この命の輝きを  (5年:国語科)

心臓病のためわずか14歳でこの世を去った柳橋佐江子さんが、15時間に及ぶ大手術の前日母親に渡した手紙と、
数年後、母親が書いた佐江子さん宛の手紙の、2つの手紙の読み取りを行った。

読み取ったことを発表し合う一斉学習の前に、個別学習やグループ活動を設けたことで
全体の場ではどの子も自信をもって発表に臨むことができた。


本教材は以前、6年生の道徳でも扱ったのだがhttp://yoshiko2.web.fc2.com/inoti3.html
  しっかり読み味わうために、今回は国語科で実施した。


グループ別学習課題の決定
 3〜4人の小グループに分け、学習課題を決めさせた。子ども達が決めた学習課題は次の通り。
【佐江子さんが亡くなってからの母の気持ちを考えよう。】
【佐江子さんは母に何を言いたかったのか。】
【手紙を書いている時の佐江子さんの気持ち】
【手術前の佐江子さんの気持ちを考えよう。】
【佐江子さんが亡くなってからのお母さんの気持ち】
【佐江子さんは、なぜ手紙を書いたのか。】
 

グループ別学習課題の追究
個別&グループ→発表(一斉)
 学習課題に関する個人の考え・グループ内の友達の考えと、その根拠ををワークシートに記入させ、それをもとに発表し合わせた。
【手紙はしっかり読み込ませた】
【ワークシート】

【佐江子さんは母に何を言いたかったのか。】
14年間私を育ててくれてありがとう。/数え切れないくらいのありがとう。/とっても幸せだということ。/そばにいる。一心同体。/謝りたい。/一緒に頑張ろう。

【手紙を書いている時の佐江子さんの気持ち】【手術前の佐江子さんの気持ち】
たとえ死んでもお母さんにだけは忘れられたくない。/今までありがとうという感謝の気持ち。/死を覚悟しながらも、お母さんの言った「悪い事ばかり考えてメソメソしないで、いい方へいい方へ考えていきなさい」を守って、前を向いていたのだと思う。だから自分が大きくなった時のことを書いたと思う。/お母さんのお陰でここまで来た。/「いい夢みなさい。」を信じ、手術は成功すると信じている。/どうしても生きたかった。

【手術前のお母さんの気持ち】
すごく心配だったと思う。/生き抜いてほしい。/足になろう、支えになろう。しっかり勉強してほしい。いい大人になってほしい。/早く元気になってまた何かをしたい。

【佐江子さんが亡くなってからのお母さんの気持ち】
とても忘れられない。/またお盆が巡ってきた。会えるのが楽しみ。/頑張ってくれてありがとう。/淋しいけど、ずっと一緒にいる。/心の中に生きている。/ありがとうと言ってくれたから、自分もありがとうと伝えたかった。

【佐江子さんは、なぜ手紙を書いたのか。】
手紙だといつでも読めるから。/覚悟をしていたから。/言い切れないほどのことがあるから。/ずっと残るから。

グループ発表と共通課題の追究
 一斉
【「この命の輝きを」とはどういうことだろう。】
 輝きを忘れない。/大切にしていこう。/親にも、お世話になる人にも感謝しよう。/命を次の世代に繋げよう。/命は一番大切にしないといけないもの。自分だけじゃなく人のためにも使うもの。/最後まで守るもの。/命の輝きは永遠/自分一人で作るものではない。例え気付かなくても誰かが支えてくれている。/頑張って、一生懸命生きていくこと。/輝きをこれからも持ち続けたい。/他の人の支えになりたい。/時間を大事にし、精一杯生きるということ./努力で輝く。

学習をして分かったこと・思ったこと・感想
佐江子さんとお母さんは本当に一心同体だと思った。お母さんは佐江子さんのために免許まで取ってすごい。/どうしても生きたいから15時間もの手術をしてすごいと思った。/佐江子さんは死を覚悟したから、手紙で全ての気持ちを伝えたのだと思った。/自分の命がある限り、人のために尽くして自分の命を輝かせたいと思った。/この命が生まれたのは親が頑張ってくれたお陰なので感謝しながらこの命を繋ぎ通せればいいなと思った。私も親になったら、その子も次の世代へと命を通してくれるように大事に大事に育ててあげたい。/自分の命を大切にして、していることを投げ出さず頑張りたい。/私は佐江子さんより長生きしたいと思った。/何があっても前向きにポジティブに生きていこうと思った。/辛くても一生懸命に生きるということが分かった。/どんなに辛いことがあっても生きていこうと思った。母親に「ありがとう」という言葉をたくさん言っていきたいと思った。/佐江子さんは14歳の若さで15時間の辛い手術に耐えてすごいと思った。生まれてずっと心臓病で嫌なこともあったと思うけど、14年間生きたことはとてもすごいことだと思う。亡くなってからお母さんも大変だったと思うけど、前向きになって手紙を書くことは私ならできないかもしれない。とても前向きだと思った。/母や父、姉妹に感謝しながら命を大切にして生きていこうと決心した。佐江子さんはすごく頑張ったので感心した。考えや感想がたくさん書けたし発表もできたので良かった。これからは命(時間)を大切に佐江子さんのお母さんのように前向きで過ごしたい。/佐江子さんは感謝を言葉に表しきれなかったと思う。普段から家族や友達、先生やたくさんの支えてくれる人に感謝しようと思った。手術で失敗してしまうかもしれないのに、それに立ち向かうのはすごい。/生きることの大切さがとてもよく分かった。/佐江子さんは病気をもっていても一生懸命生きているからすごいと思う。お母さんはサポートを続けてすごいと思った。/佐江子さんは亡くなってしまったけど、お母さんの心の中で生きているんだと思った。佐江子さんと母の気持ちが通い合ってるんだと思った。佐江子さんの14年は楽しかったと思う。/良心をもって生きたい。将来人の役に立つことをしたい。/いつ自分が病気になるか分からない。健康な体にすごく感謝したい。一生懸命に生きたい。/母を大切にしながら感謝して生きていきたい。こういう人達を受け止め、人の気持ちになって生きていこうと思った。/「この命の輝きを」とは、一生懸命生きていくことだと思う。/命は大切だともっともっと分かった。もっと一生懸命いきていきたい。/将来人のために役に立とうと思った。/佐江子さんは最期までお母さんに感謝の気持ちでいっぱいだったと思う。私も佐江子さんを見習いたい。/佐江子さんはなぜ手紙で残したのだろうという課題で、私は分からなかったけど、一つ一つに理由があったんだなと思った。/私は今の自分の命(時間)を大切にして、人の役に立ちたいと思った。それに私が今知っていることを次の世代に伝えていきたいと思う。/「ありがとう」という感謝の気持ちが輝きだと思った。佐江子さんは手紙を書いてから、お母さんに対する気持ちがとても変わったと思う。/命を大切にして、これからも友達との人付き合いを大切にし、懸命に生きたい。/佐江子さんは天国で幸せに暮らしていると思う。/病気はとても辛いということが分かった。これからは病気にならないよう気を付けたい。






     





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