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世界の中の日本 〜「世界がもし100人の村だったら」〜 第2時

( 6 年 )
 
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第1時では、「世界がもし100人の村だったら」の内容についての教師の説明を聞き、読んだ感想を各自がプリントに書き込んだ。
第2時では、その感想を交流した。(感想をまとめたプリントを事前に配布し、その後、話し合った。)

友達の考えを知るという活動は、本当に子ども達を成長させるものだといつも思う。
知り合うことで、子ども達は自分だけでは気付かなかった視点を得、自分の考えを見つめ直すことができる。
友達への理解と尊敬を感じることができる。
社会を見つめる目も、一人学びの時よりも格段に進歩させることができる。

学び合う楽しさを知り、共同の良さを知ることが、良き社会人となる第一歩なのだとつくづく思う。


<話合いの様子>

・みんなのとてもいい意見を読んで、とてもいい勉強になった。幸せな国に生まれてきて心から感謝。日本ではトイレがあって友達と遊べて勉強ができて自分の家があってお父さんとお母さんがいて、おいしいご飯が食べれてとても幸せだと思う。私はよく「バカだね。」と言われるが、それも、友達がいて勉強しているからこそ言ってもらえるのだと思う。

・私は恵まれているのに、ちゃんとしていないと思う。世界の人々は苦しんでいるのにそれをあまり知らなかったからだと思う。

・こうやって文章を書いたり話したりできるのも幸せだと思う。

・世界には貧しい人達が教育も受けず子どもの頃から銃を持たされて敵を撃つなんてとてもかわいそうだ。


・みんなの意見を読んで、みんな僕よりとてもいい意見だと思った。ランドセルを寄付するってすごいと思う。

・ランドセルを寄付するのはとてもいい事だ。私のランドセルはそんなにボロボロじゃないので私も寄付したい。

・僕も寄付したい。

姉のランドセルも、世界のどんな国でもいいからあげたい。

・ランドセルの寄付は、早速世界に貢献しようとしているので素晴らしい。私も何か良い事を実行したい。些細な募金でも積極的にしていきたい。確かに日本は「地上の天国」だ。

・日本はとても裕福だ。私達がいつも普通にしている事が世界ではうらやましい事だと思う。字を書いたり計算できたりすることはとても幸せだ。日本は今平和だが、平和なのはごく一部の国だけだ。一人ひとりが気を付けるようにすれば絶対に世界中が平和になると思う。もし一人でも平和をおびやかす人がいれば、平和は来ないと思う。殺し合いをするのは人間だけだ。動物だって殺し合いはほとんどしない。人間は動物より愚かだと思う。


・世界ではまだ戦争が続いている。人々を亡くして、大人は何がしたいんだ。日本は戦争をやったけど、最後には負けを認めた。誰かが戦争を止めないと、また戦争が続くと思う。大人は考えが甘い。子ども達は良い大人から学ぶべきだ。

・数人が世界のお金の半分を持っているなんて、不平等だ。何百年・何千年、何億年かかったとしても平等になってほしい。不平等なのがこの世の中なのかもしれない。それを思うと悲しい。

・世界に貧しい国をなくしたい。

・みんなの言う通り、本当に幸せに暮らせているのだから、しっかり勉強して頑張りたい。
・みんなの意見・思った事を知れて良かった。

 不平等・貧困・戦争など、今後人類が解決するべきいろいろな問題に、子ども達は気付き、共有することができた。中には大人への不満・・・みたいな内容もあったが、人を責めたり、他力本願で待っているだけでは世界は変わらない。できることから始めよう、少しずつでも確実に。そんなことを私からは話した。

 寄付については、私も思うところはある。助けるつもりで実は貧困から抜け出せなくしている一面もあるのではないかということを、インドや中国での体験を元に少しだけ話した。

 ホー・チ・ミンの言葉(前時の記録のページを参照してね)は、カンボジアや韓国、アメリカなどの国歌と一緒に紹介した。歌詞を書いたプリントを配布すると、「すごい歌ばっかりだ。」「戦いの歌だ。」「野蛮な部分もある。」などと、みんな驚いていた。普段の生活では、帰属意識とか、民族のアイデンティティなど、あまり意識することもないであろうが、資料によって、少しは感じることができたのではないかと思う。



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