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Indonesia  3   それぞれの祈り
アラブ・スクウェア(スラバヤ)のメジッド・エンプルにて

 彼はベチャワーラー。キャキャ門の前で「どこに行くのか」と、我々に声をかけてきた。行きたい場所を言って値段交渉。こうして我々は彼のベチャで旧市街を観光した。
 ← これが「ベチャ」。体が資本のキツイお仕事だと思う。どのベチャも、修理に修理を重ねた古いものばかりだった。彼のように若い人もいるが、年を取った人もたくさんいた。地元民を乗せることが多いが、英語がしゃべれると観光客を相手にできるので、収入はぐんと良くなるのだろう。
 メジッド・エンプルに着くと、彼はもう我々には目もくれず、足・手・額、顔を水で清め、スパッとGパンをサロンに履き替えた。そして、目を伏せてドアの前で(エンプルの中には入らず)、小さな小さな声で祈り始めた。 →
 
冷たい石の床の上には昼寝中の人も結構いた。→

 ↓ 祈っては、額を三度床に擦りつけていた。後で、何を祈ったのか聞くと、幸運を感謝し、今後の幸せを願ったと言っていた。 
 サロンは小さな袋に入れて持ち歩いていた。いつも都合のいい時間に祈るのだそうだ。(接客中なのだから、日本ではあり得ないとは思う。) じーっと内面を見つめているかのようだった。1日5回も、しかも毎日、この行動を繰り返すことが、私にはちょっと信じられなかった。が、座禅とか、メディテーションなどと一緒で、祈るという行為は、精神的にとても良い働き(脳の浄化、ストレス軽減など)をしているのではないかと思った。

 ・・・そう言えばスリランカでも、トゥクトゥクのドライバー(→「スリランカの思い出」のドバイバーの項)は、テンプルの前で手をあわせていたなぁ。お客がいようといまいと、信仰って、本来こういうものなのかもしれないなぁ、などと思った。
 
 空港にもカーペットを敷いただけの小部屋がいくつかあり、何をする所か分からなかったのだが、もしかしてムスリムのための祈りのスペースだったのだろうか。スカーフをつけた女性がたくさん出入りしていた。
 

 余談だが・・・私はドライバーに関して、決めていることがある。英語が話せる人っていうのは大前提だが、他に、
1 声をかけてきた人の車には乗らない。←あれこれ余計な場所を推薦してくることがあるから。
2 若い人にする。←誠実な人が多いから。
3 顔の優しい人にする。←意地悪顔の人は、自分のペースに乗せようとしたり、こちらの気持ちを汲んでくれないことがあるから。
 今回は、1を満たしていなかったが、まぁ例外ってことで・・・


ティルタ・エンプル(ウブド近郊)
 バリ島独特の「バリ・ヒンドゥー」のスンバヤン(お祈り)
 お寺の参拝にはサロンを着けなければならない。白と黄色はホーリーな色で、お寺参りの時に身に付ける正式な色なのだそうだ。それに対してお葬式の時は、何色を着てもよいのだそうだ。
←↑頭に聖水をかけてもらい、その水で額を湿らせて、米粒を貼っていた。

↓ 風が吹いてすぐに取れてしまったが、プラ・タナロットのお参りでは、私も聖水で顔を洗い、プリーストらしき人から額に米粒、、耳に花を挿してもらった。
↓ 早朝、ボロブドゥールのムンドゥ ブディストモナストリでエンプティーメディテーションをした。
  物音ひとつしない、静寂の世界だった。
 ボロブドゥールでは、自然神を崇拝している
人とも話をした。人によって違うが、その人は
石にパワーを感じると言っていた。
 
 ムスリムの女性に聞いた話では、スカーフ
は市場に行く時だけで、普段の生活では着け
ていないのだそうだ。

 ちょうどラマダーンだったが、インドネシアで
は、レストランが開いていないなどと苦労する
ことはなかった。水も他人を気にせず、ぐびぐ
び飲んだが、もしかしてちょっと失礼だったの
かもしれない。


モスク
 インドネシア全体では、イスラム教徒は87%でマジョリティだ。街には、ほんとにあちこちにモスクがあった。
 そして、ミナレットからは、「アッラーフ・アクバル」の4度の繰り返しから始まるアザーン(礼拝の呼びかけ)が毎日5回、大音量で流れていた。インドネシアのアザーンではないけれど、音声はこちら。興味のある方は、聞いてみてね。私も、初めはうるさいと感じていたけど、度々聞いていると、心に染み込むような、落ち着くような、そんな気分になっていた。→「アザーン
 早朝4時にはもう人々が集まり、導師(イマーム)の説法を聴いていた。↓
← 屋根だけしか写せなかったけど、街のモスク・・・。シンメトリーの美と言うか、抜群の安定感とでも言おうか、この美しさには心惹かれる。



 いろいろなミナレット↓→
イスラム建築の美しさについては、こちらもご覧になってね。
→「Islamic Cairo」と、「ダフシュール」のページの一番下
家寺(各家のテンプル)
 バリでは、各家が皆、自分のテンプルを持っているのだそうだ。日本の神棚みたいなものなのかなと思った。バリは「プラウ・デワタ(神々の島)」と呼ばれている。 
↑← 家寺では、明後日(8月17日)のフルムーン・インディペンデンスに向けて、お祝いをする準備をしていた。

 ↓普通の家や、ホテルの玄関も、何だか随分お寺っぽかった。

 家の玄関には、毎日手作りのチャナンを飾る。しかしながら、前日や前々日のチャナンは、どうやら片付けないようだ。猫に食べられたり、腐ったりしていた。  チャナンの材料は、花やバナナの皮、米、小魚など。毎朝市場で買うのだそうだ。市場には既製品も売っていた。
 ドライバーは車に妻の手製だというチャナンを飾っていた。
 満月の日には大きいチャナン、小さい月の日には小さいチャナンを作るのだそうだ。
もしやこれもチャナン・サリ?玄関先につるされていた。↓
石段にきれいに整列 玄関に一輪

 

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