平和を学ぼう 第1時(5年:総合学習)

<活動1>
 15年戦争及び太平洋戦争の原因や結果、原爆投下までの経緯等を、概要のみ話した。
 
 事前に、60年前の戦争について何か知っているかと尋ねたが、「おじいちゃんが戦争に行ったと言っていた。」と答えた1名を除き、全員が何も知らないと答えた。  
 
<内容>
・ 1931年9月18日の柳条溝事件と15年戦争。
・ 1941年12月8日の真珠湾攻撃と太平洋戦争。
・ 本土空襲、沖縄戦
・ 学童疎開
・ マンハッタン計画、7月16日の原爆実験
・ 7月25日の投下命令(広島・小倉・新潟・長崎より)
・ 3機のB29爆撃機、エノラ・ゲイ号
・ 1945年8月6日、広島は世界で初めて原子力爆弾による被害を受けた。

 今日は、戦争の概要のみに触れた。地元徳山の海軍燃料しょうと地下タンク・回天基地・向道ダム、そして徳山大空襲については、折りを見て是非とも詳しく話したいと思っている。
 他国から連行され、この徳山で強制的に働かされた人々のことや、市内にある朝鮮学校のことも、是非とも掘り下げてみたい内容だ。

<活動2>
 本時の感想を書いた。
 
 みんな静かに、真剣に、黙々と書いていた。  
 
<子どもの感想>
 原爆が落とされたのは、世界中で広島と長崎だけと聞いてびっくりした。
 広島にいた子どもたちはとてもかわいそうだ。もっともっと原爆のこととか戦争のこととか知りたい。
 日本が大陸ですごく悪いことをしたから仕返しされたと思ったけど、広島の人とかは何も知らず、悪いこともしてないんだから、原爆を落としてほしくない。戦争をしても全然いいことなんかないのに、なんで戦争をするのか不思議。
 私は戦争のこととか何にも知らなくて、中国や韓国の人がなんで日本人というだけで嫌うのか分からなかったけど、今日やっと分かった。
 早く、今すぐにでも戦争は全部なくなってほしい。
 なぜ日本は他の国に行って、そこの人を殺したりしたのか、詳しく知りたい。
 早く広島に行って、もっといろんなことを知りたい。
 今日話を聞いて、広島の人たちがすごくかわいそうで涙が出そうな以上だった。もう戦争はしないでほしい。
 60年前にこんなことがあったなんて初めて知った。こんなことがあったなんて、とても残念だ。でも、よく分かったからよかった。戦争が起こらないように努力したい。
 戦争をすれば、赤ちゃんだったら生まれてそんなに経ってないし、病気の人だって一生懸命治そうとしているのに、その努力が無駄になる。
 先生の話を聞いてとても悲しい気持ちになった。ぼくは「はだしのゲン」で知っていたけど、もっとすごい爆弾だった。
 ひとつの爆弾で、あんなに死んでしまうとは思わなくて、アメリカも悪いけど、日本も悪いと思った。
 徳山にも雨のように爆弾が降ったのはとても恐いと思った。
 ぼくの家族がそんなふうに死んだら、すごくショックを受けて泣いていると思う。平和が一番だと思う。
 戦争は2度と起こってほしくない。
 今度広島に行くけど、戦争で死んだ人の思いとか、よく勉強して帰りたいと思う。そして、ぼくも人に悪いことをするのはよくないので、人に優しくしたい。
 私がもし戦争の戦い相手だったとしても、戦いは絶対にしたくない。なぜなら世界に自分の命は1つしかないから。死んだ人はどんな思いで天国に行ったか、戦った人はなぜやめようと思わなかったか、原爆を落とした人はどうして落とそうと思ったかを聞いてみたい。優しい気持ち、助け合う気持ちが全くないなと思った。



<事後>   
 毎日2冊ずつ、本の読み聞かせをしている。読み聞かせの間中、教室はコトリとも音はしない。みんな真剣な態度で聞いている。
 自分から、戦争についてインターネットで調べて来たり、祖父母に聞き取りをしたりする子もいる。
 
 
<今までに読んだ本>
・ 丸木俊(絵・文)「ひろしまのピカ」
・ 那須正幹(文)・西村繁男(絵)「絵で読む広島の原爆」
・ 山下まさと(作・絵)「原爆の少女ちどり」
・ 奥田継夫(文)・梶山俊夫(絵)「お母ちゃん お母ちゃん むかえにきて」
・ うみのしほ(作)・狩野富貴子(絵)「おりづるの旅」
・ たなべまもる(文)・かじあゆた(絵)「そしてトンキーもしんだ」
・ 「わたしが小さかったときに」

<今後のこと>
歴史的事実を調べ、知るだけでなく、日々刻々と動く世界情勢に目を向け、
唯一の被爆国としての在り方を考えたり、かつての加害国としての責任を考えたり、
また、心の中の平和についてもしっかり見つめることのできる、
そんな平和学習にしたいと、今思っている。



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