど色っぽかった。ストーリーは、近未来の、いかにもありそうな話だが、そこにはまだ人種間の対立(差別意識)も残っていて、何だか複雑な気持ち。監督は、キャスリン・ビグロー。
スパイ・ゲーム  ロバート・レッドフォードとブラッド・ピット。派手なアクションは皆無だが、リアルで緊張感&迫力のある作品だった。ロバートレッドフォードのクールなかっこよさと、ブラピの情熱いっぱいの演技もマッチしてて、とってもよかった。
スパイダー/コレクター2  単調な筋書きではあったが、子役も含め俳優が演技派揃いで楽しめた。
スパイダーマン  トビー・マクガイアにオーラがない。
スパイダーマン2  そんなに期待してなかったが、主人公や周囲の人の心情に親しみが持てたし、第3作への布石も分かりやすかった。
スパイダーマン3  とにかく長かった。力入れてたのかしら?アクションシーンは、動体視力の優秀な人でないとよく見えないゾ。すごいスピード感だった。MJは「スパイダーマン2」から3年経ち、シャープになってて色気が出てたよ。ハリーの改心(覚醒?)に関しては、もっと葛藤や後悔の演出が欲しかった。宇宙からの謎の生命体、あれ、何なのか、何であんな思いつきの軽い技で倒せるのか、ストレンジ。ハリーは、実生活でも御曹子なのね。インタビュー見たけど、映画の方がイケメンだった。
SpeedRacer  日本アニメ「マッハGoGoGo」の実写版。鮮やかできらびやかで、限りなくアニメに近い映像だった。
スフィア  ダスティン・ホフマン、シャロン・ストーン、サミュエル・L・ジャクソン、ピーター・コヨーテ等、そうそうたるメンバーの海底SF。役者達の演技に救われた映画だ。なぜ彼らがこの作品に出たか疑問だ。
スペース・カウボーイ  クリント・イーストウッド、大健闘。生涯現役って感じだ。
スマイル・コレクター  フランク・ティリエ著「死者の部屋」の映画化。フランス映画。人の死なんて、結構簡単に訪れるものなんだなぁと思った。フランス映画らしく、さらりとしているから、そう思ったのだと思うけど。メラニー・ロランって、サスペンスにぴったりの女優だ。ストーリーはシンプルで分かりやすく、脚本も手堅く練られていた。映像もきれい。続編が観たい。
スラムドック$ミリオネア  「トレイン・スポッティング」のダニー・ボイル監督作品。イギリス映画だがインドが舞台。すべてがない交ぜになった、あのインドの香りが懐かしい。
スリー・キングス  ジョージ・クルーニー。エゴイスティックな欲望のために奪い合い殺し合って生きている様が、軽妙なタッチで描かれていた。
スリング・ブレイド  「ビリー・ボブ・ソーントンって、『チョコレート』に出てた彼だよね?ほんとに同一人物なの?」って思えるくらい、んもう成り切り&迫真の演技でビックリ仰天した。なんでビリーボブ演じる主人公が、あの家に住むことを善良な周りの人々が了承したのか、そのへんからよく分からないが、予想通りの不幸な結末で、悲しい映画だった。
S・W・A・T・  前半は間延びして面白くなかったが、後半は華麗なアクションの連続で、鍛え抜かれた筋肉もかっこよかった。SWATの中にも悪人っているのね〜。
*
セイヴィア  殺し合いへと煽られる一人一人の心の弱さ・醜さ、そして潔いほどの生への諦め・・・悲しい映画だった。
セイブ・ザ・ラストダンス  何だか評判よかったらしいけど、私はチョット・・。 ダンスも斬新じゃなかったし、動きはKAT-TUNの方がよっぽど○。ストーリーも完璧なる二番煎じで、唯一、黒人マイノリティーの闘いのみが作品にリアリティーを与えている感じだった。
世界侵略:ニューヨーク決戦  予算がなかったんだろうなと思える場面がたくさんあった。発想は面白かった・・・かもしれない。敵も人間を使って地球を乗っ取ろうとするんだね。使われた人間が死んだら、第一次作戦は失敗なのね。作戦が緩すぎる。
世界侵略:ロサンゼルス決戦  →「バトル ロサンゼルス」参照
絶対の愛  絶対って何だろう。人間のすることに絶対なんてあるのだろうか。あると思うこと自体が傲慢だし、だからこその悲劇だと思う。医師を含め、登場人物は、みんな不幸。それなのに、個人的な欲望は最優先。人間の醜さ、愚かさが分かりやすく描かれた映画。
