++ 八王子よみがえりフェスタ 「本地地区3神楽団衣装納め奉納」 ++

 


 家を出発するのが遅くて、最初の2演目は見られなかったのだが、3演目目からは目をらんらんと輝かせ、しっかり鑑賞した。

 会場は既に満員で、一番後ろ、ゴザも敷かれていない通路のような所に寝袋を広げて陣地を作り、鑑賞した。

 本地地区の神楽団は、今まで鑑賞したことがなかったのだが、きっと大変な練習を積み重ねているのだろうと想像できる、素晴らしい身のこなし。素敵だった。
 
 特筆すべきは、合同神楽団の存在だ。(3演目目) 違う神楽団同士が一緒に公演。2人や4人で揃って舞っていても、それぞれの神楽団の伝統によるのだろうが、まるで個性が違う。それでいて絶妙なバランスがとれている。魅力と魅力のぶつかり合い。かっこ良かった。もっともっと観たかった。

 最後の「山姥」は、母子の別れが悲しくて涙が出た。好演だった。神楽を観て泣いたのは、初めてかもしれない。

           【 演 目 】
1.神隠し 山王神楽団
2.塵倫 山王子ども神楽クラブ
3.熊襲征伐〜日本武尊〜 本地合同神楽団
4 滝夜叉姫 本地中組神楽団
5.悪狐退治 上本地神楽団
6.山姥 山王神楽団

「塵倫」山王子ども神楽クラブ
 
 舞手達は、みんなあでやかな衣装だった。マイクを持って挨拶している奏楽の子は、2年生なんだそうだ。

「熊襲征伐〜日本武尊」
本地合同神楽団
  これにはもう、興奮した!素晴らしい舞だった。それぞれの独自性が保たれながら、それでいて調和している。見応えがあった。扇さばきも素敵だった。

 そして・・・、この衣装の美しさたるや、もう言葉で紡ぎきれない。うっとりだ。ひとさしひとさし、針子たちは、どんな気持ちで制作するのだろう。制作現場にお邪魔してみたい気もした。
 





 更に興奮したのが、この、お酒を呑んだくれるシーンなのだが、もうかっこいいの何のって、豪快で凜々しくて、ドキドキした。



・・・で、涼しい顔して出てくるんだよね、いい人役が。(日本武尊) さんざお酒飲ませておいて退治しようなんて、いい人なんだか悪い人なんだか。私にとっての主役はやっぱり熊襲たちだ。



 最後には必ずやられちゃうんだけどね。

 この合同神楽団、若手中心なんだそうで、団長さんは19歳なんだとか。役者たち、みんな舞にキレがあって、スピード感も十分だった。

「滝夜叉姫」本地中組神楽団
 
 どんどん恐い顔(面)に変わり、最後は素顔で死んでいった。恨みの感情に支配された、意志の強いオンナを好演していた。面の早変わりにも惚れ惚れした。

 

「悪狐退治」上本地神楽団
  登場の仕方、かっこ良かった。いきなり舞台に躍り出る悪狐。後で客席に降りて記念撮影するなど、やや間延びしたシーンもあったけど、それも地元ならではのサービスなんだろうなとは思う。
 こちらの玉藻御前を演じた役者さんは新婚さんなんだそうで、客席から温かい拍手をもらっていた。玉藻御前って、知らなかったのだが、神楽を観ると歴史の勉強にもなる。時の権力者から悪者扱いされて、かわいそうな身の上の女性だったのかもしれない。

 ↓悪狐が矢に倒れるシーンのイナバウワーは素晴らしかった。



「山姥」山王神楽団
 悲しいお話だった。母親って何なんだろうね・・・と思った。私も子どもの幸せをただひたすらに願い、力を尽くし、死んでゆけたらそれで本望だと思う。

 しっかし、その頑張ってる母を「山姥」だなんて呼ばないでほしいわね。


 美しい衣装も必見。毎日だって眺めていたい。




この後、豪華景品付餅まきがあった。空中を豪華景品付のお餅が飛んでいくのは何度か見たが、拾ったのは普通のお餅1個だけ。いつも私はこういうのには縁がない。


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