学級会をしよう(2・3・6年)

T小2年生で、学級会の持ち方についての事前指導をした。
担任に聞いたところ、1年生の時も、2年生になってからも
学級会の経験はまだないということだったので、
学級会のイメージが少しでももてるよう、
スライドを用いて、まずは学級会の基礎編を指導した。

スライド資料(一部)


なぜやるのかな?


どんなことを話し合うのかな?


例えば?


誰がやるの?

 このクイズには全員が正解した。
 「学級会は全員でやる。話合いも計画も実行も全員参加」ということが皆に分かったので良かった。

 この後、司会グループは、司会・副司会・黒板書記・ノート書記・提案者で構成することや、それぞれの役割を伝えた。

 それから、話合いのプログラム。
 はじめ10分が司会グル-プの自己紹介、議題と提案理由の確認などで、次の20分が話合い、最後の10分が決まったことの振り返りなど・・・ということを、プログラム表を見せながら説明した。

 プレゼント交換、飲食、人を傷つける発言等の禁止事項も確認。

 次に議題の決め方についての説明。




 
 ここが大事なところなのだが、前もって司会グループが話合いの「柱」を立てておく、ということについて例をあげながら説明した。

 それから、話す時と聞く時の注意事項の確認をした。







 
2年生の子ども達が飽きない程度の短さで、
学級会というもののポイントについて説明したつもりだが、
なにやら面白そうだと思ってもらえた手応えがあった。

学級会の開催が、子どもの自主性・主体性を引き出し、
生活面・学習面でも大いに生かされることを期待したい。

この後、学習の振り返りカードを配布し、記入させた。
議題カードは、よく考えて書くように、〆切を設けず回収したい。

どんなことを書いてくるか楽しみだ。


子どもの反応(振り返りカードより)
 だいたい分かった。早く学級会をしたい。
 
 授業でいつも先生がしていることを子ども達だけでしたら大変そうだ。
 
 いろんなことが分かった。議題や話合いの柱を考えたい。
 
 司会が忙しいことや、副司会の人も忙しいんだなと思った。

 よく分からなかったけど、ちょっと分かった。おもしろかった。

 早くこんなことをして、立派な2年生になりたい。

 学級会のことをもっと知りたい。

 面白かった。分かってきた。そんなことだったんだ。

 いろいろなことが分かって楽しかった。みんなで決めて、みんなでちゃんとできたらいいなと思った。

 まだよく分かってないけどやってみたい。よく分かりたい。

 学級会をもっと知りたい。議題が今日よく分かった。
 
 学級会を習って良かった。今度から司会とかを精一杯頑張ります。副司会になったら、司会の人にいっぱい伝えます。
 
 みんなで話してみたい。いろいろな役があることが分かった。

 学級会は、こんなに用意をしたり議題を決めたり司会グループを決めたり話合いの柱を立てたりするんだなと思った。

 よく分かった。聞いてよかった。

 早くこんなことができるようにしたい。難しそうだけど頑張りたい。

 とっても大変そうだった。

 みんなで決めてやるのはいいなと思った。

 司会はこんな大仕事があると知った。

 すごいことが知れて嬉しかった。

 学級会がしたくなった。

 司会の人は何をするかとか、黒板の人は何をするとかが分かった。 

これらを読む限りにおいては、今回の授業で
子ども達のワクワク感と、学校生活をより楽しくする意欲を
引き出すことができたのではないかと思う。

担任ではないけれど、少しは学級経営に貢献する授業が
できたことを嬉しく思う。
 


学級会をしよう(3年)

後日、T小学校2年生で行った指導とほぼ同じ内容で、
K小3年生でも授業した。

その時の子どもの反応は以下の通り。


振り返りカードより
みんなの迷惑にならないようにしたい。

みんなのことを考えて行動したい。

みんなの気持ちを分かるようにしたい。

発表する時、聞こえる声で言いたい。

係の仕事をみんなのために考えたい。

自分たちで頑張りたい。質問もよくしたい。迷惑にならないようにしたい。

自分達で全部考えるのは難しそうだなと思った。

1回は手を挙げるようにする。

みんなの意見をちゃんと聞いて、みんなのことを考えて行動したい。

みんなが楽しくできるようにしたい。

学級会はいろいろなことが話し合えることが分かった。みんなのことを考えて話し合いたい。

大きな声で発表したい。人が話している時は喋らず聞きたい。

議題という言葉があったとは知らなかった。

仲良くなりたい。

司会者になりたい。もしなったら、みんなに聞こえる声ではきはき言って進めたい。せっかく学級会をやるからみんなと仲良くなれるから頑張りたい。

まとめることなどを司会の人に伝えたり教えたりしたい。

当てられたら発表できるようにしたい。

学級会があると友達ともっと仲良くなれるから学級会でけんかにならないようにしたい。

先生の話をよく聞いてちゃんと覚えたい。

司会は忙しいんだなと思った。

学級会は先生の手を借りず、みんなで協力し合ってやることが分かった。人の話を良く聞きたい。

自分だけ楽しいのではなく、みんなが楽しくけんかがないようにしたい。みんなのことを考えてやりたい。

みんなのためになることをしたい。

伝わるように発表したい。

発表の時大きい声で発表する。

みんなで楽しめる議題を考えたい。自分の意見をちゃんと言いたい。 

発達段階から言えば当然なのだが、
3年生は2年生よりも、よりクラスメイトを意識して
生活している様子が見て取れた。

学級会は集団性を育てるのに、大いに役立つ時間となるだろう。

今後どのような議題が集まり、どのような話合い活動となるか楽しみだ。

このクラスは児童数が28名なので、
担任とも相談し、司会グループは
司会1名・副司会1名・黒板書記2名・ノート書記1名・提案者2名の7名とすることにした。

まだ議題の提案が出揃っていないが、似た内容もあることが予想されるため、
提案者は2名とする。

他の5役は、全員が経験することができるよう、持ち回りにしたい。

取り敢えず第一回学級会の司会グループメンバーを決めるため、
希望調査を行った。提案者が決まり次第、司会グループも決定し、
準備を始めたいと思っている。

話合いの手順や、司会の心得などをまとめた「学級会ノート」も作成し、
全員に配布した。

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K小3年生のクラスで集まった議題一覧
提案内容 提案理由
ルールを守る。