SE7EN  ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン。殺人鬼との駆け引きが、こんな形で終わろうとは。
セブンイヤーズ・イン・チベット
(1度目の鑑賞)
 ブラピはかっこいいし、歴史も面白かったけど、淡々と話が流れていくばかりで、何かが足りない。
セブンイヤーズ・イン・チベット
(2度目の鑑賞)
 初めて観た時とは全く違う印象だ。あの頃は、チベットの歴史についても今ほどは関心を持っていなかった。チベット人のものの考え方・理想・哲学などがよく表れた作品で、チベットへの理解がいっそう深まった。きっとインドネシアに攻め込まれた東ティモールも、こんな感じだったのだろう。前回観た時は、この映画、淡々とし過ぎていると感じたが、それはチベットの平和を踏みにじった中国や、協調しない人間への静かな怒りだったのかもしれない。教育は大事だ。故国を永く遠く離れても、なおダライ・ラマがなぜ最高指導者たるのか、それはチベットの長い歴史と文化の完全なる伝承者だからなのだと思った。
ゼロ・ダーク・サーティ  ヴィン・ラディン殺害までのCIAの物語。ここのところ、9.11同時多発テロやボストン爆破テロがアメリカ政府のやらせだったとか、そんな情報にばかり接していたせいか、この映画を史実として見ようという気には到底なれなかった。アメリカのプロパガンダかもしれないもの。攻撃されたわけでもないのに、パキスタン政府の察知を恐れながら、夜中にヘリで押し入り強盗みたいな真似をして、その作戦、恥ずかしくないのだろうか。女子どもはほったらかしで、男だけ殺して貴重品を奪って逃げるなんて、どっちがテロリストかと思った。しかも一機は突入時に墜落だなんて、それも本当なんならドジ過ぎるのでは?
戦国 伊賀の乱  忍者映画だというのに生ぬるい。動きにキレもないし殺気もない。命がけの任務は敵も同じだ。ただの娯楽映画、アイドル映画のようだった。
戦争のはじめかた  あまりにバカバカしいプレ戦争風刺映画ってとこか・・・。軍隊とか他国の良民を殺せる人って、こういう人々なんだって言いたいのよね。ホアキン・フェニックスって石原良純にソックリ。
千年の恋 ひかる源氏物語  天海祐希。背が高くて顔も小さく、声も渋くてかっこいいではないの!着ている物も粋だったし、踊りも上手で、きりっとしてた。吉永小百合やかたせ梨乃は、さすがの貫禄で演技もバッチリだったし、常磐貴子もそれなりに頑張っていた。 が、松田聖子が出てきてそらぞらしく歌うのにはがっくり。 道長の死ぬ場面とか、なくてもいい場面も結構多く、全体的にバランスの悪い(構成が変な)映画だった。
戦国自衛隊  刀と槍の足軽相手に近代兵器で大量虐殺。何かこういうの嫌だなぁ。卑怯だよね。天下を取ったら昭和に帰れるなんて考えにも全然共感できないし。千葉真一を始め俳優陣がみんな若いので、そこはまぁ楽しめた。
戦場カメラマン 真実の証明  コリン・ファレル。原題の「Triage」とは、”選別”を意味するフランス語で、戦争や大災害が発生した場合にどの負傷者を治療するかを決めることを指すのだそうだ。胸に置かれた黄色のカードは治療を意味し、ブルーのカードは死を意味する。重傷を負った主人公マーク(コリン・ファレル)は、クルディスタンの医師による選別の結果、辛うじて生かされ帰国するのだが、自らもまた、無二の親友を選別したという贖うことのできない罪の意識に苦しむ。何と辛い現実なのだろう。人間が起こす戦争、誰かが儲ける戦争で、若い命が次々に消え、生き残った人々もまたその人生を奪われる。暗く悲しい物語。コリン・ファレルは名演だった。
センター・オブ・ジ・アース  ハッピーエンドって分かっているから、どんな災難に遭っても緊張感なし。全ての冒険がうまくいく。ドキドキワクワク感はないけど、映像も綺麗だし、適度に恐竜などの生き物も出てくるので、子どもも一緒に楽しめるほんわかした映画だ。大人も疲れた時にはいいかも。
