語りかける目
--- 6年 道徳 ---
■ □ □ 阪神淡路大震災 □ □ □


1月17日、忘れてはならない日。

一瞬にしてたくさんの人の命が奪われ、
築き上げられていたものが消えた日。

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資料について
資料「語りかける目」は、震災後の1月23日に2回目の出勤をした警察官の手記。
彼の任務は長田署管内の遺体捜索・村野工業高校体育館の遺体管理と検視業務補助等だった。
彼は、そこで出会った1人の少女の姿に目を惹き付けられる。
少女は遺体安置所となった体育館の中で一人きり、泣きもせず、身動きもせず、
自分で拾い集めた母親の遺骨をじっと見つめていた。


 少女はとても強い子だと思った。
 とてもかわいそうだ。今、家族みんなで暮らしているのは当たり前のように思っていたけど、そうじゃないんだなと思う。「死ね。」なんてぜいたくな言葉だなと思った。
 女の子は間近で母を亡くし、とてもかわいそうだ。自分で骨を拾い集めるなんて、心がとても強い。
 たった1分足らずでものすごい地震や火事が起こるなんて想像できない。
 その女の子はとても強いと思う。なぜなら自分で母親を捜し当て助けようとしてすごいと思った。お母さんを助けられなかった悔しい気持ちは、今も心の中に残っていると思う。
 これから一人でどうやって生きていくのか。
 火事でお母さんが死んで、少女は夢中で逃げて、少女が死ななかったからよかった。
 母のために一生懸命がれきを押しのける少女は強いと思った。お母さんも「ありがとう。もう逃げなさい。」と言うのも優しいと思った。家が燃えて、お母さんも一緒にいなくなってしかも一人になって・・・。かわいそう過ぎる。
 大地震でお母さんが亡くなってかわいそうだ。ぼくは、お母さんの手をがれきの中から探し当て、「お母さん、お母さん。」と叫んだ所が感動した。なぜなら顔は見えず、手は血まみれだったから。少女は母が亡くなっても涙をこらえていた。
 「助けて。お母さんを助けて。」と言ったのに、大人の人はひどい。そして、ナベに骨を入れて守っているのが強い。
 お母さんを一生懸命助けようとするなんてすごい。何歳か分からないけど子どもなのは確かなので、家具を押しのけたりがれきを放り投げたりして、やっとお母さんの手を握りしめられた時、どんなに嬉しかっただろう。でも、お母さんが「ありがとう」と言ってくれたのはなんか悲しいと思う。家が燃えるのを見ていて声も出なくて、逆にどれだけ悲しかったんだろうと思う。
 この少女もお母さんも本当に辛かったんだな。
 とてもかわいそうだ。ぼくだったら何もできずにただ泣くだけだと思う。
 火事が迫ってきているのに逃げずにお母さんを助けようとした勇気がすごかった。ぼくだったら逃げていたと思う。
 母を失ってから涙を出したくても我慢して生き続けているからすごくかわいそうになった。
 気が動転していたのは分かるけど、「お母さんを助けて。」という言葉を聞き入れようとしない大人の人達がひど過ぎると思った。地震の次の日、どこにいたのか覚えていないというのは、何をしていたのかを整理できない状態だったと思う。友達・家族だけは失いたくない
 母を失ってかわいそう。家も倒れるし、火事も起こるので地震って恐いんだと思った。
 少女は家の家具を押しのけ、お母さんがいる所まで行って一生懸命お母さんを助けるなんてすごい。お母さんも嬉しかっただろう。
 少女は翌々日に一人でお母さんを探しに行って、とても強い気持ちがあると思った。大人達は、少女の気持ちも考えず、ひどいと思った。
 その少女は今どう生活しているのかな。元気でいてくれるといい。
 こういうことが他にもいっぱい起きたんだな。

子ども達は、少女の境遇によく共感できていた。
少女は震災前夜、母親に抱かれるようにして眠っていたというのだから、
もしかして6年生のみんなより随分幼いのかもしれない。

母一人子一人の家庭で、どんな日常を送っていたのだろう。



「今、親の庇護の元、何不自由なく暮らしている君達だが、天災は
そんな日常を奪い去るかもしれない。それは誰にも分からない。」
「幸せって、案外もろく危ういものなのかもしれないね。」
「一日一日を大切に、納得のいく毎日を送ってね。」
などと話すと、みんなしんみりとうなずいていた。


卒業まであと41日!!!

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