だれとあそぼうかな(3年:道徳)


1 資料名  だれとあそぼうかな
2 ねらい  多くの友達とふれあう良さを考え、明るく振る舞って進んで世界を広げようとする心情を養う。


【学習の流れ】
 まずは、入学やクラス替えの時の経験を想起させた。人見知りしたりされたりした経験、しぶしぶ遊んだ経験・・・、誰でも知らない人に接する時は緊張感があることを話した後、知らない人、または初めて同じクラスになった人に話しかけるのは得意か不得意か、挙手をさせた。ここでは得意8名、不得意21名であった。ここで、自分と違うタイプの人もいることを確認させた。

 次に、本時で扱う資料の内容を簡単に紹介した後、一斉に資料を音読させた。あらすじを話した後だったので、内容把握は割合簡単だったのではないかと思う。

【資料のあらすじ】
 まいちゃんは、1年生の時から同じクラスのさっちゃんが大好き。3年生になっても同じクラスだったので大喜びした。
 3年生になってからは、ひかりちゃんとも仲よくなり、3人で遊ぶことも多くなった。
 だが時々さっちゃんがひかりちゃんと2人でいると、まいちゃんはとても寂しくなる。
 
 ある日、まいちゃんはさっちゃんにドッジボールをしようと誘われた。
 まいちゃんはさっちゃんと2人で遊びたいのに、しぶしぶ参加。
 
 しかし、終わってみると、とても楽しかった。たくさんの人に声をかけられ、友達が増えた気がした。

 

 音読の後、みんなで遊んだ後のまいちゃんの気持ちを考え、ワークシートに記入させた。
 児童の反応は以下の通り。

【みんなで遊んだ後、まいちゃんはどんな気持ちになったか。】
 さっちゃん以外にも友達ができたから、さっちゃん以外の人にも話したり遊んだりできるかもしれない。
 初めはみんなと遊びたくない気持ちだったけど、遊んだ後はみんなと遊んで楽しくて、また遊びたい気持ち。もっと違う友達を作ろうと思った。
 みんなで遊んで、思ったより楽しかったし友達が増えたから嬉しかった。
 楽しかったからまた今度みんなと遊びたい。
 たくさん友達ができたような気持ちになった。
 とっても楽しくてあっという間に過ぎてしまった。
 遊んだらたくさんの友達ができた気がした。
 知らない人でも一緒に遊んだら楽しい。
 新しい友達はいいな。みんなで遊びたいな。みんなで遊ぶなら何でもいいな。
 遊んで良かった。




 中盤では、友達が多いと何が良いのかグループで話し合わせ、その後発表させた。
 ここでの児童の反応は以下の通りである。

【友達が多いと何がよいか。】 
友達が多いと、その友達の友達とも仲良くなれる。多いと休み時間に仲間外れをされることがなくなる。
友達がいれば助けてほしい時に助けてくれる。(助け合い) 仲間外れもない。
一緒に遊びたい時に遊べるし、頼りたい時に頼れる。
遊ぶ友達がたくさんいると楽しい。
どんな遊びでもできるし、友達が多いと楽しい遊びがもっと楽しくなるのがいい。
一人しか友達がいなかったら友達が休んだら遊べない。
いっぱい遊べて楽しい。
友達が多いと意見が多くなる。いろんな考え方を知ることができる。
友達が少ないより多い方が人数が多くて楽しくなる。
友達が多いと2人じゃできないことができる。
話しかける友達も多くなる。できる遊びが増える。
協力し合える。
みんなで遊ぶといろいろなことができるからみんなで遊ぶ方がいい。
勉強で分からないことがあったら席の近くの人に教えてもらえる。
人数が少ないと、できない遊びもある。
人が多いと盛り上がる。

 発表の後、私からは、いろんな人と知り合わないと、ずっと分からないこともあること、また自分自身への気付きも友達を通して見えてくることなどを話した。
 人は人との関係を通して成長することを伝えたかったのだが、うまく伝わらなかったかもしれない。ケンカをして初めて分かるようになったこととか、相手の気持ちを想像できたこととか、経験をもう少し掘り起こしても良かったかもしれないが、時間的な余裕もなかったのでここはさらりと流した。



 終末では、誰にでもすぐに声をかけられる活発な人や、なかなか話しかけられない人など、クラスにもいろいろな人がいることを再確認し、自分にできることを少しずつ増やして世界を広げようとする気持ちをもつよう伝えた。そして、これからどんなことに気を付けていきたいか尋ねたところ、次のような反応だった。

【児童の反応:気を付けたいこと】
私は友達を作るのが得意なほうだったけど、もっと友達を作ったり、知らない人にも話すのが得意になりたい。
どんどん知らない人に自分のよさを知ってもらって友達を増やしていきたい。
友達がいっぱいいるといいことに気付いた。友達を増やしていきたい。
友達を傷つけないで友達を増やしたい。
私は自分から声をかけて友達になるのは苦手だったけど、これからはできる限り声をかけて友達になりたい。
ぼくは知らない人と話すのが苦手だけど、今日の授業を学んで、知らない人とでも声をかけられるようになりたい。
知らない人と話すのは緊張するけど頑張りたい。
人と仲良くしたい。
声をかけて友達を増やしたい。
友達ともっともっと仲良くなりたい。遊ぼうと言ったり参加したりする。
知らない人にでも先に声をかけたい。もっと友達を作りたい。
みんなで遊ぶ良さを見つけられて良かった。
大人数で遊ぶ良さが分かった。
声をかけるのは得意な方だけど、もうちょっと頑張ってみようかなと思った。
これからは友達をいっぱい作りたい。
2,3人で遊ぶよりみんなで遊ぶ方がいい。誘われたら断らない。
いろいろな人と遊びたい。もっといろいろな人に声をかけたい。
友達を失わないように気を付けたい。
知っている人だけじゃなくて知らない人にも話しかけてみる。
ひとりぼっちでいる人に話しかけてあげることに気を付けたい。
これからも友達を増やしていきたい。誰とでも仲良くなれるようになりたい。
初めて遊ぶ人はちょっと恥ずかしいけど友達になれたらいい気持ちになるし、恥ずかしくなくなると思う。
ドッジボールでボールが来なかったら、すぐやめていたので、それに気を付けたい。
けんかをせず、友達を大事にする。
友達を傷つけないようにしたい。



 みんなで遊ぶ、多くの人とふれあう・・面倒くさいことも多々あるし、それが不得意な人も実際多いのだが、この授業が人と繋がることの良さを考えるきっかけになったのなら嬉しいと思う。
 多くの人とふれあって、多くの人の良さを知り、自分のことも分かってもらうようにすると、人生は数倍にも楽しくなるかもしれない。また、我慢や遠慮、主張の仕方などを知れば、人間として成長もすると思う。
 
 今後も人と繋がり合う良さを知り、自ら世界を広げ、充実した人生を送ってほしいと思う。



inserted by FC2 system