幸島の猿
都井岬の馬
(宮崎県串間市)
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こんなきれいな日南海岸を通って、宮崎市から串間市に向かった。
 ←向こうに見えるのが、幸島(こうじま)。亜熱帯性の照葉樹林に覆われた、周囲3.5kmの島。100頭のニホンザルが生息している。

 「百匹目の猿現象」創作のアイディアが生まれたのもこの地。

 この10年、干潮になっても島はこちら側とは繋がらないそうだ。
だから幸島の猿たちは、今やすっかり隔離されている。猿のためにはよいことだと思うけど、これも地球温暖化の一現象なのかな?

 ここの猿は、国指定天然記念物(昭和9年指定)になっており、芋洗い・麦洗いなどの文化的行動で有名。
この船で、2km離れている幸島に渡った。2人で3000円だった。  
 渡し船のオジサンが大きな声で「おーい!」と呼ぶと、猿がワンサカ集まって来た。「餌付けはしてませんよ。」と言っていたけれど、麦を投げておびき寄せていた。 一番強そうな猿。70匹の集団の中心人物みたいだった。
もしそうなら、名前は「ホタテ」。24歳。
7代目のボスで、11年間君臨している。
 ←私達を上陸させると、オジサンは、とっとと行ってしまった。「ふえ〜、どうやって帰るの〜?」と不安になった。

 ここには、イギリスや中国、韓国、アメリカなど、世界各地のメディアも取材に来たそうだ。松井選手とか、後藤久美子、いしだあゆみなど、・・・他にも有名人がたくさん見学に来ているらしい。寅さん映画の舞台にもなったそうだ。

 昔、すぐそばの都井岬に生息する野生馬の研究に来た京大の霊長類研究者が、ここで猿を見つけ、観察し始めてから増えていったのだそうだ。

 毎朝点呼し、顔を見て数を確認するんだって。
 
毛並みがフワフワなのは、体も小さな赤ちゃん猿。 今にも海に落っこちそうだが平気みたい。
だって泳げるんだもんね。
 午前中来ると、ここの湾で自然のままに遊んでいる姿が見られるそうだ。人間と同じで、主に子猿が水遊びし、親猿達は見守っているらしい。 芋を洗うのは、味付けのためなのだそうだ。
← 帰りに都井岬に生息する野生馬「御崎馬」を見て帰った。

  結構ギスギスに痩せていた。

 現在、日本に残されている在来馬は9種類。縄文時代後期から弥生時代中期にかけて中国大陸から連れて来られた馬が、その起源と言われている。

 体力があり、粗食に強い。
ここは、アカウミガメ上陸海岸
5〜8月に産卵、8〜9月に孵化するそうだ。
保護を呼びかける看板が立っていた。
 こちらは「伊勢エビ定食」のメインディッシュ。
 アカウミガメは守るのに、伊勢エビは残酷にも殺して食べてしまうなんて、やっぱり矛盾だよね。長い脚や口元が、まだピクピク動いていた。



 <追記>
 2012年9月、ホタテは姿が見えなくなったそうだ。京都大の観察所の調べでは、8代目ボスに就いたのは17歳の「カバ」。
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