クラス遊びでけんかにならないようにしたい (5)
クラス遊びをやめるか

クラスみんななかよくする

仲良くけんかなく遊ぶ

みんなと遊ぶ時間を増やしたい

クラスマッチ

風船バレー


けんかやいじめをなくしたい

にっこり笑顔であいさつをする

3年1組の遊びを作る

ポートボール大会

雨の日の遊び

読書発表会


紙飛行機とばし大会

係決め

じゃんけん列車

親切にする
けんかをおこさないため

いつもけんかになるから(4)
けんかになったら楽しくないし進まないから これではみんなが楽しめないから

クラス遊びでけんかをするから

遊んだら楽しいから

みんなの絆を深めるため

クラスの思い出を作りたい

「みんな1回やる」をめあてにすれば、みんなが楽しくできると思う

けんかがなかったらもめない

なかよしになれるから

遊びが決まらない時にそれをやる

今体育でやっていておもしろい

雨の日に一人でいる人がいるかもしれないから

紹介したい本があるし、みんながどんな本を読んでいるか気になる

いろんな紙飛行機があるから

譲り合いながらじゃないとけんかになる

勉強が苦手だから

すぐにできるから。

人のためになる
このクラスでは、クラス遊びに関して多くの子どもが問題意識を持っていることが分かった。
みんなが納得できる方法で、改善策を話し合っていきたいものだ。
司会グループと提案者は担任が決めることになったので、
しばらくは様子を見守りたい。




学級会をしよう(6年)

これまでと同じ内容で、K小6年生でも授業した。

その時の子どもの反応は以下の通り。
 副司会がいたら、1人で司会をするよりは大変にはならないと思った。話合いが止まることはなさそうだ。
 
 黒板書記などもまとめるのは大変なことが分かった。

 私の知っている司会の仕方は、ただ発表させてまとめるだけだったけど、他にもいろんな事が必要なことが分かった。

 みんなで協力して話し合いたい。

 みんなが意見を言わないと学級会は成り立たないことが分かった。

 クラスの問題を解決させる方法が分かった。

 学級会は大切なことだと分かった。クラスの全員が参加しないといけない。
今までやったことがないし、どんな話をしたらいいか分からないけど、楽しそうだと思った。
自分の意見もちゃんと言って、反対意見もちゃんと言わなければいけない。
学年に合った議題を決めたい。

 それぞれの役割が分かった。司会の時は、空気が静かにならないようにしたい。
やって終わりではなく、その話合いの中で、自分の力になることを見つけながらしたい。

 私は司会が苦手で、まとめたりするのが上手にできないけど、この話を聞いて、こんな風に仕切るとか、
こんな時はどうすればいいかとか、たくさんのことが知れていろいろ分かった。自分の主張が大事だ。

 柱がないと話がそれたりするので、柱はとても大事だと思った。

 自分の意見を言うことが大事だと分かった。勝手な行動はしない。

 学級会は五年の時にやったけど、その時に気を付けていなかったことが今日たくさん知れて良かったと思った。
司会はやったことがあるけど、他の仕事はまだないので、やってみたい。

 学級会は時間がかかりそうだったけど、クラスや学校のためになるからいいと思った。

 学級会をすることで絆が深まると思った。学級会の時は、自分勝手な行動はしない。

 出し合う、比べる、まとめることが大事だと分かった。早く学級会をやりたい。自分の考えをもつことが大事だと思った。

 学級会をすることで問題が解説されるなど、クラスがよくなることが分かった。

 学級の全員が話せるようにしたい。工夫して発表すると分かりやすいと思った。

 意見を出し合うよう気を付けたい。手を挙げてはっきりと最後まで話すことが大切だ。
いろんな人の意見で学級会は成り立つ。

 今まであまりやったことがないけど、どんなふうにやればいいのかよく分かった。司会の人は、
いろんな人を指名したり、意見をまとめることが大切だと分かった。

 学級会の流れや発表する時のマナーなどが分かった。
 
 クラスや学校のためになるようにしたい。

 たくさんの役目があり、話合いの柱がどんなもので、どうやって立てるか知ることができた。

 自分から言わなければいけないことに気付いた。自分の意見をもつことが大事だ。

 学級会でどんなことをするのか、どんな役割の人がいるのか分かった。する時はきちんと自分の意見を言いたい。

 協力して話し合い、はっきり分かりやすく説明したい。

低中学年の児童より飲み込みも早く、すぐに議題を書いて提出する者もいたし、
司会グループになった時の役割の希望調査も時間内ですることができた。

ただ、司会を第一希望にあげた者が34名中わずかに2名。
ちょっと怖じ気づいているのかもしれないが、もっと積極性を見せてほしいものだと思った。



それから、
小学校を卒業する直前になっても、こうしたベーシックな学級会の手順をほとんどの子ども達が身に付けていなかったということは
小学校教育の大きな欠陥だと思う。

話合いは民主主義の基本だ。
子ども達にそうした手法を学ばせきれていなかったことを我々は大いに反省し、
改善させなければならないと思った。







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