せかいでひとりだけのじぶん(1年:学級活動)

はじめに 
 
 人に誉めてもらうと、誰でもいい気持ちがする。「自分もなかなか大したもんだ。」「嬉しいな。」「この人は私を見ていてくれたんだな。」「もっと誉められたいな。」etc〜、自分に少し自信が持てるようになる。

 自分の存在を、世界でひとりだけのかけがえのない存在として分かるようになれば、毎日がより楽しくなるだろうし、自分を大切にしたり、友達の大切さに気付いたり、よりよい交友関係を築いたりするのもだんだん上手になってくるだろう。
 
 そうした力の育成を目指し、本学習を計画した。

学習のねらい 
 
 自分が見つけた友達のよさや、友達が見つけた自分のよさを知り、誉め合う喜び・受け入れられる喜びを味わう。

学習の流れ 
 
(1) 友達のいいところやがんばった場面を、班で相談して「いいところカード」に書いた。

「書くことがいっぱいあるぞ」 「どんなことを書こうかな」

(2) みんなの「いいところカード」を見合って、同じ考えのところ・共感できるところに
  シールを貼った。

「うん、うん、そうだな。ぼくも貼ろう。」 「こんなにいっぱい貼ってもらったよ!」

(3) 自分の「いいところカード」を見て、感想を発表した。

子どもの感想(発表より)  
 
・ 物知りって言ってもらえたから嬉しいよ。
・ サッカーには自信があったんだ。
・ シールがいっぱいになったよ。
・ こんなに貼ってもらえて嬉しい。
・ 進んで働いたんだよ。
とってもシンプルな板書(^^;;; ルール

人権教育の視点 
 
(1) 友達のよさを見つけ、誉めることができたか。
 なるべく前の班と同じことは書かないように言っておいたので、多少悩んでいた子もいたが、班で意見を出し合えるようにしたことが幸いし、予想していたよりは能率よくカードに書き込んでいた。友達関係がそう固定していない1年生だからこそできたのかもかもしれない。

(2) 自分のよさを知り、受け入れられる喜びを味わうことができたか。
 書かれていたことが、意外だった子も、予想通りだった子もいたようだった。どちらにしても、人から誉められるのは心地よいらしく、みんないい笑顔をしていた。

終わりに 
 
 素朴な活動だったが、金のシールに目が眩んだのか(?)、みんなとても嬉しそうだった。出来上がったカードをもらった後で、自分で金シールを「いいところカード」に追加していた子もいた。誉め合う楽しさ、認め合う喜びが、どの子も体験でき、実りある1時間だったと思う。
 授業後、「いいところカード」を大事そうにランドセルに入れ、目を輝かせて子どもたちは帰っていった。

☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆

〜保護者からの手紙〜 
 
・ 友達が、自分のいいところをさがしてくれたことがうれしかったようです。
・ 自分の周囲の人の事を見つめ直し、理解する良いきっかけになったのではないかと思います。
・ 近年、自己中心的な事件が毎日のようにニュースから流れていますが、もっと他人に対し思いやる気持ちがあればと感じます。
・ 今日の授業の次の段階が参観できればいいなと思います。







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