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動物の権利 〜 犬猫編 〜

(6年:道徳)
 
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 2月20日(土)の朝日新聞の記事を紹介した。
 徳島県と奈良市で、移動するトラックの荷台に犬猫用の殺処分機械を設置し、火葬場までの路上で殺処分を行っているというもの。
 住民が施設での殺処分を認めなかったために、処分場所を選定しなくて済むトラック上で行うことにしたそうだ。
 「誰もが見たくないものを押しつけあった結果だ。」という動物愛護団体の代表者の声も載せられていた。

 子ども達は、これまでの道徳学習で、全国で犬猫が大量に殺されていることや、どのように殺されているのか、なぜ殺されるようになったのか、また、ペットショップの功罪やパピーミルの概要等、学んできている。
 命を奪うことには反対だ。だが現実に不要犬猫は、今日も大量に施設に持ち込まれている。どうすればいいのだろう。考え、行動しなければ現実は何も変えられない。
<子ども達の感想>
「もううちでは飼えないからいらないや。」とか、そんなことで私達人間は犬や猫を捨てているのだ。犬や猫は飼い主とず〜っと一緒にいたいのに。なのに人間はその気持ちを分かっていない。犬や猫は飼い主の前で静かに楽に死にたいと思ってると思う。

 ぼくは、犬や猫をトラックの荷台で殺すほど、軽い命ではないと思う。年間5000〜1万匹をこんな残酷な方法で殺すのは、やめた方がいい。その前にペットショップをなくしたらいいと思う。国は、犬や猫を助けるのに予算を使ったらいい。

 施設で処分できないからって運搬車で殺すって、びっくりした。

 二酸化炭素で殺されて、とても苦しいだろう。

 犬はちゃんと育ててあげるのが普通なのに、捨ててトラックで処分って、とてもかわいそうだ。

 野上ふさ子さん(「地球生物会議ALIVE」代表)の言う通りだと思った。国もこういうことにもお金を使ってほしい。外国では、もうすぐ殺される犬たちをテレビで紹介する番組があるって聞いたことがある。

 犬や猫を飼う時は、最後まで飼えるかどうかまで考えてほしい。飼えなくなっても他に飼い主を探してほしい。

 何で犬や猫はこんなことされるのだろう。何も悪いことをしていないのに。悪いのは捨てた人間だ。

 人間も動物も命は同じだ。人間はこんなことまでするとは。

 ただかわいいとか、癒しがあるからといって飼って、いらなくなったら捨てる人間が悪い。飼うっていうことは、命を育てるということを飼い主は分かっていないなぁと思った。こういうことはしないでもらいたい。

 これと同じような本をみたことがある。それで、「運搬車内で」って言っていても悪いのは飼い主なのだから、それを「ここで殺すな!」とか言ったってしょうがないと思う。だからセンターの人を責めるんじゃなくて、飼い主を責めるのが正解だ。その犬がいくら顔がかわいくなかろうが、言うことを聞かなかろうが、それは命なんだから、ちゃんと死ぬまで飼い続けるべきだと思う。

 人間の自分勝手な理由のために、何の罪もない犬猫がたくさん殺されなければならない。絶対に正しいことではない。人はもっと生き物の命を大切にしないといけない。

 そのトラックを買うお金で育てたり、去勢したりすればいい。

 みんな無責任だ。そのうち犬も猫も絶滅すると思う。これからは自分のペットを捨てる人を見つけ次第、ちょっと罰を与えた方がよいと思う。なんか「処分」という言葉を使って、うまいことまとめているけど、結局「殺人」と同じ事だ。そんな人間が人殺しをした人間を裁く資格はない。「処分されてかわいそう。」と思うだけではいけないと思う。なるべくそういう気持ちを行動に移した方がいいと思う。でも、それにもお金が必要なので、世の中結局お金なんだなぁって思う。でも、それは言い訳じゃないかとも思う。
終末では、English teacher、Benjaminが書いた、子猫の里親探しの手紙&子猫の写真を紹介した。

<Benが書いた手紙の内容>
 猫をこよなく愛する全ての人達、そして猫が大好きな私の友達へ

 私の大好きな猫Yaoの新しい飼い主になってくださる方を探しています。
・・・・(中略)・・・・
 Yaoは、よく外に出ていきますが、部屋の中で人と一緒にいるのも大好きです。彼は、じゃれるのが大好きで、犬のように「取っておいで」の遊びだってします。彼はシャイな性格で、最初人見知りもありますが、何度か食べ物を与えているうちに懐いてくれるようになります。
 全ての予防接種と去勢手術は済ませています。獣医さんから、彼の健康状態はパーフェクトだと言われています。トイレの躾は完璧です。家の中では自分のトイレボックス以外で粗相をしたことは一度もありません。 また、畳やベッド、壁紙などを引っ掻くことも決してありません。
・・・・(後略)・・・・
 終末で紹介しただけなので、Benの手紙についての反応を、時間内に、つぶさに見取ることはできなかったのだが、
みんな心が動かされたようだった。

たくさんの命が、残酷な方法で奪われている現実を何とかするためには、
どんなにささやかなことであっても、行動することが大切だ。

「親戚のお兄さんが猫好きだから聞いてみるよ。」とか「登校班の人に聞いてみる。」など、
飼い主探しに協力しようとしてくれる子どももいた。
小さな、しかし偉大な第一歩だと思う。
マザーテレサも言っていた。「無関心が一番悪い」と。

Yaoの新しい飼い主が、無事に見つかりますように。
そして、全ての犬猫、その他の動物たちが、人間の都合で殺されたり、
無理に産まされたり、声帯を切られたり・・・、悲惨な目に遭いませんように。

もちろん、このクラスで学んだ子ども達は、
弱者の痛みを想像せず、他者の権利を侵害するような、そんな大人になりませんように。
::  卒業まであと16日!   ::
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