+ + 色のつくりかた・道具のつかいかた(図画工作科:2年) + +
初めての、水彩絵の具

・・・実際には水彩絵の具は既に何度も使用しているが、道具の呼び名も知らず、
使用方法も様々なので、改めて水彩絵の具の使用について授業した。・・・
【主眼】
  筆やパレット、絵の具・水を正しく扱い、混色をして透明感のある六色の虹を描くことができる。 


【指導上留意したこと】
○ 席や机上の配置は授業開始前から掲示しておき、すぐに学習に取りかかることができるよう準備させた。

○ それぞれの道具の使い方を、興味をもって考えることができるよう、大切なことはクイズ形式で出題した。回答後は、「雑巾」「パレット」「筆」「筆洗」で分類し、掲示した。

○ 筆の洗い方やぞうきんを使った筆の水の調整などは個別に指導した。


【指導したこと】
○ 筆洗の底を濡らしたり、水をこぼしたりしないよう、筆洗を手に持ったままで少な目に水を入れること。

○ 筆洗の仕切りは、洗う・すすぐ・つけるで使い分けること。

○ 筆洗のフチで筆の穂先を整えること。余分な水分は、雑巾で取ること。

○ 絵の具が混ざってしまわないように、色を部屋に出す時は薄い色から出すこと、隣の部屋はなるべく空けること。

○ 絵の具は斜めにして少なめ(アサガオの種2つ分)に出すこと。

○ 絵の具が出なくなったら蓋をきちんと締め尻尾を持って振る。それでも出ない時はチューブを切り、最後まで使うこと。

○ 絵の具の口は雑巾で拭く。溝に絵の具が入ったら、水を付けた筆で絵の具を溶かして拭くこと。

○ 「広場」(混色する場所)で絵の具を混ぜる時は、隅ですることや、500円玉以上の大きさにしないこと、目玉焼きのように混ぜないこと。

○ 別の色を取る前に、必ず筆を洗うこと。

○ 薄く透明な色を作ること。

○ 絵の具を出す時と同様、薄い色から色を置くこと。

○ 隣の色との境目が分かるよう、線を踏まないようにすること。

○ 赤ちゃんの頬を筆でさわるように優しく、ゆっくりと色を置き、筆の跡を残すこと。

○ パレットと雑巾は家で洗うこと。筆で「広場」の中央や隅をなでるように洗い、ティッシュや雑巾で水分を吸い取るように拭いておいてもよい。


【学習活動・内容】
1 絵の具道具の使い方を知る。(15分)

<全体指導:クイズ>
・筆洗(洗い水、すすぎ水、つけ水)の使い方
・大筆、中筆、小筆とぞうきんの置き方・使い方
・パレットの「部屋」、「広場」の使い方
・水彩絵の具の出し方
・500円玉の大きさ(パレットの一部)の把握
2 黄色・青・赤の3色で、6色の虹を描く。(30分)

<個別指導>
・下絵線の扱い
・混色の方法
・筆の使い方
3 筆やパレットを洗い、道具を片付ける。(10分)

<個別指導>
・洗い方、片付け方


【評価】
ア それぞれの道具の正しい使い方が分かったか、作業の様子によって見取った。

イ 水を調整し、透明感のある虹を描くことができたか、作品によって見取った。



【子どもの反応〜ワークシートへの書き込みより〜】
・3種類でこんなにできて、すごいなぁと思った。
・虹を描くと、下が濃くて上が薄くなった。
・右利きと左利きで、机の上の道具の置き方が違うことが分かった。
・赤と黄で、オレンジが初めて作れた。またやりたい。
・色を混ぜると、こんなに色ができるんだなと思った。
・こんなに色がつくれるなんてびっくりした。



 導入で、今日使う色は赤・青・黄色の3つだけだと言うと、「信号の色だ!」との声。この3色と白・黒で、世の中にある大抵の色は、ほぼできると言うとみんな驚いていた。

 作業中は、みんな楽しそうに取り組んでいたが、中には自信なさげにひとつひとつの所作を、これでいいかと尋ねてくる児童もいた。

 下絵線を踏まないことは、守れていない児童が多かった。線の側は少し空けると教えた方が、はみ出さなくて済んだかもしれないと、後から思った。

 今日は鑑賞し合うまでの時間がなかったが、出来上がった作品を見合えば、各自が作ったオレンジや緑がみんな同じ色ではないことに、すぐに気付くだろう。それはなぜか考えさせることで配合の割合の違いに気付かせたり、今日扱わなかった白や黒を使用させて別の色作りをさせたりして、今後も色の世界を広げていきたいと思う。


 
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