...自分を見つめよう2(6年:総合的な学習)...



 第2回目の事前学習は、各種の資料を配布し、これまでの学習を整理した。


資料の内容
<子ども達の感想>
宿泊拒否事件について
 らい予防法はとっくになくなっているのに、病気も治っているのに、どうしてこんな差別を受けなくてはいけないのか。
 他のお客のことはただの言い訳。言い訳して収めようとしてずるい。
 このホテルは宿泊拒否したけど、他の所はそんなことをしてほしくない。



原告の訴え<1>を読んで
 食事の時使った皿を消毒するなど、どうして同じ家族なのに、そこまでするのかな。家のお墓に入れなかったのも、本当に無念と思う。
 せめてお骨を帰してあげないといけないと思う。
 自分の家族の葬式に呼んでもらえないなんてかわいそうだ。
 死んだらお墓に入れてもらえると信じていたのに、お骨さえも入れてもらえなくてひどいし、かわいそうという言い方は失礼だけど、ほんとにかわいそうだ。父母は申し訳ないと思わないのか。
 母親にまで差別されて悲しかったと思う。母や父と一緒に眠ることができないのも悲しいと思う。
 生きている間も辛かったと思うし、亡くなってからも望みが叶えられないのはおかしい。
 自転車で何時間もかけて実家に帰ったのにあまり歓迎されなくて、食事も別にされて、食器も消毒されたのは、あまりにもひどい。
 家族に迷惑をかけないようにしてきたのに、ひど過ぎる。自分の子どもがかわいくないの?



原告の訴え<2>を読んで
 こんなに派手に消毒したら差別がひどくなると分からないのか。どれだけ人を苦しめるのか。
 とっくになくならないといけないのに、差別は今もある。お姉さんはまだ差別を怖がっているのだな。



第2回事前学習後の
一言感想(11月5日)
 まだ現実には付いていけないけど、これからもう少し現実を知ろうと思う。今の日本は差別なんかしてカッコ悪い。
 今日の授業で、「差別はなくそう!!」と思った。
 今日、たくさんの事を知って、差別されている人の気持ちが少し分かった気がする。
 少し体が違うだけなのに、差別するのはいけないと思った。じろじろ人を見るのはダメだと思う。
 差別心を持っている人は心が狭いと思った。
 ハンセン病になった人は苦労の末、治っても差別されているので、すごくかわいそうだと思う。
 世の中には、こんなかわいそうな人がいるなんて、改めて分かった。これから私に何ができるかを考えていきたい。
 こんなつらい思いをしている人がたくさんいると思うと心が痛む。
 世の中には、苦しんでいる人がいる。見た目や病気(治っている)で差別を受けている人々もいる。もっと知りたい。
 差別のない社会がいい。
 多くの人が差別していることを知った。とてもひどい。自分がされたらどんな気持ちか考えた方がいい。
 今もこんな差別があるなんて知らなかった。
 前より世の中のことがもっとよく分かった。まだまだ知りたい。今こんなに元気に暮らしているなんてすごい。私には無理だ。
 今日の学習で元患者の訴えや、当時の様子が今までよりも詳しく分かった。差別は絶対にいけないと改めて思った。
 元患者のみなさんは、大変なたくさんの差別を受けてきたことが分かった。なぜ差別するのか、そこまで差別する必要はあるのか。
 今日の勉強では、差別のことがいっぱい分かった。当たり前のことができないことにショックを受けた。
 差別はいつまで続くのかなと思った。
 差別される人の苦しみがよく分かった。
 どんな病気に罹っていても(罹ったことがあっても)、生きていることに変わりない。だから差別は絶対にだめだと思った。
 ホテルの宿泊拒否には驚いた。ホテルの経営者も拒否することがあるのかなと思った。
 今までとても苦しい思いをしてきたので、こんな差別が二度とない世の中になってほしい。
 差別せずに誰にでも接したい。差別は人間のすることじゃないと思った。これからはみんなと仲良くしたい!
 少し体が悪くても、やっぱり人は人なので差別はひどい。人を消毒風呂に入れて指示する人には、何の気持ちもないのかと思った。
 太田国男さんはよく頑張っているな。
 本当に差別をなくしてほしい。こんな差別があるから一般社会で生活しようとしてもできない人がたくさんいる。家族に歓迎されないだなんて、一番信じていた人にそんなことされたら私は生きていけないと思う。
 正しい知識があれば差別をする人は少なくなると思う。
 特効薬ができ、「ハンセン病」が「元ハンセン病」になってよかった。
 今日の勉強で差別の苦しさと悲しさがよく分かった。差別は「ダメ」と強く思った。
 差別は絶対にしてはいけないと思った。
 もし近くに元患者がいても、差別したりいじめたりしてはいけないと思った。
 家族だけでもいいから少しずつでいいから差別をなくしたい。
 今日もいろいろなことを知って、とても悲しくなった。

 少しずつだが子どもたちは、「差別」を自分の身近に置き換えて考えてみようとするようになってきている。

 次時ではいよいよ太田さんとお会いする。太田さんとの出会いが、子どもたちのこれからの人生に、大いに役立つ出会いになりますように。


                      
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