+++ 第38回 湯来町神楽共演大会 +++

 

 会場には子どもたちもたくさんいて、剣と扇をもって役者の真似をしている子もいてほほえましかった。


           【 演 目 】
1.四方祓 大森神楽団
2.葛城山 下五原(しもいつはら)神楽団
3.天神記 大森神楽団
4 長門彦島 水内(みのち)神楽団
5.日本武尊 玖島(くじま)神楽団【特別出演】

【大江山三段返し】
6.戻り橋前編 下五原神楽団
7.羅生門 大森神楽団
8.大江山 水内神楽団

「葛城山」下五原神楽団
 今夏、野球部を引退したばかりの高校3年生 前川巧己くんが主役(土蜘蛛)だったのだが、子供神楽団時代から7年も舞っているのだそうで、なかなかの貫禄だった。
 個人的には、葛城山から妙薬を持ち帰る、源頼光の侍女胡蝶がどれだけ妖艶かが私の注目ポイントなのだが・・・そこはちょっと男っぽかったのが残念。
 鬼への早変わりは見事だった。ほんと、一瞬だった。まばたきする暇もない。






「天神記」大森神楽団
  和歌の掛け合いは私の好きなシーンなのだが、音響が悪くて音がビンビン響きわたり、何を言っているのか分からず、とってももったいなかった。(T_T)
 
 藤原時平・忠平兄弟が極悪人に描かれていた。その方がストーリーとしては面白いのだろうが、実在の人なんだから名誉ってものもあるだろうに・・・などと思いながら見た。


「長門彦島」水内神楽団
 この演目は初めて見た。厳島神社社主 佐伯景弘が、二位の尼 時子とともに瀬戸内海に沈んだ草薙の剣を海神龍王から取り戻し、厳島明神に捧げるという話。興味深いストーリーだった。

 ・・・草薙の剣ではないが、山口県下関市には平家がらみの古太刀が出土したという話も伝わっている。→「安徳天皇御陵墓参考地




 厳島明神も一緒に戦って、海神龍王から剣を取り戻す。

「日本武尊」玖島神楽団
 熊襲もいつも悪者扱い。しかし、熊襲の酋長 川上健(たける)を騙し討ちにした倭男具那命(やまとおぐなのみこ)が、素直にタケルの名前を継ぐなんて、変な話じゃないだろうか。命ばかりか名前も盗んだということなんだろうか?
 日本人には限らないだろうが、庶民って、今でもこうやって為政者に洗脳されながら生かされているんだろうなと思う・・・。仕方ないんだろうけど。

 【飲みっぷりがいつもかっこいい。が、
  こんなに酒豪の人っていそうもない】


    【壮絶な戦い・・迫力のある振り付けだった。】



「戻り橋前編」下五原神楽団
 ここからが「大江山三段返し」 別の神楽団が1話ずつ演じた。繋がっているんだから大作だ。「戻り橋前編」では、茨木童子の左手が切り取られてしまうところまで。

 白や赤の紙テープが、あっちこっちから飛びかった。



下五原神楽団の脚本では、傘売り善兵衛が殺されなくて良かった。
善兵衛のトークも面白そうだったけど、これまた音響が悪くて聞き取れず。


「羅生門」大森神楽団

 酒呑童子が、切り取られた茨木童子の左手を取り戻し、スポッとはめるところがコミカルで面白かった。



 酒呑童子はものすごく恐い顔だった。

「大江山」水内神楽団
 山伏姿の源頼光一行と、酒呑童子の問答シーンが好きだ。

 このお話でも鬼を騙し討ち。アイヌの王シャクシャインやショヤコウジ兄弟への仕打ちを思い出す。

 お酒にはくれぐれも注意しよう!


inserted by FC2 system