セントアンナの奇跡  スパイク・リー監督。舞台はイタリア トスカーナ。第二次世界大戦中の実話が素材らしい。石造りの美しい家々、狭くて急な坂道、アール・ヌーヴォーの装飾が施された美しい教会、そこに集う素朴な人々・・・そこで起こった無惨な虐殺。一人の支配者の思いつきによって死んでゆくのは、子ども、老人、女性たち。計り知れない犠牲を払ってでも手に入れなければならないものとは何なのか、何が人間をそこまで堕落させるのだろう。
 そして数十年後、生き残った元兵隊が唐突に遂げることとなった復讐の意味は、人間は何のために生きるのかを我々に問いかけているようだ。戦争中の虐殺を悲惨に描写する一方で、復讐もまた突発的な殺人で完結する。悲しみだけが心に残る。
潜入 最も危険なテロリスト  実話に基づくフランス映画。フランスとパレスチナ、シリア、チュニジア、リビア等の関係が、二重スパイの青年を中心に描かれていて分かりやすかった。1980年代以降のPLOやファタハ、ANP、モサド等も、今まで違いがよく分からなかったのだが、これでスッキリ。結局戦争なんて、各国の指導者達の利害で左右される心理戦なんだと思った。奇しくも2015年、再びパリがテロに襲われ、今回もこんな感じだったんだろうかとリアリティを感じた。
*
ソースコード  ジェイク・ギレンホール。失敗しても、繰り返し繰り返し同じ任務が課せられる。そして何度も死ぬ。人間の命なんて、ちっぽけで軽い物に思えてくる。爆弾犯が誰なのか、主人公と一緒になって考える緊張感があるが、それ以上に、科学に翻弄されるアナログな人間の、感情世界の崇高さが伝わる作品。
ソード-X  ドイツ映画。聖杯が何でそんなにありがたいのか、また、魔力を持つのか、不信心な私には全然ピンと来ず、大前提がそんなだから、あまりストーリーにも没頭できず・・・。それにイエスとマグダラのマリアの直系の子孫の血が必要だなんて、何たるパターナリズム。役者はそれぞれ魅力的だったし、修道院の描写とかイタリアの風景は、きれいではあった。
ソード・フィッシュ  ヒュー・ジャックマンがとってもかっこよかった!これは完璧! ジョン・トラボルタも悪役がバッチリで、アメリカ人の頑固な愛国心だとかおごりだとかががよく表れていた。
ソーラー・ストライク  世界を救うのは、アメリカ人のスタンドプレー?何だか、変な話だ。もうちょっと別の表現はできないんだろうか?北極の氷を核ミサイルで爆破して人類の危機を救う、なんていうのも「核もこんないい使い方もできるのよ〜。」っていう言い訳に見えた。しかもその核ミサイル、ロシアの潜水艦に撃たせてるし・・。ストーリーのどこを観ても、素直になれない映画だった。・・・but ダカスコスはイケメン
その男 ヴァン・ダム  スターがスター自身の役で出演するパロディ映画。スターはどこまでもセクシーでなければならない。しかし色気なんて年に応じて変化するもので、躍動感が若い頃のように醸し出されるはずもない。成長できないどこまでも哀しい男の物語。これを演じたヴァン・ダムは偉い。「マルコビッチの穴」をちょっと思い出した。
ソフィー・マルソーの過去から来た女  音楽と、フランス語の響きは好きだった。が、ちっともイケメンではないクリストフ・ランベールが相手役だし、ストーリーに深まりもなく、あまり面白みのない映画だった。監督・主演・脚本ソフィー・マルソー。
ソラリス  ジョージ・クルーニーの裸体にうぐっ!
ソルジャーズ・アイランド  クリスチャン・スレーター、かっこいいんだけど足りない。演技力も存在感も。ショーン・ビーンとかジェームス・クロムウェル、ヴィング・レイムスなどの豪華すぎるキャストの中で伸び伸びできなかったのかもしれないけど。ストーリーはハチャメチャ。ちっともこなれていない。悪ふざけの作品だった。
ソルト  アンジェリーナ・ジョリー。アクションがかっこよかったけど、大国のセキュリティってあんなもんなんだろうか?
それでも生きる子どもたちへ  ユニセフ発案の7人の監督による7編のオムニバスストーリーなのだが、最初の作品「タンザ」を観ただけで、しばらく落ち込んだ。内戦の続くアフリカの少年兵の話。毎日が死と隣り合わせ。一人忍び込んだ敵地の学校で時限爆弾を抱え、涙に暮れるタンザが、あまりにもかわいそうだった。


       

inserted by FC2 system